星の時計のLiddell 2

著者 :
  • 集英社 (1985年10月1日発売)
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本棚登録 : 196
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087821031

感想・レビュー・書評

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  • ヒューが見る、当人にとって居心地のいい夢に
    不吉さを覚えたウラジーミルが、調査を開始。
    その夢に身を委ねるうち、
    「ここ」ではない「向こうの世界」へ誘(いざな)われるらしい。
    一方、ヒューは骨董品店で、
    夢に現れて自分を幽霊呼ばわりする美少女の写真を見つけ、
    彼女が過去、確かに存在した人間であったことを知り、
    夢の舞台である屋敷も実在するはずだと考え、
    その家を探そうとする。
    【第3巻感想に続く】

  • 2018/10/19購入

  • 夢の世界の女の子リデルですが、わしはなぜか、名字がリデルで、名前はアリスなのだと思っていました。

    アリス・リデル。ドジスン教授のアリスは、本当は、挿絵のような金髪の少女ではなくて、黒髪のおかっぱの少女だったようです。

    今回、読み返してみると、どうやら名前がリデルみたいですねぇ。関係ないのかな?
    でも、LIddellは、リデルとも、リドルとも訳されています。
    だから、もしかするとリデルのイメージは、これもまた別世界の物語である「鏡の国のアリス」のアリスのイメージがあったのかもしれません。

    すると、ヒューとリデルの関係は、ドジスン教授とアリスの関係とダブるのか?
    ドジスン教授は30歳のときに、当時13歳だったアリスにプロポーズしたという伝説が、まことしやかに語られています。

    では、ヒューも、リデルに恋をしていたのか?

    ヒューは30歳ではないし、リデルも夢の中で13歳よりは、もう少し娘らしく成長しています。

    また、ヒュー自身が語っているように、彼は人に傾倒する人間ではありません。
    思いは、家の方に向いている?

    どうしても、あの家にたどりつかなけばならないと思ったのは、リデルが、助けを求めたから。
    そして、多分なのですが、彼は助けを求められたら、それが誰であれ、その助けが彼に向けられたものである限り、行かなければならないと思うような人物なのではないでしょうか?

    そう考えると、それは、やっぱり簡単に恋愛感情とか、そういうものでは語れないようです。

    もっとも、実は、ドジスン教授がアリスにプロポーズしたという話は、いろいろな真面目な研究の結果、今では、デタラメであるということが、わかっています。
    でも、世間に一度流布したウワサというのは、なかなか、消せないものです。

    内田善美は、なんとなくそんな話すら知っていて、リデルの名前を使った様な気もします。
    なによりも、「鏡の国のアリス」というのは、何とか時間を止めようとする話ですから。

  • 2009/10/21再読

  • 再販切望!何回も読みましょう♪

  • 親の本。そしてこれまで少女漫画に抱いていたイメージを覆した衝撃的な作品。
    マニアックだしプレミア付いてそうだけど、古本屋で見かけたらぜひ買ってみてほしい。

  • 傑作すぎる。それだけ。筆を折らないでほしかった。

  • 今まで読んだ中で最高傑作だと思うマンガ

  • (1)参照

  • 漫画の中では、この方の作品が今まで一番好きかも。

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