対馬の海に沈む

  • 集英社 (2024年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784087817614

作品紹介・あらすじ

2024年 第22回 開高健ノンフィクション賞 受賞作。

JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。
執拗な取材の果て、辿り着いたのは、
国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。

【あらすじ】
人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか………? 職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマというJAの構造上の問題と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。

【選考委員 大絶賛】
ノンフィクションが人間の淋しさを描く器となれた、記念すべき作品である。
──加藤陽子(東京大学教授・歴史学者)

取材の執拗なほどの粘着さと緻密さ、読む者を引き込む力の点で抜きん出ていた。
──姜尚中(政治学者)

徹底した取材と人の内なる声を聞く聴力。受賞作に推す。
──藤沢 周(作家)

地を這う取材と丁寧な資料の読み込みでスクープをものにした。
──堀川惠子(ノンフィクション作家)

圧巻だった。調査報道の見本だ。最優秀な作品として推すことに全く異論はない。
──森 達也(映画監督・作家)

(選評より・五十音順)

【著者プロフィール】
窪田新之助(くぼた しんのすけ)
ノンフィクション作家。1978年福岡県生まれ。明治大学文学部卒業。2004年JAグループの日本農業新聞に入社。国内外で農政や農業生産の現場を取材し、2012年よりフリーに。著書に『データ農業が日本を救う』『農協の闇(くらやみ)』、共著に『誰が農業を殺すのか』『人口減少時代の農業と食』など。

感想・レビュー・書評

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  • 第22回 開高健ノンフィクション賞受賞作(2024年)。

    金とノルマが、人間を狂わせる。
    「JA対馬不祥事件」を取材した、圧巻のノンフィクション!構成がミステリー仕立てで、最後まで惹きつけられる!必読です。

    約20年間 JA(農協)で圧倒的な成績を上げ続け、日本一に上り詰めた ひとりの営業マン。
    〇〇〇〇(44歳)。(※作中では本名)
    主に保険商品を扱っていた彼が活動していた場所。それは長崎県の対馬。なんと人口3万人の離島である。

    JA本部から課せられるノルマの70倍以上を売り上げるなど、営業所の必達目標を一人でこなし続けていた〇〇。
    神の如く崇められていた彼は、しかし2019年、車ごと対馬の海に飛び込み、死んだ。

    端的にいえば、〇〇は横領していた。彼はJA共済連に22億円超の損害を負わせていた。その金は一体どこへ・・・

    彼に何があったのか。彼は何をしていたのか。
    そして、JA対馬では何が起こっていたのか。


    ・・・出るわ、出るわ、不正のオンパレード。こんなの絶対すぐバレるよね?ところが実際にはその夥しい数の不法行為は、15年以上にわたり続いていた。

    それは何故か。詳しくは是非本書を読んでいただきたい。キーワードは
    ・JAの組織構造と体質にある根本的問題
    ・キツすぎるノルマ
    ・自分たちに損害はない
    ・むしろ自分たちにも甘い汁
    ・臭いものには蓋
    ・!結果的に◎◎も△△△だったから

    〇〇は、大好きなワンピースのルフィに憧れ、あらゆる手段(不法行為)で組織全体のノルマを独りでこなし、圧倒的実績を積み上げ、無から金を生み出し、その金でさらに金を増やし、仲間を集め、敵を排除した。

    地道な取材で浮かび上がった〇〇の人物像は、まさに著者が評した「田舎のヤンキー」。
    幼児性・攻撃性に相反する仲間への優しさ。組織の穴と人間の弱さを突く頭のキレ、狡猾さ。
    しかし、不思議な魅力も確かにあった。苦しむ同僚には自分を救ってくれる黒きヒーローに見えた。


    この「JA対馬不祥事件」を取材した本書が映し出したのは、金とノルマで狂った人たちの姿だった。
    人間はカンタンに愚かにも卑怯にもなれる。

    〇〇に「同僚の」女性が言ったひとこと。
    「いいの?こんなにもらって」
    本当はわかっていたのに。
    また彼女は言った。
    「わ た し は、やってない」


    そして第8章『共犯者』において、著者の取材はとんでもない結論へと至る。
    「◎◎が共犯者」という恐るべき事実。全てのからくりがここにあった。
    ・・・と思えば、さらなる事実!始まりから全部□□□。なんだこれ!!

