かくかくしかじか 1 (愛蔵版コミックス)

著者 :
  • 集英社
4.22
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本棚登録 : 2298
レビュー : 251
  • Amazon.co.jp ・マンガ (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087824575

感想・レビュー・書評

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  • 東村さんの自伝漫画。

    漫画力、すさまじいです。
    ☆5つを強調表現したいくらい。

    リズムが良く、すばらしくエンターテイメント。
    笑えて、泣けて、感動できる。そのバランスも絶妙。
    完成度が高い漫画で、物語にぐいぐい惹きこまれます。

    センセイやアキコの間抜けなところ、かわいらしいところをよく描き、笑ってしまう。いわゆる筆者のツッコミ力のなせる技。いろんな人を客観的に観察してるからこそ、このツッコミの切れ味があるのだろう。

    そして、この漫画には涙がでるグッとくるシーンも多い。

    それは、主人公のアキコと絵のセンセイとの交流。
    指導は非常に厳しく、スパルタ。だけど素朴な、生徒のことをすごく思ってくれる先生に対して、アキコはあっけらかんと鈍感に先生によっかかっている。
    親の心子知らず。のような関係。
    子どもはのびのびと親に保護されていることも知らずに育っていく。親はいつでも子供が心配。そして心の底から愛している。

    そのような関係が師弟関係として成立している。
    現実の厳しさの前に、センセイの愛をさりげなく感じるときに感動する。

    美大を受験するということ、絵を極める世界の厳しも、ひしひしと伝わる。

    東村さんプロフェッショナルなんだなーと思わせるような、厳しい道をなんだかんだ勝ち抜いてきた選ばれし人なんだなーと、しみじみ思う。

    あっけらかんと、時に打算的に考えるような若さもありつつ、真剣に絵に向き合う、高校生の主人公に、青春の美しさを感じる。

  • 美大を受験するまでの絵画教室での先生との話を中心に
    マンガ家さんになるまでの東村さんの自伝マンガ。

    「ひまわりっ」では事実の基づきつつのフィクションだから
    自伝となる今回とはまた違った話になってて別物な部分もあるけど、
    ひまわりと少しリンクしつつ実際の様子が見れてうれしい。

    辿りつく結末に悲しいことがあることは分かってるから
    切ないけれど…、でも厳しくてあったかい先生の話と
    美術を学ぶということの断片が見れて楽しい。

    東村さんの高校生当時に思ってた「人生設計」。
    大学卒業とともに豊川悦司と結婚して、仕事は
    時々読み切りを描く程度にして家庭を一番に考えた
    幸せな生活って………、先生どれだけ連載抱えてんですか!
    な今の現状との差がパンパない[笑]

    切なさの中にもちゃんとしっかり笑いを入れてくれる
    東村さんが大好き!もし子供が生まれたら絶対読ませてあげたい。

  • 書店にあった試し読みペーパーにハマり、即購入。自伝ものコミックってどうかなと思っていたけれど、予想以上の面白さに正直びっくり。ハイテンションで笑えて泣けて…やっぱ東村さんすげ~よ、と改めて思った。
    私自身も田舎生まれなので、田舎の中高生時代の勘違い自信家っぷりって、身に覚えがあるためわかりすぎて恥ずかしい(笑)
    そんな勘違いを瞬殺してくれた、美術教室の日高先生。美術を教えるのに竹刀って…アイアンクローとか、スパルタっぷりが激しくて、読み始めはかなりビビった。
    でも、先生のそのストレートさが読み進めるほどに胸に響くんだなぁ。なんだかんだ言いつつも、美大受験に向けて熱心にその教室に通い始める明子。
    東村さんとは年が近いから、読んでいて自分の高校生時代を色々思い出してしまったよ。センター試験とか。
    明子の受験時のエピソードも、ちょっとビターで、切なくなりました。
    勘違いした田舎の女子高生が様々な挫折を経験し、どう成長していくのか。そして、日高先生は続刊でどんなエピソードが飛び出すのか。楽しみでしょうがない。
    ところで「ダウジング」ってすごいよね。自分、センターは大玉砕したので、これで点数取れるなんてまさに奇跡だよなと素直に感心してしまった。
    ストーリーだけ追っていけば青春切ない系なのかもしれないけど、全体的にキャラが濃いので(笑)激しく笑ったり急に涙したり、とにかく忙しいマンガです。いろんな意味で、前向きになれるよ!

