いのちをむすぶ

  • 集英社 (2016年3月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784087816020

作品紹介・あらすじ

94歳になった「東北のマザー」、〈森のイスキア〉佐藤初女さんが、生涯を通じて伝えたいことのすべて──。四季の風景、お料理、真実の姿とともに綴られる最期のメッセージ。至福の写真エッセイ。

みんなの感想まとめ

心を込めることの重要性や食の大切さが深く描かれた一冊で、読者はそのメッセージに触れることで心が温かくなる体験を得られます。94歳の「東北のマザー」、佐藤初女さんの言葉は、シンプルながらも力強く、何度読...

感想・レビュー・書評

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  • ああ こんな風に 1つ1つ 目の前のことに
    一生懸命に 歳を重ねていけたら いいなあ。憧れる人になりました。
    いのちをむすぶのは 愛であり 関心であり それを 食にのせて 身近な人に 運びたい。
    そんな優しい気持ちになりました。
    出会えてよかったな。

  • 初女さんの「心なら、汲めども汲めども尽きることはありません。」という言葉にじーんとしました。

    心を込める大切さや優しさを感じる一冊でした。

  • 二回目の読了。これからも定期的に自分の中に初女さんの言葉をいれていきたい。シンプルな強さが心地よく響いてくる。読めば読むほど味わい深く染み込ませていきたい。

  • 食の大切さを語っています。手を抜けば後でしっぺ返しが待っている。

  • N049

    「食はいのち」と、悩み、疲れ、重荷を背負って訪れる人々に、手作りの食事をふるまい、ただ寄り添う――
    青森県弘前市。岩木山のふもとに佇む小さな建物〈森のイスキア〉での活動を中心に、いのちの大切さを伝える講演会やおむすび講習会などで世界中から求められてきた佐藤初女さん。日本看護協会の講演会で直接お話を聴けたことが今も心に残っています。

  • 感動して涙がでました。有り難うございます。

  • 写真に見惚れる

  • 初めて初女さんの本を読みました。

    凄く考えさせられる内容でとてもおすすめしたい!

  • 文章になってしまうと,初女さんの言葉じゃないみたいだな。

  • 2016.5月
    食事を、暮らしを、日々を、丁寧にすること。そういうことが心を豊かにするのか。ゆっくりでいい。日々を過ごす上で、そして子育てをする上で大切にしたい言葉がたくさん。日々をしっかり生きてきた初女さんの言葉だからとても重みがある。そういう部分を根っこにもっていたいし、なるべく丁寧にゆっくりと自分でこの毎日を生きていきたい。そうすることで内面も揉まれ、強くしなやかになっていくはず。自分の足で歩いて、心で感じて。

  • 食は命の基本。

    毎日の家族の食事の用意も「命(こころ)」を支えているんだな。台所に立つ背筋がちょっと「ぴっ」とまっすぐになる気がしました。

  • EN◆きっかけ
    図書館 
    ◆感想
    意識したいことが詰まっている。日ごろ「なんであんなことを言ったんだろう」「ああすればよかった」と後悔することが、佐藤さんの言葉に沿って生きることができれば、無くなるような気がする。今の私にはそう感じる、そんな内容の本。すべて引用して残しておきたいくらい。 また読みたい。 彼女の著作をすべて読みたくなった。
    ◆引用
    他の方も引用を残して下さっているし、残しておきたい言葉が多すぎて引用しきれないので、最初の一文のみをメモ。
    ・苦しみから立ち上がるには、人のために動くことです。喜びに満たされるときにも、人のために動くことです。人のために働き、人に喜んでもらえると なにものにも代えがたい、深い感動に満たされます。それは、誰もが持つ天性です。...p1

  • 箴言、といった方がいいでしょうか。分類はエッセイですが。珠玉の言葉がつまっています。

    地球交響曲(ガイアシンフォニー)第二番を鑑賞し初女さんの講演を聴く機会がありました。十年以上も前です。初女さんがこの世におられなくなった今、その機会がどれ程貴重なものだったかしみじみ思われます。