    最後はオセロの色が一瞬で全てひっくり返るような結末。。


    是非読んでみてください!小説顔負け、人間の弱さと哀しさを映し出す圧巻のノンフィクションでした!おすすめします。




    序章 事故
    第一章 発覚
    第二章 私欲
    第三章 軍団
    第四章 ノルマ
    第五章 告発
    第六章 責任
    第七章 名義人
    第八章 共犯者
    終章 造反

    • Tomoyukiさん
      ゆーきさん
      構成が上手くて、クライマックスが小説みたいでした!
      すっとぼける人たちが多くて、醜悪でした
      ゆーきさん
      構成が上手くて、クライマックスが小説みたいでした!
      すっとぼける人たちが多くて、醜悪でした
      2025/11/05
    • みいこさん
       Tomoyukiさんのレビューを拝見し、私もこの本を読みました。ありがとうございます。
       壮絶なノンフィクションでした〜!
       読了してから...
       Tomoyukiさんのレビューを拝見し、私もこの本を読みました。ありがとうございます。
       壮絶なノンフィクションでした〜!
       読了してから、もう一度Tomoyukiさんのレビューを読み返し、改めて深く深く共感しました。
      2025/12/23
    • Tomoyukiさん
      みいこさん
      嬉しいお言葉ありがとうございます!☺︎
      また面白い本を見つけたらレビューしますね〜
      みいこさん
      嬉しいお言葉ありがとうございます!☺︎
      また面白い本を見つけたらレビューしますね〜
      2025/12/23
  • 2024年開高健ノンフィクション賞受賞作

    元々は農協の機関紙の記者をしていて現在はフリーランスの方が書いたノンフィクション作品です。

    事実は小説より奇なり、と言ったりしますが読後はまさにそんな感想を抱きました。

    本作は、JA対馬が生んだ全国トップセールスマンの不審な死についての描写から始まります。この描写がタイトルにもなっています。

    対馬は人口3万人弱であり長崎県に属する離島です。そんな狭いマーケットを相手にして、通常では考えられない程の共済の営業実績をあげ続けた人物がいました。それが本作の主人公とも言える故西山義治氏です。(ちなみに共済とは自動車保険、火災保険、生命保険などのことで保険会社でなくJAが販売する保険商品のことは共済と呼びます)

    西山氏は圧倒的な成績で毎年、JAの全国大会で最優秀担当者として表彰されるなどしてJAの中では全国的にも有名な人物だったようです。

    共済の営業実績に基づく歩合給を含めると年収が4000万とかになっていたようです。

    その人物がどのようにして営業実績をあげていたのかが丹念な取材により克明に記されています。
    営業活動の過程で大規模な不正が行われており、その不正にJAや関係する組織は西山氏の成績にあやかるために不正に見て見ぬ振りをして来たことも描かれています。

    不正の内容は多岐にわたりますが、台風などの自然災害を悪用した共済金(一般には保険金)の不正請求が主たるものです。災害被害の偽造、ねつ造、過大請求のオンパレードです。

    JAでは彼の死後に不正は彼一人によるものとして処理したようですが、そんなわけないだろうというのが著者の主張です。

    先日、三菱UFJ銀行の貸金庫事件がメディアで大々的に報じられていましたが、それに匹敵するいやそれ以上に大きな問題を孕んでいるように思います。

    西山氏による不正で多くの対馬の島民が本来得られるはずのない利益を得て甘い汁を吸って来たはずです。
    それらのことがなかったことにされて多数の不正受給者にはお咎めなし。
    まさに死人に口なしで、西山氏一人に罪をおっかぶせるのは到底納得できるものではありませんね。

    著者の窪田さんの執念の取材には頭が下がります。
    本書はたくさんの人に読んでもらいたいと思える一冊です。

    • 羊女さん
      TAKAHIROさま

      フォローいただき、ありがとうございます。
      感想文を拝見しました。
      こちらの本にとても関心をいだきました。
      早速、本棚...
      TAKAHIROさま

      フォローいただき、ありがとうございます。
      感想文を拝見しました。
      こちらの本にとても関心をいだきました。
      早速、本棚に入れさせていただきます。
      2025/11/02
  • 図書館の予約リストに名を連ねてから、何ヶ月が過ぎただろう。
    ブクログ内でも高評価が並ぶ本書を、ようやく手に取ったのは、ふと立ち寄ったBOOK・OFFでの偶然だった。
    しかも、セールコーナーに一冊だけ。
    まるで「今、読むべきだ」と本に呼ばれたような気がして、迷わずレジへ向かった。

    (´ρ`*)コホン
    では、本書の内容を含めた感想を。

    静かな海に沈んだのは、誰の罪だったのか?

