寮生 一九七一年、函館。

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 219
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087815825

作品紹介・あらすじ

舞台は1971年、函館。有名進学男子校の寮で起きた上級生の転落死事件。事故か自殺か殺人か…1年生探偵団が謎を解く! 70年代、寮生活、恋愛、音楽…今野敏が初めて挑む、青春学園ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 一万円選書の推薦本です。
    函館ラサールの卒業生が書く函館ラサールの寮を舞台にしたミステリ小説。
    やっぱりみなさん、賢い集団なんだなと感じた。
    今野時代の出来事と思って読んでも、全然いけるが所とごろ、写真がシロクロとか学生運動とか時代がタイムスリップするのもいい。
    八田くんや岡元くん、牧下くん、古葉くんと僕の5人で寮で起こった先輩の死を追求していく。
    どうなるんだろと、最後までどきどき読めました。

  • 函館にある男子校で起きた2年生の自殺を巡って、入学したばかりの「僕」とその友人たちが真相に迫っていく。1971年の設定にする必要がよく分からないし、最初から「伝説」をやたら連発していたのに、真実は「伝説」とは全然関係なかったり、いまいち、何を言いたいのか、よく分からない内容だった。

  • 男子高に入学してすぐ起きた事件。
    寮という枠の中で正解を探し出す生徒たち。
    ほんの夏までの間の出来事。
    まだまだ高校生活はこれからだ。

  • 恐るべし高校一年生!

  • 2021年10月7日
    平凡な僕が探偵めいた仕事を第一線でやる羽目になる。
    寮の中での先輩後輩、規律、友人の生活が生々しい。
    救うための事件捜査、なるほど。
    まだ若い思春期の男子高校生、良心に耐えかねて壊れてしまう前の救いになった…

  • 今野敏さんの経験(高校時代)をもとにした小説だと思います。函館の私立高校の1年生、寮生活が主たる舞台です。2年生が寮の屋上から落下して死亡したのが、自殺か他殺か、今野敏さんにしては珍しく躍動感のない展開が延々と続きます。残念な作品でした。

  • 高校の寮で起こった転落死事件を追う高校生たちの青春ミステリー。

    函館の進学校に入学した僕は、入学後まもなく起きた2年生の転落死事故に疑問を抱き、同級生数人と事の真相を探る。

    転落死した上級生を含め、1年生を締める入魂会を主催した者は死を遂げる伝説があることを知らされた僕たちは、死亡した生徒の周辺を独自に調査し、真相にたどりつく。


    ご自身の函館ラ・サール時代が背景のようですが、やっぱい警察小説の方が好き。

  • 寮の人間関係と函館の土地勘を生かしつつ無謀な話は展開する。罪の意識から救うということ。そのための謎解き。

  • 2018/8/3

  • 今野敏で学園ものは意外だった。
    今回も引き込まれました。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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