みにろま君とサバイバル 世界の子どもと教育の実態を日本人は何も知らない

  • 集英社 (2021年7月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784087817058

作品紹介・あらすじ

これからの時代、絶対知っておくべき、
世界では常識、日本では非常識なトピックが満載!
英国在住の日本人有名ツイッタラー「めいろま」こと谷本真由美氏による、
息子みにろま君(愛称)が生まれて初めてわかった、
海外と日本とでは驚くほど異なる教育事情、子育て環境の赤裸々レポート。
コロナでわかった真の国力と教育の重み、
新興国の富豪の過酷な教育方針はなぜか、多国籍な言語環境に放っておけば、
マルチリンガルなグローバルエリートに育つわけではないなど、
日本で暮らす日本人の親子が全然知らない本当の情報がわかります。
ベストセラーシリーズ『世界のニュースを日本人は何も知らない』の、
子育て版ともいえる本!

<目次>

はじめに
第1章 子供を持つことで社会の見方が変わった
第2章 海外では……は真っ赤なウソだった!
第3章 子供の人権、それはどこ?
第4章 コロナで暴かれた海外の現実
第5章 バイリンガル教育の実践
第6章 100マス計算が否定される国
第7章 子供を国際人に育てるには?
終わりに――みにろま君にひとこと

【著者プロフィール】
谷本真由美(たにもとまゆみ)
1975年神奈川県生れ。著述家、元国連専門機関職員。英国在住の日本人有名ツイッタラーめいろま(@May_Roma)として、かねて時事や文化、ビジネスに関し、数々の舌鋒鋭いツイートを展開している。数年前に息子のみにろま君(愛称)が生まれ、子育て事情の情報発信も増えた。日本、英、米、伊など世界各国での就労経験がある。米国シラキュース大学大学院にて国際関係論および情報管理学修士を取得、ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドンに住む。近著に『世界のニュースを日本人は何も知らない』『世界のニュースを日本人は何も知らない2 未曽有の危機の大狂乱』『日本人が知らない世界標準の働き方』など。

感想・レビュー・書評

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  • もらいました。

    ①教科書を丸暗記したり、年表をそのまま覚えたりするような作業をしませんから、知識の総量というものが増えません。p196
    アウトプット重視っていうのは、要するに賢い子だけに向いてるってこと。頭が空っぽでもアウトプットはそれなりにできるけれど、頭の中はどれだけやってもからっぽなわけで。

    ②他人を従わせて物事を達成できる、強い性格を持った人が「有能な人」です。p232
    海外の子は協力し合わない。このことは、子どもにも早くから知らせておくべき。
    なるほどね。
    強靭な肉体
    高い知性
    カリスマ性
    従順なだけではだめ。

    ③利息とは何か、複利とは何か、投機と投資の違い、原資とは何か、家を買ったら修理費や維持費に大変な費用がかかることや、投資財と消費財の違いといった、お金のごく基本的なことを、毎日のように繰り返して教えるべきでしょう。p251
    自分もわからない言葉があるよ。一緒に学ぶつもりで。簡単なお金の本でも買おうかね、親子で一緒に読めるやつ。

  • ハックショイ!
    そこに たまたまNYから一時帰国していた
    「海外出羽守」がいて
    彼女 曰く
    ー あれっ みなさん
      そのあとに なにか言わなきゃ
      God bless you って つけなきゃ

    という 話を知人から聞いたばかりです

    いるんだよねー
    少ちょっと滞在していた輩に
    こんな奴が

    実際に 性根を入れて海外(日本以外の国)に
    暮らしたことのある人は
    間違っても 恥ずかしくて
    そんなことは 絶対に言わない

    このような 話がてんこ盛りに
    書き綴られた一冊です

    書き慣れておられることも
    あり
    次から次へと
    ーそんなことは あり得ない
    の オンパレード が
    実に心地よく 読ませてもらえます

    「日本人は何も知らない」
    をキーワードにして
    さすが 海外での就労経験、放浪経験での実話を
    もとに おもしろおかしく読ませてもらえました。

  • 日本にしか住んだことがない身としては目から鱗の視点でした。
    海外ばかりを誉めるニュースはたしかに良く見る。
    一方で日本を持ち上げるだけの番組も。
    どちらもあるし、できるならば自分で両方を知って考えることの大事さを考えさせられた一冊。
    イギリスに住む著者の生活や教育事情は細かく書かれていてとても興味深い。

