「武豊」の瞬間 稀代の天才騎手10年の歩み

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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087831092

感想・レビュー・書評

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  • 豊さんを近くから見たときの人間性が分かってどんどん読んでしまった。競馬の観点、というより本当に武豊というひとりの人間を書いたもの。競馬そのものや豊さんが騎乗してきた名馬たちすら、ここでは豊さんを語る手段のひとつでしかないというか。天才が天才と呼ばれる所以、豊さんの理想とするセルフイメージとかが垣間見れる。全てにおいて卓越している……人が出来うる予想とか想像とか妄想とか、完全に越えてるなと。でも全て豊さんの脳内にはあるんだわ。とにかくすごい人。鳥肌。本としての評価じゃなく、豊さんへの印象にしかなってないけどww

  • 言わずと知れた天才騎手、武豊の素顔ともいえる一冊です。<BR>
    しなやかな、と表現されることもある武騎手は文句の付けようの無い天才だと思うのですが、折に触れてみる
    素の部分(騎乗中とは全く違う雰囲気)もまたとても魅力的な方だと思います。<BR>
    私は趣味で競馬をしますが(趣味…うん、趣味なんでしょうね。時々、大きなレースは興味を持って前々から調べたりしますね)、オグリキャップに騎乗した’90の有馬記念、オグリの引退試合は記憶にありますよ。<BR>
    …ええと、14年前だから7歳?…その頃は、昼間にぼおっとテレビで見ているだけで、一人の騎手は一頭の馬とセットだとか思ってました。何も知識は勿論ありません。<BR>
    本書中でも『奇跡のラストラン』とされたその一戦、とても美しい馬だったなと幼心に記憶しています。<BR>
    <BR>
    名馬といわれた一頭一頭との思い出、どのような人たちと出会い、成長してきたかということが、美談だけではなく素顔をたくさん交えつつ語られています。<BR>
    競馬が好きな方も、武豊という名前くらいしか知らないという方にも読んで欲しい一冊です。<BR><BR>
    (2004年1月3日)

著者プロフィール

島田明宏(しまだ あきひろ)
1964(昭和39)年、北海道札幌市生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。在学中より放送作家、フリーライターとして執筆活動を始める。1990年夏から武豊騎手のアメリカ遠征に同行するようになり、『Number』『別冊宝島』『週刊文春』『週刊朝日』などで競馬関連の原稿を執筆。著書に『「武豊」の瞬間』『誰も書かなかった武豊 決断』『ディープインパクト 無敗の三冠馬の真実』『伝説の名ジョッ
キー 歴史をつくった天才たちの光と影』『ウオッカ物語 競馬史に残る美しき名牝』競馬ミステリー小説『ジョッキーズ・ハイ』ドラマ化作品『絆 走れ奇跡の子馬』など。2009年「下総御料牧場の春」で第26回さきがけ文学賞選奨、2012年『消えた天才騎手 最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡』で2011年度JRA 賞馬事文化賞を受賞。

「2020年 『ジョッキーズ 歴史をつくった名騎手たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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