    『対馬の海に沈む』──そのタイトルからして、ただならぬ気配が漂っていた。
    舞台は長崎県・対馬。
    2019年、JAの職員・西山義治が車ごと海に転落し、命を絶った。
    彼は「JAの神様」とまで称され、圧倒的な営業成績を誇っていたが、その死の裏には22億円もの巨額横領があったという。

    著者・窪田新之助は、新聞記者としての執念でこの事件を追い、島の沈黙と組織の闇を丹念に掘り起こしていく。
    浮かび上がるのは、個人の犯罪というよりも、組織ぐるみの共犯構造。
    JAという巨大な組織の中で、ノルマに追われる職員たちは「自爆営業」に追い込まれ、数字を作るために不正が常態化していた。
    西山はその象徴であり、同時に犠牲者でもあったのかもしれない。

    だが、読み進めるうちに、私はある種の違和感を抱き始めた。
    確かに、事件の構造は重く、社会的意義も大きい。
    地方社会に根付く沈黙の文化、組織の隠蔽体質、そして「見て見ぬふり」が生む共犯の論理──どれも現代日本が抱える問題だ。
    しかし、なぜか心が震えなかった。
    ページをめくる手は止まらないのに、胸の奥に残るものが薄い。

    おそらくそれは、私がノンフィクションに求めるものが「人間の内面の震え」だからだ。佐々涼子の『エンジェルフライト』や石井光太の『43回の殺意』や『漂流児童』には、言葉にならない感情が渦巻いていた。
    登場人物の息遣いが聞こえ、彼らの痛みがこちらの皮膚にまで染み込んでくるようだった。

    一方で本書は、記者としての冷静な視線を貫いている。
    事実を積み上げ、構造を解き明かすことに徹している。
    その姿勢は誠実であり、尊敬に値する。
    だが、私には少し距離があった。
    西山という人物の内面に、もう一歩踏み込んでほしかった。
    なぜ彼はそこまでして数字を追い求めたのか。
    なぜ、誰にも助けを求めなかったのか。
    彼の孤独や葛藤に、もっと寄り添いたかった。

    とはいえ、本書が描き出す「地方の沈黙」は、私たちの身近にも潜んでいる。
    声を上げれば浮いてしまう、空気を読むことが美徳とされる社会。
    その中で、誰かが沈んでいくのを、私たちはただ見ているだけなのかもしれない。
    対馬の海に沈んだのは、西山一人ではなかった。
    組織の論理に飲み込まれ、声を失った多くの人々の姿が、静かな海の底に重なって見えた。

    読後、私は本を閉じて、しばらく窓の外を眺めていた。
    都市の喧騒の中にも、見えない沈黙がある。
    それに気づくことができるかどうか──それが、この本の問いかけなのかもしれない。


    <あらすじ>
    『対馬の海に沈む』(窪田新之助)は、22億円横領事件の真相を追い、地方社会と組織の闇を暴いた衝撃のノンフィクションです。

    2019年、長崎県対馬。人口わずか3万人のこの国境の島で、JA(農業協同組合)の職員・西山義治が、自ら運転する車ごと海に転落し、44歳で命を絶った。彼は「JAの神様」「天皇」とまで呼ばれ、全国トップクラスの営業成績を誇る伝説的な存在だった。しかしその死には、22億円にも及ぶ巨額横領の疑惑がつきまとっていた。

    著者・窪田新之助は、不可解な死の真相を追い、執拗な取材を重ねる。浮かび上がってきたのは、単なる個人の犯罪ではなく、JAという巨大組織の構造的な問題、そして島社会の沈黙の構造だった。西山は、顧客の通帳や印鑑を預かり、架空の契約や解約・再契約を繰り返すことで多額の歩合給と共済金を得ていた。その金は、同僚や顧客に分配され、彼らは知らず知らずのうちに「共犯者」となっていく。

    JA内部では、達成困難な営業ノルマが課せられ、多くの職員が「自爆営業」を強いられていた。西山はその中で唯一の成功者として絶大な権力を握り、不正に協力しない職員を左遷やいじめで排除していった。さらに、島という閉鎖的なコミュニティでは、外部からの介入や内部告発が極端に忌避され、不正を見抜いた者も声を上げることができなかった。

    著者は、関係者への丹念な聞き取りと資料の読み込みを通じて、JAという組織の隠蔽体質と、地方社会に根付く「共犯の論理」を浮き彫りにする。西山の死は、果たして逃避か、贖罪か、それとも組織による排除だったのか。読者は、ミステリーのような展開の中で、次第に「自分もまた共犯者ではないか」と問いかけられる。

    『対馬の海に沈む』は、ノンフィクションの枠を超え、現代日本が抱える構造的病理と人間の弱さを鋭くえぐり出す。地方の一事件にとどまらず、私たちの社会全体に潜む「見て見ぬふり」の危うさを突きつける一冊である。

