本当は偉大だった 嫌われ者リーダー論

  • 集英社 (2019年12月13日発売)
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本 ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784087860771

感想・レビュー・書評

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  • まあ、タイトル通りなのだが、なんかイマイチ。
    徳川慶喜のぞいて、名前くらいは知ってるけど、くらいなのと、内容に検証がないと言うか。そう言う解釈もできるし、俺はそう思うぞ的に展開していくからか。

    そもそも取り上げてるのがフランス人に偏ってると思ったら、著者がフランス文学者。んで、あとがき読むと、これ、歴史書じゃなくってビジネス書だったと書いてあってちょっと納得。
    それで、こう言う時はこんなもんだ、的な教訓めいた断言が太文字で散りばめられてあったのか。

    それでも、シャルル・ド・ゴールが、フランスが実質的にドイツに敗退しても、外国に逃げて、俺こそフランスだ、と頑張り続けたからこそ、戦後に国連常任理事国の一角を占めるまでになったとか。
    どこぞの臨時政府とは全く違うよね。

    徳川慶喜も、なるほど、こう言う勤皇の一面から見れば、かなりスッキリ行動を理解できるのかと思ったり。

    どっちにしろ、こう言う本が読みたかったのではない。

  • 歴史はあまり得意ではないのだが、シャルル・ド・ゴールと徳川慶喜の章は面白かった。

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著者プロフィール

1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰。22年、神保町に共同書店「PASSAGE」を開店した。

「2022年 『神田神保町書肆街考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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