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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784087860849
作品紹介・あらすじ
江戸時代の堂島米市場から戦後の証券市場の復活、バブル時代の活況まで日本の証券市場の歴史がわかる決定版! 今の日本経済の基礎をつくった知られざる男たちのドラマに読み応えあり。カラー図版入り。
感想・レビュー・書評
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日本の証券市場(取引所そのもの)の歴史が、簡潔に書かれています。
・堂島米会所
・明治期の取引所(渋沢栄一が関与)
・戦後の証券市場再開
の3部構成です。
おもしろかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大阪で取引所が始まったことは知っていたけど、現在に至るまでどんなストーリーがあるのかは全く知らなかった。堂島米市場の時点でレバ取引が存在したことに凄いと言うか、みんな考えることは一緒だなと言うか。久留米藩が財政悪化解消に向けて空売りするが失敗する例とかも面白い。また、今の取引所に至るまで出来て潰れてと言うこんなにダイナミックな変遷があったことに先人たちの営みを感じる。どんなにGHQに禁止されても、勝手に取引始めちゃうあたり人の強さと言うか面白さがある。
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堂島米市場から説き起こし、バブルに至るまで、日本における証券取引所の歴史を丹念は事実の積み重ねで記した良書。知らなかったことがいっぱいあります、勉強になりました。無理を承知でなのですが、東証以外国内取引所や、海外との比較などがあれば、もっと良かったかも。
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今の証券市場に繋がっていくイメージをあんまり持てなかった。江戸という街には興味がわく。
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なかなか難しい内容で、なんとなく流れを掴むのでやっとだった。
時折、教科書を読んでいるような気持ちにさせられた。いささか苦痛であった。
江戸にまで遡れる歴史があるということ、あるいは、明治期に東京株式取引所を東北の七十七銀行が助けた(渋沢栄一の多大な助力があってだが)ことや、またその恩義が未だに続いていることなどは、感慨深かった。
証券市場というものを理解できてないため、なかなか内容が頭に入ってこなかったが、理解できる人には興味深い本なのかなと思う。
ここのクダリを小説で読みたいなと思ってしまう部分がいくつかあった。 -
江戸時代の米取引の勃興から、明治時代の本格的な証券取引所設立、戦中の混乱期、戦後の再興、バブル、そして現在まで、日本における証券市場の歴史を一気に学べる一冊。日本取引所自身が発行しているだけあって、豊富な資料と情報量でとても勉強になった。やはり株式市場は奥が深く面白いと感じられた。
福沢桃介など、登場していない著名投資家も多く、もっと多くの人物を取り上げてもよかったのではないかとも感じた。
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