- 集英社 (2024年2月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784087817492
作品紹介・あらすじ
人生の大きな変化は、何がきっかけになるかわからない。
「本当は商店街のそばで暮らしたい」
母の一言から小さなマンションに出会った。
実家売却、遺言書作り、家財道具を手放し
親子で目指した、新たな暮らし方とは?
感動の日々を描くエッセイ。
『年34日だけの洋品店』に続く50代からの生き方を綴る第二弾!
<本文より>
この歳で住み替えて本当に良いのだろうか、心は揺れたが、
これから二人が助け合って生活するにはマンションの方がいい。
今の場所で頑張り続けるより「無理をやめる」決断をする方が
どれだけ難しく、前向きなことか。
<もくじより>
1 親の老いに気づくとき
2 最後に住みたい商店街の町
3 80代でマンションを買う
4 待ったなしの遺言書作り
5 親の思いと子の現実
6「住みたい家」と「売れる家」
7 目標6ヶ月で実家売却
8 住み替えの不安を払拭するために
9 何でも売ってみる「家じまい」
10 一週間でお片付け
11 必要最低限の整理しやすくくつろげる家
12 2LKDの新しい家
<著者プロフィール>井形慶子(いがた・けいこ)
1959年長崎県生まれ。作家。28歳で出版社を立ち上げ、英国情報誌「英国生活ミスター・パートナー」を発刊。100回を超える渡英後、ロンドンにも住まいを持つ。
『古くて豊かなイギリスの家 便利で貧しい日本の家』『ロンドン生活はじめ! 50歳からの家づくりと仕事』『イギリス流 輝く年の重ね方』『いつか一人になるための家の持ち方 住まい方』『年34日だけの洋品店 大好きな町で私らしく働く』など著書多数。
ブログ「よろず屋Everyman Everymanから」http://keikoigata12.blog.fc2.com/
みんなの感想まとめ
人生の大きな変化を迎える高齢の親との関わりを描いたエッセイは、親子の絆やコミュニケーションの重要性を深く考えさせてくれます。著者は、長年住み慣れた海の見える家から、より利便性の高いマンションへの住み替...
感想・レビュー・書評
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地元に帰省したついでに散歩中立ち寄った図書館で何となく手に取った本だが、とても素晴らしかった。
長崎に暮らす80代の親を持つ娘(東京およびロンドン住まい)が、親の今後を案じて高台の住居を手放させ、利便性のよい市内のマンションへの引っ越しを進める奔走記。ざっくりいうとこんな内容だが、下手な相続書を読むよりも手順がリアルであり、手続きに網羅性がある。慣れ親しんだ住居を手放す親とのコミュニケーションに躓く娘の苦悩など、この本でしか知り得ない実情があった。
借りた本だが、実際に買ってみよう。 -
ブクログで知って。そしてつい最近You Tubeでも紹介されて、ますます興味が湧きました。
海が見える住まいを高齢の親御さん夫婦が売却し
新しいマンションに引っ越すまでの、著者・井形慶子さんの体験談エッセイ。
もともとのお住まいは高台にあり、
足腰が夜回ったり認知症などで不自由になったりと身体への負担が大きい。
だから少しでも軽減できるようにしたい。そんな願いがありました。
とはいえ、いつ亡くなるかわからない、いつ大病を患うのかもわからない…。
時間が限られているとはいえ新築マンションを購入するにも、
不動産を売却するにあたり何が必要なのか、相続や遺言書の手配、引っ越し…と、
ありとあらゆることを著者の井形慶子さんはご両親を引っ張りあげ、
時にはサポートもして苦労もあったのかと思います。
高齢の親を持つと分かるのですが、猜疑心がありしかも頑固。
とにかくいうこと聞かない…よく説得できたなぁと読んでて尊敬しました。
自分も近い将来やってくるであろう両親の老後。正直目を背けたいのですが、向き合わなければいけない。
このエッセイは自分においての『参考書』になりそうです。 -
作者と離れて長崎に住む80代の両親。長年、住み慣れた家は、海がどの部屋からも眺められる最高のロケーションに建っている。若い頃は、坂を登って我が家に辿り着く事なんて、なんて事は、なかったけれど、年をとってくると大変になり住み替える事に。買い物にも便利な中心地、生活の利便性を優先に探しはじめる。新しい住まいに合わせ、物を処分したり、相続の事など、東京と長崎を往復したり、頼れるところは人に頼り、なんとか家じまい完了。私自身、出来るうちに自分の物の整理や、最終的にどういうふうに暮らしていくのか、きちんと考えていかないといけないなぁーと思いました。昔のように“後は野となれ山となれ”的な事では遺された者が大変だと実感。私の母は、もう手遅れなので、とりあえず私から何とか断捨離しつつ好きな物だけを手元に残して心地よい住まい方が出来るようにしたいなぁーと思いました。色々気づけて読んでよかったです。
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両親の住む豪邸を処分し新しいマンションにと言う母親からの希望を叶える為の娘さんの涙ぐましい努力と現実、怒涛の努力と両親の転居までの約一年間の生活に脱帽です。もう一つ、父親はロ-タリアンだったとは!良い人格者ですネ!我もみなわらなければいかんな。土地の権利書や建物の建築費用の明細書は何処にあるかなんて確認するなんて大変なことだ。
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どうやって親の介護を進めて行こうかといろんな本を読んでいますが、この本はかなり共感するところが多く響きました。マニュアル的な知識も大事ですが、体験談は何冊も本を読むより参考になることがあるんですね!
