JOJONIUM 6 ジョジョの奇妙な冒険 [函装版] (愛蔵版コミックス)
- 集英社 (2014年4月4日発売)
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感想 : 2件
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Amazon.co.jp ・マンガ (266ページ) / ISBN・EAN: 9784087828375
作品紹介・あらすじ
●カラー完全再現
週刊少年ジャンプ掲載時のカラーページを完全再現!!
●全巻イラスト描き下ろし
表紙&ケースは、渾身の描き下ろしイラストを使用!!
●巻末特別企画
キャラクターの誕生秘話を、荒木飛呂彦が自ら語る!!
感想・レビュー・書評
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正直、個人的に第二部の評価はそんなに高くない。少年漫画ノリが強く、かつ伏線というかフリがあまり有効に活用されておらず、どうしても展開に「期待外れ」感があるからだ(これは第三部以降も作者の特色の一部ではあるんだけど、そこはエピソードの面白さのほうを重視して目をつむる)。
で、その最たるものがシーザーの扱い。彼の生存期間が、ほぼ「修行編」のみであり、これといった勝ち星もないままに彼の人生のクライマックスを迎えてしまう。シチュエーション的には泣けるのですが、第二部になってようやく投入できた「主人公と同格の友人」キャラであるのだから、もう少し活躍の場を与えてあげてもよかったのに…と考えてしまう。うーむ。
そういえば、カーズの仲間を悼んだり動物を守ったりする描写も、後で触れられなかったフリだよなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
破壊された状況から、波紋の感覚から、シーザーの死は絶対であることを確信しているジョセフ。それでも、弔いのために、シーザーを探してしまうジョセフ。
そのジョセフと同様の悲しみを抱きながらも、年長者として波紋の先達として、個人の感情よりも大義を全うすることを、行動で示すリサリサ。
そのリサリサの強がりを察して、自分も感情を封じこめて、波紋使いとしての大義(柱の男打倒)へ向かおうとするジョセフ。
悲しみを封じ込めて、悲しみを乗り越えたように、敢えて錯覚して、先を急ごうとする二人の前で。
流れ出す鮮血。
それが流れて出してくる場所に、シーザーがいるという事実が突きつけられた時。
二人の感情は決壊します。
感情が切り替わる刹那の瞬間に、滑り込んでくる厳然たる事実。
シーザーの名前を呼んで、返事が返ってこないことが、静寂が返ってくることが怖かった。
そうこぼしていたジョセフが、名前を叫ばずにいられない程の感情の決壊。
ジョジョ屈指の名シーン。
まるで、映画の1シーンのような。
感情や意識の隙間に、もぐりこませるのが上手いんですよ。
荒木飛呂彦の作品
