頂はいつも遠くに 鹿島アントラーズの30年

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087816907

作品紹介・あらすじ

Jリーグ創設以来、20のタイトルを獲得。
今や、日本を代表するビッグクラブとなった鹿島アントラーズ。
99.9999%不可能と言われたリーグへの参入、ホームタウンは交通の便は悪く人口も少ない地方都市。
それでもカップ戦やチャンピオンシップでの決勝勝率7割と無類の勝負強さを誇り、国内最多ホルダーとなりえたのはなぜか。
長年Jリーグを取材してきた著者が選手、スタッフ、OB、サッカー関係者などに3年近く取材。
“鹿島らしさ"とは何かを改めて問いかける、渾身の1冊。

【目次】
序章 コロナ禍
第1章 初勝利
第2章 ジーコ
第3章 紅白戦
第4章 ゴールデンエイジ
第5章 ベンチャー企業
第6章 三連覇
第7章 公平と平等
第8章 ふたりのFW
第9章 アカデミー
第10章 世界へ、そして
第11章 2018
第12章 監督
第13章 ノンフットボールビジネス
終章 それでも、鹿島は
おわりに

【著者略歴】
寺野典子(てらの のりこ)
1965年兵庫県生まれ。80年代後半、音楽雑誌から編集ライターの仕事をスタート。カルチャー雑誌やタウン誌、女性誌などで芸能やファッション、スポーツなど幅広い分野で活躍。1992年Jリーグ発足時から、鹿島アントラーズをはじめ、Jクラブや日本代表を取材。1998年のワールドカップフランス大会以降、6大会連続で日本代表を取材。精力的に各媒体で記事を発信し、サッカー関連書籍の編集や構成を行っている。著書に『ジュビロ磐田 未完成』『楽しむことは楽じゃない』(河出書房新社)『15歳の選択 ---僕らはこうしてJリーガーになった』(河出文庫)。共著に『12歳の約束 そして世界の頂点へ』(小学館)など。2009 年の鹿島アントラーズのリーグ3 連覇時には、オズワルド・オリベイラ監督の自伝も構成。また2018年にはweb スポルティーバ(集英社)で「遺伝子 〜鹿島アントラーズ 絶対勝利の哲学〜」を連載。

感想・レビュー・書評

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  • 一時代の黄金期だけではなく、30年という長い年月を貫く組織文化に焦点を当てているところがすばらしい。

  • 丁寧な取材をベースに書かれていて、非常に読み応えのある内容であった。
    勝利を義務づけられている鹿島アントラーズの栄光と苦悩がこの一冊に詰まっている。
    現在、川崎フロンターレや横浜F・マリノスが常勝クラブになりつつある中、これから鹿島アントラーズがどうやって覇権を奪還するのか。
    可能であれば続編を読んでみたいと思った。

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