氷の巨人 コーリン

  • 集英社
3.38
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本棚登録 : 42
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087815269

作品紹介・あらすじ

フィンランドのアンデルセン、トペリウスの原作を、スズキコージが描きおろし! 100年に一度目を覚ます巨人と子どものなぞなぞ対決──賢くて意地悪な人より、少しマヌケでも優しい人のほうが素敵です。

感想・レビュー・書評

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  • 「コーリンは氷の巨人の生きのこり。100年ぶりに目をさましました。世の中を見てまわろうとしますが一歩で70キロメートルすすむ長ぐつでは思ったところに行けません。ずっとひとりぼっちだったコーリンは、出会ったこどもとなぞなぞあそびをします。」
    フィンランドのアンデルセンと呼ばれるトペリウスの原作をスズキコージが構成した創作絵本。雷の神トールと氷(霜)の巨人は北欧神話を元にしている。
    遙か北の彼方にすんでいた氷の巨人は、雷の神トールとの戦いに敗れ、コーリン一人が生き残りました。コーリンは北のみさきの氷山にひっそり隠れ、100年に1度目を覚ますのでした。コーリンには何でもすかしてみることが出来る黒チビのデビルキンに自分が眠っている間見張りをさせていました。ある年コーリンはクリスマスの少し前に目を覚まし、人間の子どもとなぞなぞの勝負をすることになります。
    この勝負に負けておかしくなって笑い転げたコーリンは溶けて崩れてしまいます。人間はやさしかったコーリンを記念しておはかを作りました。「かしこくていじわるな人よりも少しまぬけでもやさしい人のほうが、ずっとすてきです」
    青を基調としたダイナミックなパステル画。小型の絵本だがコーリンはいつも画面に入りきらないほど大きくかかれ巨人であることが強調されている、易しい漢字がルビ付で使われている。

  • チビッコのやつ、なんかムカつく。S10

    たった一人、生き残った氷の巨人コーリン。
    100年に一度、目を覚まして世の中を見回すのです。
    ある日目覚めたコーリンが見た世の中は鉄道が走り、電線が足に引っかかる世の中でした。
    そんな中、コーリンはソリで遊ぶチビッコたちに会って。
    チビッコのナゾナゾが難しい…。


    表紙裏の絵が素敵ー!
    相変わらずスズキコージの色鮮やかな絵が楽しい。コーリンの困った表情、チビッコの生意気な様子が生き生きと描かれる。
    最後はちょっと寂しい。

  • ★★★★★
    北の山で目覚めた巨人コーリン。
    おともを従えて、久しぶりの世界を見学にいきますが。。
    子どものなぞなぞが理系だ!
    絵が北の国の冷たさと登場人物のぬくもりがつたわってきてよいなあ!
    (まっきー)

    • knslさん
      なぞなぞはなかなか難問でした。北欧神話な感じ(どんなんや)がすてきでした。
      なぞなぞはなかなか難問でした。北欧神話な感じ(どんなんや)がすてきでした。
      2014/12/11
  • どこの世界でもこどもは素直で手ごわくてズルくて優しい…。

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著者プロフィール

スズキ コージ
1948年、静岡県生まれの絵本作家。本名、鈴木康司。1987年に「エンソくん きしゃにのる」(福音館書店)で小学館絵画賞、1988年「ガラスめだまときんのつののやぎ」(福音館書店)&1989年「やまのディスコ」(架空社)で絵本にっぽん賞、2004年「 おばけドライブ」(ビリケン出版)で 第35回講談社出版文化賞絵本賞を受賞、2007年 浜松市、浜松ゆかりの芸術家受賞、2008年、「旅ねずみ」(金の星社)で第22回赤い鳥さし絵賞を受賞。2009年「ブラッキンダー」(イーストプレス)で第14回日本絵本賞大賞を受賞。2017年、「ドームがたり」(玉川大学出版部)で第6回JBBY賞受賞、翌年同作で第23回日本絵本賞をそれぞれ受賞。
創作絵本、画集、マンガ、映画や演劇のポスター、舞台装置や衣装、店の看板やマッチ箱、壁画など、その才能は止まるところを知らず、多くのファンを持つ。

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