数寄です! 3 (愛蔵版コミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 230
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087824889

感想・レビュー・書評

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  • 2巻と3巻を一気に読んだ。
    節約生活を続ける内にその生活に喜びを見つける山下さん。私と山下さんの生活水準は多分ものすごく差があるけど、共感してしまう事が多い。
    こういう節約の話って「私はこんなに節約してるの!すごいでしょ!」っていう貧乏自慢に感じる事もあるけど、全く押しつけがましい感じがしない。
    読んでいて山下さんって謙虚なんだろうなと思った。スタッフの人たちからも愛されてる感じがする。
    数寄屋が出来た辺りでは震災やら仕事やら借金やらでまいっていたんだろうなぁと思う。

    編集長の「映画を100本見なきゃダメ」には心を動かされた。生きてる以上加齢には逆らえず、同じ事をしていてはどんどん古ぼけていく。これは漫画家だけではなく全ての人に共通する事だと思う。そして漫画家や創作をする仕事の人たちには「評価」「売れ行き」にもかかってくる死活問題である。
    こんなに売れていても努力を続ける山下さんに感銘を受けた。自分は単なる一般会社員ではあるが、色々新しい事を意識的に取り込んでいかねばと思う。

    色んな意味で勉強になった。

  • 東日本大震災のことが出てきますね。

    私は今でも、「あの時」自分がどこにいて何をしていたのか、
    昨日のことのようにハッキリと覚えています。

    だから、あの時に他の人たちがどうしていたのか、ということに
    とても興味があります。

    猫ちゃんたちも、地震がきたらちゃんと隠れるんですね。
    そういえば実家のイヌは、揺れている間中ずっと吠え続けていたとか。

    風呂場にいたというコータローさんが好きです(笑)

    そんなこともありながら、やっとお家が完成!
    巻末に写真も載っていますが、本当にステキなお宅……。

    網代網みがある玄関、廊下の本棚も素敵だし(でもこれ、地震がきたら
    全部飛び出して危ないんじゃ…と思ったり)、庭とか竹垣の感じも、
    とてもステキ……。

    だけど、忘年会で一度会っただけの人に、後々家を建ててもらう
    ことになるなんて。
    つくづく、人と人との縁というのは、おもしろいし重要だなぁと
    思うのでした。

    数奇です!はまだ続いているのかな?
    お家完成!で終わらず、この数奇屋に住んで、和の道を極めていく
    山下先生も見てみたいです。

  • 堂々の完成!それにしてもほんとに、昔の漫画家しか建てられないだろうなあ、こんな豪邸。でもどんなベテランも努力が必要な世界か〜。映画や本で引き出しって増えるのかな?木や灯りや、なかなか知ること出来ない世界をちょっとのぞかせてもらってありがたや。

  • コミック

  • 三巻続けて読んだら、作者の自虐ネタがうっとうしくなってきた。

  • この巻で、数寄屋建築は完成をみることとなる。

    せっかくの新築和風建築に猫が…

    とか思ってしまったが、中庭に桜が咲いていたり、茶室でお茶を飲む姿に、自分もいつか、と憧れる。
    さぞ、仕事をしながら、資金難の中、新しい計画を進めるのは大変だったでしょうが、実物を見てみたい。

  • 花泉図書館。

  • 読もうと思っているうちに、「続」まで出ているのを知り、慌てて一緒に購入。

    とうとう数寄屋が建った…のかな? まだ現在進行形のようだ。続いて「続」を読んでしみじみ思ったのだが、私は数寄屋の家そのものに特に興味があるわけじゃなくて、それを建てる山下さんに、特に柳沢教授のモデルとなったお父さんと関わるところに、主に引きつけられて読んでいるのだった。そういう意味でこの第三巻はやや欲求不満かなあ。教授出てこないもの。

  • 工事に着手し、上棟式を迎え、家が姿を現します。写真も掲載されました。数寄屋造り建築のウンチクより著者の苦労とか節約話が多いです。和に関する入門編としてお勧めです。もっと詳しく数寄を知りたくなります。

  • 山下和美さんの勇気?と優しさに乾杯(≧∇≦*)
    一度、お邪魔してジックリ見てみたいモノです、このお家☆

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著者プロフィール

1980年「週刊マーガレット」からデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才 柳沢教授の生活』で「モーニング」に不定期連載を開始。以降、『不思議な少年』など話題作を発表し、女性、男性問わず幅広い人気を得る。現在、「モーニング」にて『ランド』を月イチ連載中。

「2018年 『杉原千畝 命のビザ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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