    ここに綴られた言葉には真理がありますね。どの言葉にも心を揺さぶられます。私がその中でも一番貫かれたのは「ことばを超えて」
    気づきがあったら動く。心の奥のことばを超えたいのちの筋。
    本当に伝えたい大事なことは「ことばを、超えなければね。」
    涙が出ました。でもそれが俗世にまみれて暮らしていたら、本当に難しいのです。それだけ大切なことなのですね、きっと。

    写真も心が洗われるような清々しいものばかりです。食べ物がみんなキラキラして見えます。丁寧に仕事をするとこうなるのでしょうね。

    めんどくさいの塊である自分には神々しい世界観です。イカンですな…

  • めっちゃええ本!
    いいことたくさん書いてあるなぁ。。

    【本から抜粋】
    苦しみから立ち上がるには、人のために動くことです。喜びに満たされたときにも、人のために動くことです。人のために働き、人に喜んでもらえると、なにものにも代えがたい、深い感動に満たされます。それは、誰もが持つ天性です。
    →深いー!たしかに、誰かのために動く。これはすごい行動だとおもう。。自分にばかり目がいかなくもなるだろうし。

    ・揺れていい
    心は揺れていいんです。揺れるのは成長に必要な過程です。大揺れに揺れても芯が一本通っていれば折れることはありません。芯は誰にでもあるものですが食の細い人は芯もか細く三食きちんと食べる人は芯もたくましく育ちます。

    ・動く
    悩んでいる人も
    本当はどうすればいいかわかっています。
    私は、本人が気づくのを見守るだけ。
    自分で納得して答えが出せた人は
    すぐに行動に移ります。
    まわりが驚くほどに
    あっさりと変わっていきますよ。
    過去にとらわれると
    後悔だけになってしまいます。
    「過去はもう終わりました。また新しく進んでいきます」
    と考えてください。
    お水もじっととどまっているとくさってしまうでしょ。
    心もまた同じで動くことによって生かされるのです。

    ・そのまんま
    自分らしく生きるとは
    自分に素直であること。
    自分を高く見せたり、卑下したりせず
    今のありのままの状態を
    自身で受け止めていくことです。
    いいところを見せようと思うと
    力が入ってしまって
    相手の方まで緊張させてしまいます。
    私はどなたとお会いするときもそのまんま。
    そのまんまでお会いするとお話もたいへんよく進んでいきます。

    ・動の祈り
    私にとって、祈りとは生活です。
    生活の動作、ひとつひとつが祈りです。
    心をこめて食事をつくったり
    ともに食卓を囲んだり
    ごく平凡な日々の営みの中にこそ
    深い祈りがあるのです。

    ・お役目
    私たちは人に仕えるために生まれてきました。
    ”何のために生きるのか””どうして生まれてきたのか”
    と、頭を悩ませるより
    人さまのお役に立つよう動いてください
    元気に挨拶するだけでも
    じゅうぶん人を喜ばせることができますよ。

    ・生きる姿
    調理には生きる姿があらわれます。
    慌ただしい人は慌ただしくつくりますし
    落ち着いている人は落ち着いてつくります。
    「忙しくて時間がない」と言う人もいますが、そうでなくできないなりに”なにができるのだろうか”と考えると
    必ずなにかしら方法がみつかります。
    ”やろう”と決めて、始めてしまえばいいんです。

    ・素直に「はい」
    素直に「はい」と返事ができる人は
    明るくて悩みが少ないですね。
    苦しみの中にあっても早く立ち直りますよ。
    「でも」「だって」「どうせ」と
    素直になれないのは、自分の理屈が入ってしまうから。
    素直な心がなければ、人を信頼することもできません。

    ・とことん感じる
    人を傷つけるような言動には、人一倍腹が立ちます。
    立てて、立てて、煮えくり返るくらい。
    感情を抑えると、必ずひずみが出てしまうから
    感じるkとはそのまま感じたほうがいいんです。
    ただ、腹立ちをあちらこちらに撒くようにしないで
    自分の中だけでとことん感じることにしております。
    腹が立つ裏には、きっとよくなるという信頼と
    よくなってほしいという祈りがあります。