  • 知らないことが多いです。海外には行けるのなら行くべきですね

  • アメリカの大学を経て海外のIT企業や国際機関に勤務後、英国人の夫との間に男の子を授かり、英国で子育てをしている著者が、子育て・教育について英国・欧州と日本を比較しながら書いた本。

    著者は以前は欧米は優れている、日本は遅れている、と言い立てる著者言うところの「海外出羽守」だったが、子育てをするようになって英国の子育て環境の酷さ、日本の子育てのしやすさや子育て支援の手厚さに驚き、考えが180度変わったという。
    そして上っ面だけを見て欧米の子育て環境は優れている、日本は子育て支援が不十分、と批判や不満を発信している人たちに反論している。

    確かにそういった出羽守へのアンチテーゼという意味はあるのだと思うが、あくまで著者が見聞きして著者なりの価値観で断定した記述であり、状況を深堀りしたり広範な調査をしたりしたわけではなく、統計データも付されていないので、出羽守たちの発信と同様、一つの見方でしかないということは念頭に置いて読まないと誤った世界観を築いたりバランスを欠いたりしそう。
    また、長く日本を離れているからか文章がうまいとは言い難く、途中から久しぶりにちょっと気持ちの悪い日本語を読んでしまった…という気分になる。
    著者は有名なツイッタラーだそうで、つまり、ネットでは通用するレベルの言説や文章をあまり整理せずに本にしてしまった大手出版社ってどうなの、という感想。

    しかし一定のリアリティはあり、最後の、子供を国際人に育てるには?の章は総花的で矛盾はあるが、海外で生きてきた人の実感ではあるんだろうなあ、と思った。

  • 言いたい主張ありきで、それに偏った内容を列挙しているので、本当にそう?と思う主張もあり。有名ツイッタラーさんなので、煽って来る論調が多いのが気になりました。買って読む本ではないかな。図書館で借りればいいと思います。
    でも、イギリスの幼児教育の情報って日本には少ないと思うので、それらは興味深かったです。
    日本の常識を世界の常識と思ってはいけない、という点は国内に留まる日本人には分かっていた方がいい点なので、納得感がありました。

  • 海外での子育て目線の話は初見のものばかりで、ただの体験談ではなく学術的な目線で見ている著者だからこその分析があり、面白かった。国際的に通用する子供を育てたいと思う親御さんは必読ではないかと思う。

  • Xでよく炎上しているめいろまさんの著書。
    海外生活が長いことから、日本サゲ、外国アゲの風潮に反対し、海外(社会階層が上のコミュニティだけでなく、全体を見たとき)特にイギリスの社会の実態をレポートしている

    治安、清潔さ、医療制度、食の安全、礼節
    こういった面に関しては、
    やはり日本の右に出る国はないようだ

    コロナ禍の時も、日本人のマスク率の高さや手洗いうがい、ソーシャルディスタンスなど、公衆衛生教育が徹底しているからこそ可能だった
    他人種への差別、暴力も、日本では起こらない

    その一方で、日本人(帰国子女ではない純ジャパ)が海外で活躍するということがいかにハードルが高いか、突きつけられたように思った


    教育に関しても、格差をなくし、底辺を底上げすることで、一定の社会秩序や治安が保たれるという意味があるならば、公立小のつまらない授業も、能力別クラス分けや飛び級などができない(家庭教育や塾で差がつく)現状ではあるが、ある程度社会維持に貢献していると考えることができる。

    自国中心主義の歴史史観やアウトプット重視の教育の弊害(格差拡大、インプットの乏しさ)も興味深く読んだ。

    少年ギャングみたいな子どもたちが当たり前に存在したり、ドラッグやお酒が身近な国で子育てしたくはないもんなぁ、、
    社会的階層が上のコミュニティにいればそことは全く混ざることはないのだろうか
    思春期になればSNSや『隣の町/学校のあそこに遊びに行きたい』とかで容易に子どもなら誘惑されてしまったり、片足突っ込んでしまったりしないだろうか
    帰国子女の子に聞いてみたい。

    親と子の分離の早さについても、赤ちゃんの頃から子供部屋で一人で寝かせたり、早めに実家を追い出したりする風潮は、子どもを産む前(自分が子どもだった頃)はいいなぁと思っていたが、
    自分が親になってからは、全然よくないなと思うようになった。安全面でも、情緒の面でも。

    子どもへの手のかけ方、愛情表現なども、もちろん家庭によって千差万別ではあると思うが(そして日本のいわゆるこどおじ、こどおばのような永遠に独立しない人間もいかがなものかと思うが)
    海外の希薄さには違和感がある。


