- Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087821031
感想・レビュー・書評
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ヒューが見る、当人にとって居心地のいい夢に
不吉さを覚えたウラジーミルが、調査を開始。
その夢に身を委ねるうち、
「ここ」ではない「向こうの世界」へ誘(いざな)われるらしい。
一方、ヒューは骨董品店で、
夢に現れて自分を幽霊呼ばわりする美少女の写真を見つけ、
彼女が過去、確かに存在した人間であったことを知り、
夢の舞台である屋敷も実在するはずだと考え、
その家を探そうとする。
【第3巻感想に続く】詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢の世界の女の子リデルですが、わしはなぜか、名字がリデルで、名前はアリスなのだと思っていました。
アリス・リデル。ドジスン教授のアリスは、本当は、挿絵のような金髪の少女ではなくて、黒髪のおかっぱの少女だったようです。
今回、読み返してみると、どうやら名前がリデルみたいですねぇ。関係ないのかな?
でも、LIddellは、リデルとも、リドルとも訳されています。
だから、もしかするとリデルのイメージは、これもまた別世界の物語である「鏡の国のアリス」のアリスのイメージがあったのかもしれません。
すると、ヒューとリデルの関係は、ドジスン教授とアリスの関係とダブるのか?
ドジスン教授は30歳のときに、当時13歳だったアリスにプロポーズしたという伝説が、まことしやかに語られています。
では、ヒューも、リデルに恋をしていたのか?
ヒューは30歳ではないし、リデルも夢の中で13歳よりは、もう少し娘らしく成長しています。
また、ヒュー自身が語っているように、彼は人に傾倒する人間ではありません。
思いは、家の方に向いている?
どうしても、あの家にたどりつかなけばならないと思ったのは、リデルが、助けを求めたから。
そして、多分なのですが、彼は助けを求められたら、それが誰であれ、その助けが彼に向けられたものである限り、行かなければならないと思うような人物なのではないでしょうか?
そう考えると、それは、やっぱり簡単に恋愛感情とか、そういうものでは語れないようです。
もっとも、実は、ドジスン教授がアリスにプロポーズしたという話は、いろいろな真面目な研究の結果、今では、デタラメであるということが、わかっています。
でも、世間に一度流布したウワサというのは、なかなか、消せないものです。
内田善美は、なんとなくそんな話すら知っていて、リデルの名前を使った様な気もします。
なによりも、「鏡の国のアリス」というのは、何とか時間を止めようとする話ですから。 -
2009/10/21再読
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再販切望!何回も読みましょう♪
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親の本。そしてこれまで少女漫画に抱いていたイメージを覆した衝撃的な作品。
マニアックだしプレミア付いてそうだけど、古本屋で見かけたらぜひ買ってみてほしい。 -
傑作すぎる。それだけ。筆を折らないでほしかった。
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今まで読んだ中で最高傑作だと思うマンガ
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(1)参照
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漫画の中では、この方の作品が今まで一番好きかも。