    ・展開する
    ああでないかこうでないかといろいろ勘ぐったりすると
    物ごとがややこしくなってしまいます。
    複雑に考えないで、とにかく手を動かすこと。
    私は大好きな料理や裁縫をするの。
    それも普段できないような手数のかかることをあえてします。
    手のことに夢中になっているうちに
    いつのまにかもやもやが晴れて心穏やかになっています。
    区切りや見切りをつけるのでなく
    すべて呑みこみながら、もう一歩開いていきたいと思います。

    ・足もとに
    なにかをしたいという思いに駆られると
    外へ外へと求めて、足もとのことがおろそかになりがちです。
    いちばん大切なものは、実は身近にあります。

    ・一事に徹すれば
    毎日調理をするたびに
    たいへん深いものを感じます。
    味をみて足したり引いたりして
    調合するのは化学だし、煮方、切り方は物理。
    食材をいのちとしてとらえることは
    哲学にも通じます。
    勉強ばかりが学びに思いますけれど
    生活すべてが学びです。
    どなたにも
    生きている限りできること。
    ひとつのことを一心にやっていると
    やるべきこと、学びたいことが次々湧いてきて
    いくつになっても興味が尽きません。
    生涯学び続けていきたいですね。

    ・賢さ
    力があってもバッと出したりしないで
    まずは受け止めること。
    自分の思いを主張する前に
    一度しっかり相手を受け止め
    頃合いを見てあっさりと意見する。
    それが賢さだと思います。

    ・沈黙
    苦しみの渦中にいる人には
    立ち入りすぎず、孤独にさせない
    さりげない距離感が大切です。
    いろいろ言葉を尽くすより
    黙って見守るほうがいいですね。
    急がないで、ゆっくり心を通わせることです。

    ・ひらめき
    ひらめきは突然出てくるように思うけれども、そうでなく日ごろの蓄積があって、必要なときにパッと出てくるものです。自信をつけるには、体験を重ねて確信を持つことです。

    ・いつか通じる
    誤解を受けても、無理に正そうとは思いません。
    相手に受け止める気がないときは、なにを言っても通じないもの。
    どんな批判も甘んじて受け止めます。
    けれども、”この道こそは”と信じて進んでいれば
    必ずいつか通じるという希望があります。

    ・ちょっとお休み
    人間関係で行き詰ったときや
    進もうとしても進んでいけないときは
    心を騒がせず、しばしそこにとどまって休みます。
    煮ものと一緒ですよ。
    時間を置くと味がじんわりふくまれておいしくなりますでしょ。
    前へ前へと進み続けるばかりでは息切れします。
    結果を急がないほうがいいですね。
    必要なものは必要なときに与えられますから。

    ・復活
    いやだなあと思う相手でも
    関係を断ち切ることはしません。
    人はなにかのきっかけで
    大きく転換するものです。
    心にとめて静かにときを待っていれば
    どんな人とも復活できます。

    ・透明になる
    野菜をゆがくとき
    緑がいっそう鮮やかに美しく輝く瞬間があります。
    そのとき茎を見ると透き通っているんですね。
    透明になるときは
    野菜のいのちが私たちのいのちになるために
    生まれ変わる瞬間、いのちのうつしかえのときです。
    透明というのは本当にきれい。
    食べものも人も、透明がいいと思います。

  • すっと腑に落ちる当たり前のことを当たり前に実践していることの美しさに,感動した.

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著者プロフィール

佐藤初女

一九二一年、青森県生まれ。小学校教員を経て、七九年に弘前染色工房を主宰。八三年から自宅を開放して「弘前イスキア」を開設し、苦しみを抱えた人を手料理で迎え入れ、話を聞くようになる。九二年、岩木山麓に「森のイスキア」を開く。九五年に公開された映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー) 第二番』(龍村仁監督)で活動が紹介されると、国内外で広く知られるようになり、各地で講演やおむすび講習会などの活動を続けた。二〇一六年、死去。『おむすびの祈り 「森のイスキア」こころの歳時記』『「いのち」を養う食 森のイスキア』等、著書多数。

「2020年 『初女お母さんの愛の贈りもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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