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  • もう1話目からグッときてしまった。
    東村先生が、これだけ赤裸々に自分の過去をさらけ出して伝えたかったもの。基本的には笑える話なのに、なんだか切なくなる。それはきっと、この漫画が東村先生の日高先生への想いで溢れているから。
    一見すると怖くてめちゃくちゃな先生だけど、読み進むうちに、きっとこの人はものすごく不器用でまっすぐな人なんだっていうのがわかる。
    自分の人生を真剣に考えてくれた先生への尊敬や感謝。それから、そんな先生の気持ちに応え切れなかった後悔の念。そんなものがひしひしと伝わってくる。

    東村先生は伝えたいことを的確に、かつ面白く読ませることに長けてる。これを読んでても、「アキコ」は自分を客観視できてるし、度胸がある。(お調子者だけど)運を自分で掴みに行ってる感じ。東村先生の作品は『東京タラレバ娘』しか読んだことないけど、考えてみればあんな作品を描くのもなかなか度胸のいることだと思う。

    先生とアキコがこの先どうなるのか、続きが気になる。

  • 面白かったわ!

    この作者の自叙伝になるんですけど、
    んもーなんというかなんか過去の自分とダブったりするね!

    人間性が似てるんだな、たぶんw
    すごい共感してしまうw

    こないだ、skypでぎぎぎと映画やら漫画の話題で「秒速5cm」が出てきたんだけど

    これ見たら鬱になるよーって言うからなんでって聞いたら
    「出来なかった事を後悔する」という主人公に感情移入してしまうから

    って事だったのよ。


    私の場合、そういうことはあまりないから、ふむふむ、と思っていたのよ。
    私はその時やり切るから後悔はしないなー、なんて言ってさ。


    でも「かくかくしかじか」読んで気づいちゃったわけよ。



    自分は「やってしまった事の後悔」があるな、とw


    この点でこの作者の自叙伝に感情移入してしまって


    主人公が昔を振り返って「あーーーーーーー!!!!!」ってじたばたするシーンがあるんだけど
    自分も読んでてあーーー!!!!!ってなったわw


    大人になってから分かる事って一杯あるんだわ。
    あの時気付けたらなーって思う。

    そうしたらもっと全ての一つ一つを大事に扱ってこれたと思う。


    っていう事を思い出すというか、今まさに感じちゃう。

    鬱にまではならんけどねw
    今が大事だし!今それに気づいてるだけでもまだマシだと思うし!


    だからこそ、ぎんぎつねの主人公って良いなと思うかな。

    あぁいう生き方は後悔が少ない気がする。



    やらない後悔ならやった後悔の方が良いって、よく言うけどさ、

    それもどうかと思うよ?w


    やってしまった私からするとw

    でもまぁ全て必然だったから仕方ないのよ、と大人な悟り方でもしとくかね。


    2巻まで読んだので続きもTUTAYAに入ったらまた読みますw

  • チンパンジーのところで爆笑してしまった。。。

  • 主人公(作者)の自分の絵に対する自意識過剰っぷりが面白い笑

    あと絵とかって「好きっ!」ていう気持ちだけで描くんだけじゃなくて
    ちゃんと基礎を学んでいろいろ勉強しないといけないんだと改めて感じた。苦手なことであってもつらいって思うこともいつかそれが役に立つときがきっとくるんだろうなと思った。

    これを読んでいろんなことを考えさせられました。(まだ1巻なのにっ!)


    次が楽しみ!

  • 笑いすぎてお腹痛い(笑)
    作家さん、まさかの自伝マンガ。

    東村アキコ(高校生)、美大を目指して絶賛「慢心中」★ 今日も自意識を肥大化させ、夢の少女マンガ家へ一直線!(予定)
    だかある日、紹介されたお絵かき教室で、凄まじい先生と出会って――

    こんなに面白いなんてwww先生と友達が常人じゃなさすぎるww

  • こどもはムテキでなんでもできてなにもこわくなくてそれはなにもかんがえていないからで。大人になって何もかも理解できるようになってしまうと反省や後悔がたくさんあったりするけどそれ以上に自分を取り巻く大人たちの愛に感謝できるようになったりもする。大人になった東村アキコ“先生”が林明子だった頃に出会った、人生の先生を愛情いっぱいに描く最高の絵手紙。

著者プロフィール

日本一筆が速い漫画家。その活躍分野は少女マンガから青年漫画まで、恋愛マンガからギャグ漫画まで多岐にわたる。

「2017年 『東村アキコ完全プロデュース 超速!! 漫画ポーズ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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