    海外は本当に親切だったりフレンドリーな人もいれば、道端でホームレスにしつこく物乞いされたこともあったし、頭のおかしな人のおかしさが尋常でないし、泥棒やスリの危険も大きいし、銃もヤク中も普通に存在するし、社会階層の落差が激しすぎて、なんというか短期留学的な経験はしておいたほうがいいが永住や何年も住むのは大変だろうなという気持ち
    駐在員の友人は何度も体調崩してたし(香港、シンガポール)


    国際人になるには…
    自己肯定感!自分が世界で一番、と考える
    人生は戦闘、社会の厳しさ辛さを知る
    世の中には差別や暴力、汚職、過労死など酷い出来事や厳しい面、理不尽な仕打ちも存在する事を知っておき、被害に遭わないようにする

    海外では謙遜は不要
    リーダーシップ>協調性
    他人を説得する言い方やロジックを訓練
    人種差別や人脈、コネが日本の比ではない

    世界の歴史観は国ごとに全く異なる
    歴史の授業も習う内容、視点が全く違う
    自国の文化や歴史は教養として身につけておくべき

    情操教育は重要(詩、演劇、音楽、絵画、野外活動など。Artは人生を豊かにする)

    日本人の均一さは特異(他人とは理解し合えないのが前提)

    柔軟な職業観を持つ パラレルキャリア

  • 日本と世界特に欧米との子育ての違いに関して、興味深い内容がたくさんあり。特に、イギリスとの教育方針に、関しての説明は、面白かった。

  • 海外、特に英語圏の生活習慣、子育て環境が日本に比べてかなり酷いことはよく分かった。欧米や中国は常に戦闘状態なのであり、日本人とは哲学が違うことも分かった。これらを総合すると、隅々まで行き届いた日本のシステムは素晴らしいが、あくまでこれは日本が特殊なのであり、外国も同じだと思ってはいけないし、残念ながら世界のマジョリティはあちら側なので、そこに対する正しい理解を持ち、そういう環境でも臆することなくやっていける力をつけるべし、ということだな。
    海外の手法をやたらと称賛する必要がないことを具体的に示してくれたのはありがたいが、そんな環境で自己肯定感だけやたら強い人間がリーダーシップだけで上に立てば上手くいくはずはない。

  • 日本の教育制度は諸外国と比較して平等ではあるが、最近はそうでもなくなってきている。国内トップの大学に進学するには、親の財力が必要になってしまっているが、その割には世界に通用しない無駄な学歴なのだそう。
    どうする?日本人。

  • みにろま君、年長児の段階でApple TVから検索して世界中のニュースを見るのがお気に入りって、賢いなぁ…すごいなぁ…!?

    著者のように海外歴の長い人間って、どういう親子関係なんだろうとずっと気になっていたけれどそもそも父親が海外志向で英語を学んで海外で働けと勧めていたと読み納得。それなら親への罪悪感なく海外で暮らせるなぁ。

    また私も著者のイメージが数年前と違うとなんとなく感じていたら、第1章で「私は子供を持ってからTwitterでの発言が180度変わったので、中身の人が入れ替わったんじゃないかと言われることが多い」と書かれてて笑った。

    公園で子供と遊ばずずっとスマホ見てる親を不信の目で見てたけど、海外(イギリスや欧州?)ではそれが普通と読んでそれもびっくり。
    こちらは決して童心に帰ってる訳ではなく、親も一緒に遊ぶ方が子供のためになると信じて公園で鬼ごっこやってるのよね…。

  • 日本の都市部でどんどん難化する中学受験とそれに挑む受験熱の激化の一方で、他国、著書の場合、イギリスの上澄の教育事情を知ると、優秀であるとされる人材に求められる条件が日本とは全く異なる事に驚く。日本はこれでいいのだろうか?と思い直すきっかけとして、興味深かった。日本ではまだ、偏差値を極めれば優秀という考えが根強いが、イギリスのような国では、優秀な人材はリーダーとなり事業を回していく人物であるから、そのために自身の言葉とロジックで論理を展開し人を説得し動かせる人物でなければならないのだそうだ。日本のような知識詰め込み型、算数の反復練習のような教育にも、国民全体の学力レベルを一定以上に保てるなど利点はあると思う。しかし、東大理三レベルの優秀な頭脳が過度な試験対策に時間を費やし、イギリスのような、国のリーダーを育てるためのアウトプット型の教育を受けることができてないのであれば国にとって損失ではないかと思う。

