小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑タイム 名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏
- 集英社 (2014年1月24日発売)
本棚登録 : 76人
感想 : 10件
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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087815443
感想・レビュー・書評
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笑いへの愛情。何より感じるのは、それだ。
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高度経済成長時代。その時代を支えたといっても過言ではない、芸人というより喜劇人たちの表と裏がわかる貴重な1冊。小林さんと欽ちゃんの対話から、当時の生き生きとした彼らの姿が蘇る。クレイジーキャッツ、ドリフターズ、若き日のタモリや、俳優になる前の渥美清、もちろんコント55号などなど。
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中原弓彦名義の名著『日本の喜劇人』の最終章はコント55号で、最初の人気絶頂期の萩本欽一が突然著者の仕事場に現れ、著者をはじめとした脚本家たちにコントのアイディアを披露し、それが可笑しくてたまらなかったというエピソードが紹介されているが、本対談集は、このエピソードから始まり、『日本の喜劇人』の中の浅草、新宿、丸の内で活躍した喜劇人を中心に辿りなおしていくような構成になっている。昔のコント、演劇、映画、脚本のしっかりしたバラエティ番組について語られており、最近はトークに頼ったバラエティが主流なのが少し寂しい。