60歳のラブレター (愛蔵版コミックス)

著者 : くりた陸 古沢良太

• 集英社 (2009年5月8日発売)

感想・レビュー・書評

[nyancyusakuraさんの感想 · 2011年2月27日]

Ｈ230227

[リカさんの感想 · 2010年7月20日]

映画になっていたことを思い出して、コミカライズ版を読んでみました。
3組の60代の男女の物語が、オムニバス形式で紹介され、それぞれが少しずつ関わっています。

60歳といったら、自分よりもかなり年配の人たちだという印象がありますが、恋をしたり愛したりする感情は、年齢に関係ないんだと思いました。

優しい見やすい絵ですが、みんなシュッとして若々しく描かれているため、とても60歳には見えませんでした。
その年の頃には体型が変わったり髪が薄くなったりする現実が取り入れられていないので、若干物語の中の絵空事のような気もしました。

登場人物が60代ばかりという話は、あまり読んだことがありません。
みんな大人なので、感情面で愛憎もつれた激しい波風が立つことはなく、落ち着いて読めました。
それでも人間、日々生きていくだけで、いろいろなことが起きるものですね。