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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784087815184
作品紹介・あらすじ
今、“豚をめぐる冒険"が始まる!
なぜ豚は、世界中で好まれ、そして、同時に激しく嫌われるのか? 豚の謎を追って、灼熱のアラブからチュニジア、イスラエル、東欧、極寒のシベリアへ。今、“豚をめぐる冒険"が始まる!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
豚をテーマにしたこの作品は、世界を巡る旅の中で、豚が持つ愛憎の二面性を探求しています。著者は、アラブからチュニジア、イスラエル、東欧、シベリアといった多様な地域を訪れ、豚にまつわる文化や歴史を独自の視...
感想・レビュー・書評
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豚を探して世界を巡る。全体に、特にシベリア編に漂う、あまりの行き当たりばったりさと言うか無計画ぶりには驚いた。これができるのは若いからで、こういうジャーナリストが一人くらいいてもいいと思う。
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牛の本というのはなぜかあんまり目にしないけど、定期的に引っかかってくる豚本。表紙もタイトルも豚度が高いのだけど、中身は豚をきっかけにした旅のエッセイといった感が強い。チュニジアの人たちは、ジャスミン革命と呼ばない、呼びたくない、といった話や、チェルノブイリでホットスポットを避けながらの話など、なかなかに面白い。豚本バブル(?)がなければ、もうちょっと冷静に評価できるけど…。豚を題材にした、自分と旅の本、といった感じです。
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ふむ
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ノンフィクション
動物
食 -
豚肉を食べない宗教に端を発した旅の記録。
「豚はいないか、なぜ食べないのか?」と、バルト三国やウクライナ、チュニジアなどをさまよいながら聞いて回るようなスタイルで、なんだか一緒になって豚を追いかけている気分になる。
食糧難の時代に豚が重宝された国があるかと思えば、なんでも食べてしまうから豚は不浄だとみなされる国がある。同じものでも、立場によって愛されもすれば憎まれもする・・・、ということが繰り返し書かれている。
知り合いを介して色々な人に話を聞いたり、図書館で調べものをしたりと精力的に行動しているので著者個人の考察はけっこう掘り下げられている。
でも、あくまで一旅行者が見聞きした範囲内のように感じるので、事実を公平に描き出しているとは言い切れないと思う。その点で、ノンフィクションというよりは旅行記かも。 -
世界で好かれ激しく嫌われる豚を巡るアラブ、イスラエル、東欧、シベリアへの旅。イスラム教やユダヤ教における豚の扱い、各地でのリサーチ、食肉や生贄儀式など妥協を許さない探究心に引き込まれる。食文化の違いから宗教や歴史まで考えさせられる良書。
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イスラム教徒がなぜ豚を食べないか。コーランの教えは秋なすびと同じ理屈だった?
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「豚」を追いかけ、ゆるゆるなツテをたどりながら、北アフリカから東欧・ロシアへと無謀な旅を続けるという狂気じみた理解不能ノンフィクション。嫌いじゃないです。
まず豚を追いかける動機の意味がよく分からない。それらしいことが冒頭に並べてあるが、「角煮に悩殺」とか一体何を言ってるのだろうか。
そしてよく分からないまま「アラブの春」渦中に単身チュニジアへ飛ぶ根性。戦場カメラマンなみ。
イスラム各国では忌み嫌われ、東欧では生け贄として捧げられ、ロシアでは人肉むさぼる独裁者スターリンにたとえられ、行く先々でその扱いが様々に移り変わっていく「豚」。
追いかけるほど遠ざかっていく。著者と豚との距離感が絶妙です。
この豚に対する異常なまでの執着心が伝わってくることが大事であって、動機とか目的とかゴールとかそんな細かいことはどうだっていいのである。 -
そもそもなぜ豚が飼育されるようになったのか?、禁忌とされるイスラム圏の実態は?そんな疑問を解決すべく、アラブから、イスラエル、東欧、シベリアへ足を運ぶ。なんとなく、宗教的に豚を避ける理由や、なぜ美味しいのかがわかったように思います。
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ピンクの表紙に惑わされて軽い読み物かと思ったら、違った。
宗教的問題も絡んだりするけど、天候と物流が豚を食べる・食べないを区別するという説は興味深く面白い。豚を追っかけて世界各地を調査するバイタリティには圧倒される。
個人的には豚を食べるならスペインで食べる頬肉が好きだな。生ハムもイイけどね。 -
人のいなくなった世界で、幸せに豚は暮らすんだろうな。
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ここまで調べるなら「宗教と豚」の論文を書けばいいのに。
シベリアで凍死しそうになって豚を追い、特に何の考察も感想もなく、だらだら会った人たちとのやりとりを書いて、ノンフィクションだと言われてもねぇ。 -
インパラの朝を読んで、著者の価値観と瑞々しい表現力に惹かれた。世界の文化・宗教を学ぶ者として、読まないわけにはいかないエッセイ。
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豚に振り落とされることなく、かろうじて終章に辿り着いた中村さん。その後、無事に帰国は出来たのだろうか…。安否確認の為にも、次回作をお待ちしております。
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豚を鍵に世界の文化や宗教を読み解いていく。私も思わず豚肩ロース買ってきて、ことこと煮込んでしまったよ。ルポルタージュには、冒険心、計画性、ジャーナリズム、感情、性などの要素どれかが突出したものも多いが、中村安希さんのはすべてが抑制され絶妙にブレンドされていて品がいい。なのに気持ちが届く。次作がもっとも楽しみな作家のひとりだー。
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