  •  就職氷河期時代に各国を放浪し、いまは海外に在住している日本人母親が、日本と海外の子育ての仕方や教育の違いを自身の体験をもとに記した本。
     「はじめに」を読むだけだと子育てエッセイものかと思ってしまうが、本書を書く動機になった著者の強い思いについては、後半に登場する以下の文章に集約されている。

    ”また、この本の主題は、日本で子育てをしていく方々にとっての指針になるようなことや、日本と海外の根源的な違いの部分に関してはっきりアドバイスすることですので、その主題に集中して書きたいと思います。”(P.176)

     著者自身が体験した一面だけを元に「海外では」「日本では」と大ぐくりに比較しているところに違和感を感じる部分もあったが、単なる「日本スゴイ!」本ではなく、ニュースやテレビではなかなか報じられない海外(特に著者が暮らすイギリス)の保育や教育現場の実態、公共サービスの差を記した部分はリアリティがあった。

     著者自身、こどもが生まれてから考え方が180度変わったといい、自身が所属していたビジネスの領域や付き合いの範囲とはまったく違う世の中に触れたことで、違った観点から日本の子育て事情の良い点にも気がついたという。
     第7章の「子供を国際人に育てるには?」はやりすぎだと思ったが、子育てに限らず、自分や自国とは違う人や文化に触れる、またはその違いがあることを理解することがいちばん重要なのだと思う。

  • 著書のとおり体験しないとわからないことがたくさんあります。
    ステレオタイプの情報だけでなく、自ら情報をとりに行くべきで、評論的な意見に惑わされないようにしましょう!

  • この著者の本は今までに2冊半読んだ事がありますが、本書が一番読みやすく、内容が入ってきました。子育てに絡む身近でリアリティのある話だったからでしょう。
    個人的には特に後半が興味深く、欧米への幻想を払拭してくれる内容で読み応えがありました。
    気になる点を挙げれば、英国在住の著者が大陸欧州やアメリカ、あるいは最近の日本などの実情をどのように把握しているの?という所でした。
    参考文献などを示すこともなく、情報源は仕事や生活で接する人達からの直接的な伝聞なのか、新聞、テレビ等の従来メディアなのか、ネットなのか。。。
    その辺が知りたいです。

  • なかなか面白かった。
    初め作者さんの偏見がかなり強い気がして読み進めるのがきつかったが、(海外でバックパッカーしてどうして価値観が広がらないのか?それは子供を産んでみないと全く気がつけないことなのか?とか)最終的には読んでよかったと思える本だった。
    とってもエリートな方なんでしょう。

    人を納得させるためには言い切り口調も大切だとは思うけれど、そこまでこちらが乗り切れていないのに言い切られてしまうと、そのデータ本当にあっているのか?と感じてしまう点は何個かあった。

    国際人に育てるには、といった章は、独自の視点で見た考え方があってとても興味深かった。

  • 202202 だいたい他の著書でも言っていることを子育て用に仕立て直した感じ。みにろま君はだいぶませている。

  • イギリスで子育てされている著者が気づいた諸外国と日本の教育の違いが書かれた本。
    国が違えば文化が違い、状況もものすごく変わることを実感。コロナ下でなぜ日本の感染者は他国より少なかったのかがわかって腹落ち。
    海外では住んでみて、子育てしてみると本当の姿が見えてくるんだろうなぁ。今まで見えてなかった状況や視点を読めて楽しかった。

  • こう言うエッセイ的なモノに国際的な違い。外からと言うか、外に触れる状態でこそ見えるニホンと言うのは、少し流行なんでしょうね。とは言え、子育てであったり、大きく変わる状況で見えてくるものが変わるとか、国によっての違いって、どう冷静に文字にするかってのは難しいですよね。そのうえで、パッション的なアツい想いも乗らないと伝わらないですし。いくつか読むと多面的に見えるものもありますよね。

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著者プロフィール

谷本真由美(たにもと まゆみ)

著述家。元国連職員。
1975年、神奈川県生まれ。
シラキュース大学大学院にて国際関係論
および情報管理学修士を取得。
ITベンチャー、コンサルティングファーム、
国連専門機関、 外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。
日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。
ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)
として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。
趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、
漫画、料理。
著書に『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、
『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、
『不寛容社会』(ワニブックスPLUS新書)など多数。

「2022年 『世界のニュースを日本人は何も知らない4 - 前代未聞の事態に揺らぐ価値観 -』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷本真由美の作品

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