    この作品は第22回開高健ノンフィクション賞を受賞し、「調査報道の見本」とも評されました。


    本の概要
    2024年 第22回 開高健ノンフィクション賞受賞作

    JAで「神様」と呼ばれた男の溺死。
    執拗な取材の果て、辿り着いたのは、
    国境の島に蠢く人間の、深い闇だった。

    【あらすじ】
    人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか………? 職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマというJAの構造上の問題と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。

    【選考委員 大絶賛!】
    ノンフィクションが人間の淋しさを描く器となれた、記念すべき作品である。
    ──加藤陽子 (東京大学教授・歴史学者)

    取材の執拗なほどの粘着さと緻密さ、読む者を引き込む力の点で抜きん出ていた。
    ──姜尚中 (政治学者)

    徹底した取材と人の内なる声を聞く聴力。受賞作に推す。
    ──藤沢 周 (作家)

    地を這う取材と丁寧な資料の読み込みでスクープをものにした。
    ──堀川惠子 (ノンフィクション作家)

    圧巻だった。調査報道の見本だ。最優秀な作品として推すことに全く異論はない。
    ──森 達也 (映画監督・作家)
    (五十音順・選評より)

    著者について
    窪田新之助 (くぼた・しんのすけ)
    ノンフィクション作家。1978年福岡県生まれ。明治大学文学部卒業。2004年JAグループの日本農業新聞に入社。国内外で農政や農業生産の現場を取材し、2012年よりフリーに。著書に『データ農業が日本を救う』『農協の闇』、共著に『誰が農業を殺すのか』『人口減少時代の農業と食』など。

    • かなさん
      私はこの作品、すっごいっ!!って思ったんだけど^^;
      確かにね、最後は個人というより
      社会全体への投げかけみたいになってた…かもですね。
      私はこの作品、すっごいっ!!って思ったんだけど^^;
      確かにね、最後は個人というより
      社会全体への投げかけみたいになってた…かもですね。
      2025/12/15
    • ヒボさん
      かなさん♪
      すっげー期待してたんですよね(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
      でも、な~んか違った(^^;
      かなさん♪
      すっげー期待してたんですよね(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
      でも、な~んか違った(^^;
      2025/12/15
  •  対馬という人口が3万人もいないという過疎の島で、日本一の営業成績を挙げる農協職員が車ごと海に沈むという場面からこのノンフィクションは始まる。いくら孤島には他の保険会社が少ないとしても、農協の共済を販売する担当者がこのような地域で日本一の成績を何年も継続して上げ続けることなんてどう考えてもおかしい。それがずーと見過ごされ続け、彼が不正に他人の保険金を横領した金額は22億円に及ぶというのに驚かされた。
    実際に契約者が被害に遭って正当な保険金を横領されたというのであれば、社会的にも大きな問題になったのだろうが、多くのケースで彼の顧客もそれなりの利益を得ており、彼の同僚や上司そして長崎県農協まで彼を取り巻く組織全体が彼の不正により利益を得ていた構図のようなのだ。まあ、農協とか郵便局とかそんなことがあてもおかしく無いだろうなって思ってしまいます。オーディブルで聴きましたが、とても聴きやすかったです。
    ほんとはあり得ないことなんだけれど、実際に成り立っていると思われること、たとえば「百年安心の年金」、「絶対お得な保険」とか、「いくら国債を発行しても日本の財政は問題ない」とかって世の中には結構信じたくなるような情報が氾濫するけど、「そんなわけないよね」っていうのが正しいのだ。

    • ぴりさん
      私も今、読んでますが、その通りですね。
      ある意味組織ぐるみと言われても仕方ないような内容でした。
      こんな事が何年も続けられるって、一体なんな...
      私も今、読んでますが、その通りですね。
      ある意味組織ぐるみと言われても仕方ないような内容でした。
      こんな事が何年も続けられるって、一体なんなんでしょう。
      そろそろ終盤ですが最後まで面白く読めそうです。
      2025/07/31
  •  1台の軽ワゴン車が岸壁から海へダイブし、「運転手は微動だにせず沈んでいった」という目撃証言から始まる本書。まるでミステリーのような構成に引き込まれ、その展開にのめり込みました。

     亡くなったのはJA対馬職員・西山義治(44歳)。過疎化が進む小さな離島で、彼はJA共済事業で全国トップクラスの実績を誇る凄腕営業マンでした。
     次第に絶大な権力を掌中に収めながら、巨額横領(総額22億円)の疑惑もありました。

     著者の窪田さんは、JAグループ「日本農業新聞」出身。小さな先細りの島で、異様な営業力と組織の権力を得た人間は何者だったのか、たった一人の犯行なのかと多くの疑問を抱え、一つ一つの細かな証言・事実を積み上げるように、執拗にかつ執念で取材を進めます。