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20代ですがぎゅーんと読み終わった
親、おばあちゃん長生きして欲しいくらいしか望みがない最近
遺書ちゃんと作って欲しいなあ、、、、 -
素敵なご両親。80歳の誕生祝いに海外旅行ができること自体素晴らしい。そこで娘である著者はご両親の老いを感じ、数年後、お母さまが一人になった時に住むには大きすぎる家を売り、生活に便利なエリアに新たにマンションを購入し、生活を再構築するプロジェクトを主導する。
それぞれの場面で、マンション営業、不動産買取、引っ越し、買取、司法書士、介護福祉のプロが登場し、鮮やかに問題を解決していくさまは痛快。
そのようなプロはプロから知り合いを紹介してもらうのと、セカンドオピニオンを聞くというのも参考になった。 -
井形さんのご両親が高齢になってから一軒家の豪邸からマンションに移り住むまでのあれこれ。こどもは都市部、親は地方に住む人にとても参考になる体験談で、自分の場合はどうするだろうかと考えさせられる。親が元気なうちに、、、
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母にも読んでもらいたく、丁寧に説明した上で譲り渡しました。
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某ブログで紹介されていて購入したけど、長らく積読にしていてやっと読了。年老いた両親が住み慣れた丘の上の御殿から、町中のアクセスよい新築マンションに引っ越すまでの娘さんの支援の話。自分の親の家はもう心配ないけど、年老いたらいろいろ判断が鈍ったりヘルパーさんに頼んだりしなきゃいけないんだなと想像した。
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家じまいって大変!それにともなって親子のつながりや気持ち、色々感じた
親孝行できて、良い人に恵まれ羨ましいです
色々な人のネットワークも大事だな、縁も大事だなとおもった
そういうものを引き寄せる自分にならないと -
こんなに元気な両親で、羨ましいと思う。もう、筆者のような、実家の片付けは出来ないけど、参考になることはたくさんあった。もっと早く、いろんなことを始めておけば良かったのだけれど、仕事の忙しさにかまけて、後回しにしている。親の老後どころか、自分の老後だって、すぐそこまで来ている。人ごとじゃないと、身につまされる思いで、読み切った。筆者の本は、ハッピーエンドで終わっているので、自分も、いつか実家仕舞いをしなくては。と思った。そして、自分の最後は、老人ホームになるか、グループホームになるのか。終の住処はどこになるのかと、考えた。
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2024/09/17予約 30
長崎の海を望む豪邸、仲の良い御両親と姉妹。
この年代でサ高住や施設に引っ越しではなく、一軒家を売却して新築マンションに住み替えるのは、本人達も周りもとんでもないストレスだったと思う。でも著者は経験と人脈を役立て(一般の人にはなかなか持ち得ないと思うけど)進められた。
それを完遂し、それより相続関係の書類を整理できたのは何よりだと思った。できないのに手を出さないで、と言う、ほんとその通り…親に対して思うので自分自身は子にきちんとしたいと改めて思う。読後、まずは2つ銀行口座を解約した。 -
年を重ねると、家の中の階段や段差、スーパー等の買い物の場所、散歩道、までの距離や坂道・・。考えるときりがないですが、一つずつ問題解決をされる著者の経験が記されています。
遠距離での介護もこれから増える時代。どんな対応をしていかないといけないかを知っていても無駄ではないですね。 -
出来るだけ長く自分たちで生活したい高齢者の立場、それを実現する為のサポートをする娘としての立場、両方からの視線でテーマをとらえることが出来た。いつか、すごく役に立つことが書いてあったような気がする。
著者プロフィール
井形慶子の作品
