おいしい関係(文庫版) (5) (YOU C文庫)

  • 集英社 (2000年2月18日発売)
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感想 : 7
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本 ・マンガ (328ページ) / ISBN・EAN: 9784087851380

作品紹介・あらすじ

織田と可奈子が一緒に暮らすことになる。『プチ・ラパン』を辞め、自分の店を持つ決意の織田。とまどい、悩む百恵の心は!? 7年にわたる連載を終了したばかりのグルメ・ロマン!!

感想・レビュー・書評

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  • そろそろ漫画だけでなくドラマを見てみたくなってきた。
    というのも、木村くんのキャラを草薙くんがやったという。あってるきがする~。
    さて、百恵ちゃんどうなっていくのぉ。。
    そして、あの二人は幸せになっていってくれるのでしょうか。。。

  • 新しいキャラクターが登場し、ヒロイン百恵とまったく異なる価値観が大きな力を持っていくことで、物語は別の局面を迎える。結局、ヒロインが女性であることで、ある種の「和み」や「応援したいハラハラ感」を期待して見ているという点では、読者だって「なめて」いたのだと思い知らされる。テレビの取材のエピソードは、物語の作り手として、一種の決別のような印象を受ける。

    おそらく僕がこの物語をとても好きなのは、百恵や可奈子といった女性たちの、自己嫌悪の方向性が、なんとなく自分にシンクロしてくるからだろう。まさに可奈子が言うように「悲しみの質が同じ」という感じである。自己嫌悪と、そこから立ち上がるための自己分析、そして努力が、なんだか他人とは思えないような勢いで迫ってくるのである。

    可奈子&織田ペアは、この巻ではわりあいしあわせに向かって進んでいくように見える。だけど、そのしあわせの作り方そのものに、かすかなきしみが聞こえてきているのは作者の意図だろう。ハラハラしながら読み進めるしかない。

    ヒロイン百恵も、なんだか痛々しいようで、この巻最初のエピソードの持つふわりとした日常が、一番暖かく心に触れる。そして、頑張る木村くんも。(テレビでは草彅くんがやったキャラだ)

  • 織田と可奈子が一緒に暮らすことになる。『プチ・ラパン』を辞め、自分の店を持つ決意の織田。百恵は自分の存在意義を失い・・・。

  • おいしい関係

  • <文庫>
    act.26:

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著者プロフィール

1990年代には『ヤングユー』(集英社)など、大人の女性向け漫画誌に活動の舞台を移す。他に代表作として、テレビドラマ化された『イマジン』『おいしい関係』『Real Clothes』など。父親から受けた虐待のトラウマを35歳で克服し、その経験を綴った自伝的エッセイ『イマジンノート』を2002年に出版[2]。選択的夫婦別姓制度導入がなされないため、42歳で性人類学者のキム・ミョンガンと事実婚。愛知淑徳大学にて非常勤講師として年1回教鞭をとっている。

「2015年 『ホルモンがわかると一生楽しい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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