     JAの組織構造や多事業、特異な仕組みの理解も得られましたが、常軌を逸した虚偽と捏造の手口、大規模不正の背景と経緯に、唖然とするしかありませんでした。これは虚構ではない実話なのかと、驚きをもちながらさらに没入しました。

     地道な取材の結果、対馬の海の底に沈んだ真実が見えてきます。有能で踊り続けた、いや踊らせられた一人の男…。その破滅は、共犯とも言うべき組織や顧客の闇と病根をあぶり出します。
     人間、悪事と知りながら、自分に害が及ばす、あわよくば利する状況であれば、加担せずとも黙認・許容する身勝手さや弱さがあるという事実を突きつけられます。やるせないのは、同種の問題が社会に横たわり、日常的に報道で見聞きする現実です。

     深刻な社会問題へ警鐘を鳴らすとともに、私たちの組織や人への向き合い方を鋭く問う一冊でした。2024開高健ノンフィクション賞受賞作。

    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      あらら〜!( ゚д゚)
      図書館人気本あるあるですねーʅ(◞‿◟)ʃ
      回ってきた時には自分の優先順位が変わって
      たりするんですよね…皆さん同じ...
      あらら〜!( ゚д゚)
      図書館人気本あるあるですねーʅ(◞‿◟)ʃ
      回ってきた時には自分の優先順位が変わって
      たりするんですよね…皆さん同じかなぁ( ; ; )
      2025/05/19
    • しずくさん
      自分の優先順位が変わってたりするんですよね…

      あはは、おっしゃる通り! 
      読んでから対馬に住む友人にこれって本当なの?って訊ねるのが...
      自分の優先順位が変わってたりするんですよね…

      あはは、おっしゃる通り! 
      読んでから対馬に住む友人にこれって本当なの?って訊ねるのがセットになってるんだけどなぁ~
      2025/05/19
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      対馬にお友だちがいらっしゃるんですね(^^)
      対馬の方々がみんな変な目で見られたら
      お気の毒ですね(*_*)
      それほどの衝撃でした((((...
      対馬にお友だちがいらっしゃるんですね(^^)
      対馬の方々がみんな変な目で見られたら
      お気の毒ですね(*_*)
      それほどの衝撃でした((((;゚Д゚)))))))
      2025/05/19
  •  あんどうとりさんから、オススメいただきました。ありがとうございました。

     「JAの神様」と呼ばれた西山善治氏、彼はJA対馬においてライフアドバイザーとして10年以上全国大会で表彰をされてきた、スーパーライフアドバイザーでした。対馬は、人口3万人の長崎の離島であり、ライフアドバイザーとはJAで取り扱う様々な保険の営業マンです。その額は22億円にものぼり、年収も4000千万円!!2019年2月25日に、自ら命を経った西山氏…その裏には、巨額の横領の疑いが露見する…。さらに調べを進めると、不正の手口も明らかになっていくが、果たして西山氏一人でこんなことができるものなのか…徹底した取材に基づき真実を明らかにしていくノンフィクション…。

     ウチもね、JAの共済にはお世話になっていて、そのライフアドバイザーさんから保険の見直しをしましょうって…色々説明をしてもらって、保険にかける額を少し減らしてもらいました。ちなみに、ウチは自動車も生命保険も、建物共済もみんなJAだったりします。JAの職員にノルマが課せられていることも知っていたし、そうそう、私の生命保険なんて親が私が働き始めたときに勝手に付き合いもあるから入ったからその後の掛け金は自分で払うんだよ…とか言われて入ったものだし…田舎はこういの、あるんですよね!!だけど、今は私が子どもたちの保険を勝手に契約することはできないみたい(あたり前だけど)です。

     そんなこともあって、興味をもったんですね!ただ、この事件のことは知りませんでした。西山氏も悪いけど、JAの体質も良くないですよね…西山氏だけが悪者??でもそれをチェックする体制は?というか、どんどん契約を勧めるように逆に働きかけていたんじゃん!!西山氏を信じて、共済の保険に加入していた方もたくさんいたと思います。だけど、自分の保険ってそんなに日々見直したりはしないし、ちょっと小難しいと思いませんか??保険加入者のことを第一に、親身になって相談にのってくれるライフアドバイザーさんもいるのだから、そういう人材を育てるところに力を入れてほしいです。

