- Amazon.co.jp ・マンガ (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087824759
作品紹介・あらすじ
竜門卓は失踪した猟犬探しを生業とするアウトロー探偵。そんな竜門の元に、西日本海ファームのオーナー・菅井より、調教所から忽然と姿を消した老厩務員・田畑が連れ出した犬・ファング、そしてかつての名馬・ヴェガシールドの捜索依頼が。捜索に行き詰まっていた頃、恩義のある白川からは、また一つ犬探しの依頼が舞い込み……。自らの信念を貫く男の生き様の落ち着く先は何処に!? 2011年、フランス文化省より芸術文化勲章シュヴァリエ章を受章した、世界の谷口が贈る至高のハードボイルド叙情詩、完結編。
感想・レビュー・書評
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古くは「無防備都市」(知られざる傑作!!)、「事件屋稼業」(誰もが知ってる傑作!!)、そしてこの猟犬探偵とやはり谷口ジローにはハードボイルドが似合う。
これで完結というのが勿体無い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猟犬探偵、竜門卓にまたまた奇妙な犬探しの依頼が舞い込む。果たして竜門は無事に犬を探し出すことが出来るのか…
相変わらず谷口ジローの作画には驚くばかりだ。まるでドラマを観るかのような描写に驚かされる。稲見一良の原作も味わい深く、男を感じるのだが、作画により、さらに臨場感が増している。
前作の『猟犬探偵① セント・メリーのリボン』も良かったが、この作品も素晴らしい。
竜門とハナ、セント・メリーの再会シーンには涙。そして、ラストにも涙、涙。この作品を読んでから、稲見一良の原作を読むのも良いだろう。
そうか、竜門にとってサイド・キックとは!
岩手の釜石と久慈が登場するのも嬉しい。 -
これで完結となっているけれども、いつかまた竜門とジョーに会いたいな。期待していいんだろうか。忘れた頃にひょっこり帰ってきてくれるとうれしい。
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馬も探すよう依頼されるくだりはメシの種かプライドかのせめぎ合いである。そんななか自分の生き様を通すところがハードボイルド。
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猟犬探偵続き出てたんだ~。稲見さんは亡くなられて久しいからこれ以上は続編も難しそうですが…
まだ続いたら嬉しいなあ。 -
前作「セント・メリーのリボン」が印象的なラストだったのに比べ、本作はちと劣る印象。特に中盤の3人の殺し屋が出てくるくだりに、若干のガッカリ感がある(えっ、そういう話にしちゃうのっていう)。
作品の持ち味自体は前作同様なので、前作が好きだった人ならハズレはない。