小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム 名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏

  • 集英社
3.54
  • (4)
  • (7)
  • (11)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087815443

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  笑いへの愛情。何より感じるのは、それだ。
     

  • 高度経済成長時代。その時代を支えたといっても過言ではない、芸人というより喜劇人たちの表と裏がわかる貴重な1冊。小林さんと欽ちゃんの対話から、当時の生き生きとした彼らの姿が蘇る。クレイジーキャッツ、ドリフターズ、若き日のタモリや、俳優になる前の渥美清、もちろんコント55号などなど。

  • 中原弓彦名義の名著『日本の喜劇人』の最終章はコント55号で、最初の人気絶頂期の萩本欽一が突然著者の仕事場に現れ、著者をはじめとした脚本家たちにコントのアイディアを披露し、それが可笑しくてたまらなかったというエピソードが紹介されているが、本対談集は、このエピソードから始まり、『日本の喜劇人』の中の浅草、新宿、丸の内で活躍した喜劇人を中心に辿りなおしていくような構成になっている。昔のコント、演劇、映画、脚本のしっかりしたバラエティ番組について語られており、最近はトークに頼ったバラエティが主流なのが少し寂しい。

著者プロフィール

小林信彦 昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文科卒業。翻訳雑誌編集長から作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨新人賞受賞。平成18(2006)年、「うらなり」で第54回菊池寛賞受賞。

「2019年 『大統領の密使/大統領の晩餐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林信彦の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×