    • かなさん
      1Q84O1さん
      ですよねぇ~保険って難しいのよねぇ…
      説明してもらっても聞いてる
      そばからわかんなくなっちゃう(・_・;)
      でもそ...
      1Q84O1さん
      ですよねぇ~保険って難しいのよねぇ…
      説明してもらっても聞いてる
      そばからわかんなくなっちゃう(・_・;)
      でもその都度、聞ける人がいるといいですよねっ!
      2025/06/18
    • かなさん
      ななみさん、おはようございます。
      ドキュメンタリーとかノンフィクション、ルポ系の作品って
      読んでいて、心に迫ってくるものが違うんですよね...
      ななみさん、おはようございます。
      ドキュメンタリーとかノンフィクション、ルポ系の作品って
      読んでいて、心に迫ってくるものが違うんですよね!!
      でも、読了できると自己満足に浸れちゃったりします(;´∀`)
      保険ってなかなか見直す機会がないですもんね!!
      今回は、ウチの事情も考慮して見直してもらえたので
      よかったなぁ~って思ってます。
      2025/06/18
    • かなさん
      まきさん、おはようございます。
      さすが、まきさんです!!
      私は、今まで高いなぁ~とか思いながらも
      見直してはこなかったんですよね!
      ...
      まきさん、おはようございます。
      さすが、まきさんです!!
      私は、今まで高いなぁ~とか思いながらも
      見直してはこなかったんですよね!
      だけど、今回声をかけてもらって、
      ウチの経済状況を話して、少し減らしてもらいました。
      だいぶ助かりました(*^^)v
      こういう、親身になってくれるライフアドバイザーさんも
      いるんだってことも事実あるんですよね~
      2025/06/18
  • JA職員の横領、そして発覚前に自殺。
    死人に口なしの言葉そのままに何もかもをただ1人に背負わせる。

    年末にとんでもない本がきた!
    面白すぎる〜

    彼が自殺したところから始まって、JAの基本情報、そして著者の取材が始まって、もう最初からアクセル全開で不正の数々を一から百まで読ませてくれます。楽しい!
    田舎のヤンキーっぽく、ワンピースが大好き、味方には優しい、そんな彼の最後の日々が正反対で寂しい。

    ただやっぱり不正を見過ごさない人たちはいた。
    告発した小宮さんが彼のことを親身に考えてくれていたことが悲しい。
    こんな大事件になりそうな不正なのにぜんぜん知らなかった。作中にある発表会で人気タレントを呼んだり、CMとかもバンバンしてるから
    凄い圧力かかったのかな。

    • あんどうとりさん
      130番待ちは長いですねー
      待った分の面白さはお釣りが来るくらいですからおすすめです(ᴖ ̫ᴖ )
      130番待ちは長いですねー
      待った分の面白さはお釣りが来るくらいですからおすすめです(ᴖ ̫ᴖ )
      2025/03/22
    • しずくさん
      あんどうとりさん、コメントを送ってから4ヶ月あまり、やっと手元に届きました。長崎に住んでいても知らなかった事件でした・・・。対馬の友人は登場...
      あんどうとりさん、コメントを送ってから4ヶ月あまり、やっと手元に届きました。長崎に住んでいても知らなかった事件でした・・・。対馬の友人は登場人物などほとんど知ってると言ってました。彼の土地もそのままだそうです。
      2025/08/05
    • あんどうとりさん
      しずくさんありがとうございます
      4ヶ月長かったですね。
      事件からそんなに日も経っていないから、住んでる人には忘れたくても忘れられないですもん...
      しずくさんありがとうございます
      4ヶ月長かったですね。
      事件からそんなに日も経っていないから、住んでる人には忘れたくても忘れられないですもんね。
      2025/08/05
  • JA共済で営業成績全国1位を取ったのは、人口わずか3万人の離島の営業マンだった。そのカラクリを暴いたノンフィクション。

    なんでこんなことやって営業停止にならないの!!法律だってあるだろうに!!組織のモラルが低すぎる!!

    JAといえば、コメの値段が下がらない。会長は大臣のオトモダチだし、色々なカラクリがあるのでしょう。。

  •  これはスゴイ本だ。JA対馬の職員が長年にわたって不正を行っていた。それが隠し通せない状態になり、クルマごと海に飛び込んだ。本書はこの事件を追ったノンフィクションであり、関係者はほとんどが実名で登場する。この不正が長期に発覚しなかった背景や、JAの組織としての体質を丹念な取材を基に書かれている。協力者の存在、JAが職員に課す過大なノルマと自爆営業等々。そして「死人に口なし」という現実。本当に悪い奴は誰か? 開高健ノンフィクション賞受賞作
     
