銃夢(新装版) (2) (愛蔵版)

木城ゆきと

• 集英社 (2010年7月16日発売)

感想・レビュー・書評

[竹蔵さんの感想 · 2025年2月17日]

銃夢 新装版 2

2巻では、ガリィのユーゴへの恋が中心に描かれます。
ユーゴは空中都市ザレムに行くため、違法な脊椎泥棒を繰り返し金を稼いでいます。それが発覚して賞金を首にかけられることになり、賞金稼ぎのガリィはユーゴの首を取るか、自分が追われることにあるかの判断を迫られることに。
残念ながら、ユーゴの夢の背景やガリィの選択は今ひとつ共感できるものがありませんでした。
機械の体のガリィが生身の体を持つユーゴに寄せる想いは感じることが出来ますし、”キスの味は電池の味”というのはなかなかユーモア感あふれる表現かなと思います。
後半は次作への導入として、ガリィを捜すイドが東部地区のローラーゲーム（東京ボンバーズ、古い！）のようなゲーム場でガリィと再開するところで終わりますが、イドの過去の一部が判明することにもなります。
緻密な絵とストーリイ展開は並以上のもの。結局最後まで読んじゃうような気がします。毎月一巻ずつの新装版の発行のようなので、一年以上かかることになりそうです。

竹蔵

[りんさんの感想 · 2010年9月6日]

この前、古い方のコミック見てたら、たった９巻で完結だったのですね。
わたしは、なぜか１７巻ぐらいあると思っていました。

だから、このスピードなのかぁとちょっと納得。必要な物語だけが、ギシッと詰まっている感じです。

著者プロフィール

木城 ゆきと（きしろ ゆきと、1967年3月20日 - ）は、血液型O型。圧倒的な想像力と、それを支える緻密な画力で、国内のみならず世界的に高い評価を受けている。主な作品に『銃夢』『銃夢Last　Order』『水中騎士』など。
公式ＨＰ　ゆきとぴあ（http://jajatom.moo.jp/frame.html）

「2012年 『銃夢　Last　Order　NEW　EDITION（10）』 で使われていた紹介文から引用しています。」