- 集英社 (2022年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784087816853
作品紹介・あらすじ
誰でもひとつやふたつ、覚えているだろう。近年起こった児童虐待事件の悲惨な結末を。
どうすれば日本は子供が死なない社会をつくれるだろう。
児童相談所や学校、警察などの専門家に任せるしかないのか。
そのヒントをアメリカ長期取材で日本に初めて紹介!
民間の力で年に8000人以上の子供を救出!
チャイルドヘルプの驚きの手法と理念とは?
児童虐待と向き合い、解決への道を探すならば、私たち普通の市民にできることは、実はたくさんある!
今日からあなた自身が何をすればいいかわかる、ぜひ今、読んでほしい一冊!
「アメリカでの最前線の活動がいきいきと描かれていて、感銘を受けました。すべての人に読んでほしい本です!!」
―――仲真紀子教授/司法面接支援室(立命館大学)
<目次>
序章 フォレンジック・インタビュー
その子の記憶が汚れる前に
「まさき6歳」模擬インタビュー
「サラ8歳」模擬インタビュー
共に闘う
第1章 アドヴォカシー
心を合わせて子供を擁護する
子供への心理療法
フェニックス市警・児童犯罪捜査部
第2章 ホットライン
チャイルドヘルプの心臓部
勇気を与え、背中を押す
ホットラインの脈動の中へ
文字から心を読み取る
クリスマスの夜も私たちはそばにいます
発見して掘り起こすのは私たち
第3章 サラとイヴォンヌ
ふたりのCEO
富山大空襲
冒険の始まり
ベビーリフト作戦の悲劇
ナンシー・レーガンの言葉
ただ夢中で歩んだだけ
第4章 堀内キン
ママキンと呼ばれた女性
澤田美喜
谷口乗麟
第5章 マーヴ・グリフィン・ヴィレッジ
24時間居住型トラウマ治療養護施設
動物たち
折り紙の授業
寝室に置かれた椅子
エデュケーションセラピー
大人になって振り返る
養子縁組、里親制度の闇
ダファニー
第6章 児童安全局
家族面談
ケース1 ダメな人間、だけど我が子を育てたい
ケース2 諦めてしまった父親
ケース3 子供は子供でいなさい
親もまた救われなければ
第7章 虐待予防教育
無言の被害者(サイレント ヴィクティム)たち
自分で自分を守る
抵抗戦略
人を育てる
終章 絶対救済、日本への提言
著者プロフィール
廣川まさき(ひろかわまさき)
ノンフィクション作家。1972年5月27日富山県生まれ。岐阜女子大学卒。アラスカ・ユーコン川約1500キロの単独カヌー紀行『ウーマン アローン』で2004年第2回開高健ノンフィクション賞。他に『私の名はナルヴァルック』『今日も牧場にすったもんだの風が吹く』『ビッグショット・オーロラ』
みんなの感想まとめ
児童虐待と向き合い、解決の手段を探る内容が描かれています。アメリカの民間団体が行う児童救済の取り組みを通じて、信頼できる大人の存在や、子どもたちが安全を見つけるための支援がいかに重要かを考えさせられま...
感想・レビュー・書評
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人種による区別なく、子供たちに救いの手を差し伸べ続けた女性たちの実像とは。
ここでは、ノンフィクション作家の廣川まさき氏がアメリカでの児童虐待・福祉の最前線に迫った。孤児の支援活動に尽力し続けたサラとイヴォンヌの取り組みについて紹介する。
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アメリカのチャイルドヘルプの最前線から
日本の取り組みをかえりみて、何が出来るのか考える。それ以外に、実際の働く人たちの連携や想いが読み取れる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
信頼できる大人がちゃんといる前提があって、子どもたちに安全な大人を探すようにと助言できる‥ってこの言葉が心に残りました。日本ではどうだろう‥周りにいるか、私は信頼できる大人と見られているか‥色々と考えさせられる内容でした。
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虐待に苦しむ子どもを救うための支援が、アメリカ・フェニックス市のセンターで行われている実態を知ることができる。
虐待は閉鎖的な空間で行われ、傷つく子どもたちに多大なる悪影響を与える。被害にあった瞬間から、その後の人生において、遅かれ早かれPTSD、トラウマを発症させ、生きづらさを生み続ける。そうならないために、予防・対策・学習・ケアと多角的な視点で、チャイルド・ヘルプに関わる各セクションがつながり合って、子どもたちを救おうとする気概に感銘を受けた。
アメリカと日本、宗教的にも民族的にも思想的にも異なるため、全てを真似できないが、良きところは学び、個人的な関わりの部分でも参考にしていきたい。 -
読者の対象が絞れていない気がする。
一般の人に読んでもらうのであれば、歴史部分が長すぎる気がする。
折角「貴重な」機関に入れてもらえたのであれば、守秘義務などでむつかしい面もあるだろうけどもう少しその部分を増やしてもよかったのではないか。