     自分も地元のJAの准組合員になっている。親父から「相続」したようものだが。そして、同級生がJAの理事長を務めていた。その職を退任後は、JAの子会社の社長に天下っていた。ところが、その会社の経理担当職員が5000万円超を使い込むという不正をしていた。それがばれそうになり、やはり自死したのだ。同級生は責任をとらされて社長を退任し、相応の賠償金(?)を支払った。この職員だが、8年以上にわたり不正な引き出しを行っていたという。なぜこんなに長期にわたる不正を見抜けなかったのだろう。

     そもそもJAは不祥事が多すぎる。うちのJAでもこれ以前にも不祥事があり、その不正を行っていた期間が数年にわたっていたのだ。いったいどういう監査体制なのだろうか。

  • 人口わずか3万人の長崎県の離島で、日本一の実績を誇り「JAの神様」と呼ばれた男が、自らが運転する車で海に転落し溺死した。44歳という若さだった。彼には巨額の横領の疑いがあったが、果たしてこれは彼一人の悪事だったのか………? 職員の不可解な死をきっかけに、営業ノルマというJAの構造上の問題と、「金」をめぐる人間模様をえぐりだした、衝撃のノンフィクション。

    読了するまでに読むのを止めようと何度か思った。よくぞ最後まで漕ぎ着けたと安堵している。当方長崎市に住んでいるが、育った故郷の鹿児島(ムラ社会)でも似たような事例がいつ起きてもおかしくない、九州だけでなく日本全土にも温床があるように思えてきた。高齢者にとって郵便局に絶対的な信頼を置くのと同様、農協は古臭いけれど騙しはしないだろうという暗黙の信用を勝ち取っている。田舎の(ましてや周囲を海で囲まれた島)の狭い人間関係や因習に縛られて暮らしているならば、巻き込まれ呑まれながら生きていくのもある意味で”術”なのだろうか。悲しく怖い。抗った数少ない人たちは左遷、辞職、強いては病に倒れていた。
    本作で第22回開高健ノンフィクション賞受賞している著者も本作を書いた後、身体を壊したと添えている。

    • かなさん
      ウチの方もこういうこと、起こり得るなぁ…って
      典型的なムラ社会が根強い地域なんで(;´∀`)
      著者の窪田さん、ホントよくここまで描いてく...
      ウチの方もこういうこと、起こり得るなぁ…って
      典型的なムラ社会が根強い地域なんで(;´∀`)
      著者の窪田さん、ホントよくここまで描いてくれたと思いますもの…
      読了、お疲れ様でした。
      2025/08/07
    • しずくさん
      かなさん、コメントをありがとうございます!
      そうですか、かなさんの所も。
      というより日本全国起こり得る可能性があると思いました。
      実名...
      かなさん、コメントをありがとうございます!
      そうですか、かなさんの所も。
      というより日本全国起こり得る可能性があると思いました。
      実名で書かれているというのも衝撃的、まして良くも悪くもインタビューされた人らもというのが驚きです。
      今日あたり、やっと対馬の友人に電話する気持ちの整理が出てきました。
      2025/08/07
  • ノンフィクションと対馬とブクログの評判を期待して読了。
    ノンフィクションは同じ表現を繰り返すものの、書き方が新鮮だった。慣れるまでは少し時間がかかるかも。
    なんだかイジメの構造と似てる気がして、加害者と被害者と無関心を装う傍観者の関係。
    対馬は母の生まれたところ。一度行ってみたい。この本の記憶を思い出しながら。
    真正面からやると大変になるから有耶無耶にしていることはどの組織でもあることだと思う。自分も少なからずその1人だ。そんな矛盾を抱きながら働くことが生きることだとすると、やっぱり変わっていきたいなと思う。
    ノンフィクションに書かれていることを評論して何かをわかった気になるよりも、自分の生き方に応用したい。
    ノンフィクションの醍醐味はある意味自己啓発だと思った。

  • JAのイメージは、地域密着のアットホームさだと思っていた。そのイメージが一瞬にして覆ってしまうほどの衝撃。
    対馬という地で優績表彰を受け、神様とまで呼ばれていたライフアドバイザーの西山。
    受注額、そして不正額の規模の大きさに唖然としてしまう。手口を知れば知るほど、とうてい一人で出来ることではないなと。
    JAという組織自体に対して不信感でいっぱいになってしまった。(親が何か契約していた気がするぞ…)
    告発された小宮さんの人柄が素晴らしくて、だからこそこんなことになってしまったのが悲しい。

