メモワール 写真家・古屋誠一との二〇年

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087815177

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  • 精神を病んで自殺した妻を写真に収め、記憶を写真として発表し続ける写真家古屋誠一。筆者との20年に渡る対話の中で浮かび上がる夫婦、家族の関係性。エピローグではパーソナルな事例から911、311における写真家の姿勢をリンクさせ、"写真を撮る"ことの本質に迫ったノンフィクション。深いです。

  • 写真家である著者が、外国に暮らすひとりの写真家について、また彼の作品について、問い、巡らした日々の記録。この本とであうまで古屋誠一について何も知らなかったが、冒頭の妻の写真は目に焼きついた。

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著者プロフィール

1968年長野県生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。新聞社カメラマンを経て1991年独立。アジアを多く旅して作品を制作する。また近年は日本国内の祭祀、自らの故郷である諏訪地域などを撮影している。紀行、ノンフィクション、小説なども執筆。近著に『まばゆい残像』『孵化する夜の啼き声』『深い沈黙』など。1997年『DAYS ASIA』で日本写真協会新人賞、2013年『遠くから来た舟』で第22回林忠彦賞を受賞。2021年に初監督映画作品『トオイと正人』で国際ニューヨーク映画祭、南京国際映画祭入賞。東京工芸大学芸術学部写真学科教授。

「2021年 『深い沈黙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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