旅人の表現術

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 85
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087816112

作品紹介・あらすじ

稀代の旅人の表現術が何を背景に生まれるか、さまざまな角度からその思考を浮き彫りにする。著者自ら選び、編み直したとっておきの対談・エッセイ集。ファン待望! 03年からの著者探検活動年表付き!

感想・レビュー・書評

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  • どうでもよいことだけど、空白の五マイルを友達に薦めたら「私角幡さんにプロポーズされたらイエスと言うわ」という感想だったので、どうしてそうなるのか皆目分からず。ひどく驚いたことが過去にありました。

    ずいぶん久しぶりの角幡さん。この本で、結婚して娘さんがいることなどがわかりました。へぇ。(笑)
    そんなことはともかく、冒険、探険という死と向き合うような生き方をどう表現するのか、これはなんなのかという問いに向き合って書き続けていることがよく伝わります。解説されている本も読みたくなります。富士山登山などのシステム化などもするどいです。

  • 書くために探検に出るのか、そうではない。でも、書かなければ探検は成就しない。探検家は、すぐれた表現家なのだった。

    「私は過去の探検や登山から〈経験〉を〈想像力で捉えられる範囲が広がること〉というふうに自己規定している。(中略) 経験により想像力の範囲はみるみる広がり、私の世界は大きくなっていく。それが私の考える〈経験〉の意味である。」

    この〈経験〉の捉え方に激しく同意。国語辞典にあるように、ただ「実際に見たり、聞いたり、行ったりすること。また、それによって得た知識や技能〉ということではなく、その先こそが重要。そして、〈経験〉は確かにそういうものであると・・・。

  • 全くブレない自分の方法論を持っているのが文章の説得力につながっているのがわかる。沢木耕太郎とはガチンコでもう一度対談してほしいが結局噛み合わないだろうな。

  • 探検家で作家でもある角幡唯介氏の記事と対談をまとめたもの。ぼくとしては、鈴木涼美さん・三浦しをんさんとの対談が面白いと感じた。

  • カクハタ君のいろんなところで書いてる解説やら何やらを集めた本。エッセイの中にもキラリと光る表現があったりらしさがある。

  • 「外道クライマー」の解説が見事だったので、角幡さんの本を読んでみようと思って読んだのがなぜかこの本。対談やエッセイ、本の解説を集めたもので、件の解説もここに収録されていました。
    ノンフィクション物を読むのが王道なのですが、考え方を知るという意味では結果的にはこの本が良かったのかも。

    角幡さんは、見事なまでに、日常と冒険の間を取り持ってくれる表現者なんじゃないか。
    なんでそんなトコ冒険に行くの?とか、
    どこにそんなモチベーションがあるの?に対して
    「あぁ、(言われてみれば)確かにあるあるその気持ち」で表現してくれるという感覚。

    そして、他の本への解説はそれぞれ完成度が凄い。もちろんそれぞれの本を読まないと完結しないものですが、著者の意図を推し量ってわかりやすく表現したり、あまり知られていない背景を紹介したり、その本の魅力を高めまくっていて、解説かくあるべし、という印象を受けました。
    対談のラインナップも冒頭の沢木耕太郎でまずおーっとなりつつ、終盤に鈴木涼美が出てきたくだりでは異色すぎる!と思いつつ、謎の化学反応を楽しませていただきました。

    しかし、「冒険とは、死を自らの生の中に取りこむための作法である」とか、なかなか言えない!

  • 書評や対談、エッセイなどを集めた、盛りだくさんの一冊。やっぱり冒険ものが読みたいな。

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プロフィール

1976年、北海道芦別市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日新聞社に入社。同社退社後、ネパール雪男捜索隊隊員。『空白の五マイル』(集英社)で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『雪男は向こうからやって来た』(集英社)で新田次郎文学賞受賞。『アグルーカの行方』(集英社)で講談社ノンフィクション賞受賞。

「2014年 『地図のない場所で眠りたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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