    • かなさん
      おはようございます。
      レビューはまだだけど、この作品を読んで
      私もねこさんと同じように思いました!
      どうして?何がこのような事件を招い...
      おはようございます。
      レビューはまだだけど、この作品を読んで
      私もねこさんと同じように思いました!
      どうして?何がこのような事件を招いたのかが
      この作品で白日のもとにさらされた感じですよね!
      2025/06/07
    • ねこさん
      かなさん、こんにちは♪
      この本を読んだら、不な怖くなりますよね。思わず「〇A、不正」と検索したら、出るわ出るわ。
      そして、なんで印鑑や通帳を...
      かなさん、こんにちは♪
      この本を読んだら、不な怖くなりますよね。思わず「〇A、不正」と検索したら、出るわ出るわ。
      そして、なんで印鑑や通帳を渡しちゃうのかなと思ったら、後半でそういうことか…と。
      もう、人間不信になりそう。
      2025/06/07
  • 第22回開高健ノンフィクション賞

    JA対馬で起きた元職員による共済金の不正流用を暴いたルポタージュ。
    もちろん違法行為をした元職員は悪いのだけど、地方組織の杜撰さには呆れるし、通帳と印鑑を他人に預けてしまえる島社会にも驚いた。
    台風が多く被害を報告しやすいことからも、対馬だからこそ不正が可能だったのはあるのかも。
    他にも、ノルマの弊害や、おこぼれをもらった周囲の人間の狡猾さなど要因は様々。
    しかし一番疑問を感じるのは、ジャーナリストが調べないと明らかにならないこと。
    警察が事実を調べ、組織が自ら責任をとるものでは?
    潮目が変わってからの関係者たちの傍観者っぷりが悲しい。

  • 難しいと思いながら読みました。でも細かいところがよくわかる・・・人口の少ないところで生きる…のに共通しているのではと思うところも。
    その人の死に際の心情は誰にもわからないけれど…

  •  ブク友さんのレビューを拝見し、この本を手に取りました。
     JAという巨大組織の深い闇に恐怖を覚えます。壮絶なノンフィクションでした。
     あまりにも壮絶過ぎて、言葉が見つかりません。ここまで粘り強く取材を続けた著者の信念に頭が下がります。

  • JAの職員が長年にわたって詐欺を働き、大金を騙しとった事件のノンフィクション。
    犯人はワンピース(漫画)のファンで、大量のフィギュアを持っており、その主人公のように仲間(共犯者)を集めて活躍(詐欺)したらしい。
    職場の人間はもとより住民もそうとう濃いグレー。
    なのに犯人が亡くなっても彼らは他人事。
    なにこれ。村ホラーかと思った。

  • 申し訳ないが、途中でどうでもよくなってしまった。JA本体や、不正を主導した西山。なかなかここまで大きな不正を、長きに渡って繰り返すということは確かに稀だろうが、ちょこちょこした不正はあちこちで行われていそうだとも思った。

    会社側の儲け至上主義の犠牲になっている社員たち。それから逃れるために楽をしようとして、西山に加担する社員。西山たちの私利私欲に溺れていく様子など読んでいて、ありきたりな人間像を再生されているだけの感覚に陥った。

    これを読んで、JAへの信頼は今まで以上になくなった。新しいものはもう絶対契約しない。この本が出たことで、何かが変わったのだろうか?
    そういった風評を私が知らないだけか全く聞かないので、そこが1番気にかかった。

  • 一気に読んでしまいましたが、気分は重いです…

    いろいろ考えさせられ、もしかすると自分も加担していることもあるのではないかと思いました。

    本に出てくる臨時職員や元上司の方のような強さや信念はすごいと感じました。

  • 対馬でのある事件をきっかけに、保険などの不正経理の中心人物を掘り下げたルポ。

    私の勤める会社でも御多分に洩れずコンプライアンス遵守が叫ばれ、毎月コンプラ通信が配信、
    新聞記事となった数々のパワハラ、不正経理の事例が紹介されている。事例をもって社員のコンプラ意識の啓発と教訓として配信されてるのだが、この通信は本当に毎月毎月配信され続けている。つまり毎月違う話題がわんさか出てきておりネタに困らない、ということ。

    不正などに走るのは個人の欲の暴走もあるが、会社組織がある限りはこういった問題は今後も無くならないだろうと、この本を読んで改めて思う。


  • 窪田新之助の対馬の海に沈むを読んだ
    JA のトップセールスマンが車ごと海に飛び込んで自殺。
    横領がバレての自殺。その謎を追いかけるノンフィクション小説だが、単に謎を追いかける記録のようで、三分の一を読んで挫折。
    面白みを感じなかった。
    私には響かなかった

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著者プロフィール

窪田 新之助(くぼた・しんのすけ):農業ジャーナリスト。日本農業新聞記者を経て、フリー。著書に『農協の闇』(講談社現代新書)、『データ農業が日本を救う』(インターナショナル新書)など。

「2023年 『人口減少時代の農業と食』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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