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Amazon.co.jp ・本 (242ページ) / ISBN・EAN: 9784087860870
作品紹介・あらすじ
連載20周年を迎える『ONE PIECE』を教科書にした斬新なビジネス書登場! 「麦わらの一味」のような最強チームを作る極意は何か。各キャラクターを読み解き、ビジネスシーンに活かす秘訣を公開!
感想・レビュー・書評
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ワンピースを読んだ事があれば、響く内容。
ヤンキー組織=海軍
オタク組織=麦わらの一味
⬇︎
ヤンキー組織:ヒエラルキの強い縦社会の会社
ヤンキー:営業
オタク組織:スタートアップ、ベンチャー
オタク:技術者
と読み替えると現実世界に照らし合わした
分析・解説書籍としてもわかりやすいと思う
マンガの各エピソード、パートの名シーンが上手に切り取られ掲載されている。
これは凄く良かった。
執筆時点までのワンピースのストーリーの中かから、ダイジェストのようにピックアップされており、そのピックアップの仕方のセンスが良い。
マンガの各エピソードの名シーンが伝える情報と想いが書籍のワンピース分析に基づく解説を補い、説得力が増し且つ気持ちを揺さぶる。
しかし、ワンピースを読んだ事が無ければ、
受け取れる情報量とその背景、熱い想いが格段に伝わらないのではないかと感じた。
自分はある程度読んでいたので、泣けたシーンやセリフ,コマ割りが記憶として蘇り、書籍の文書を補完してくれ、内容が結構腑に落ちた。
ちなみに、自分はオタク色強めのおたやんとのアンケート結果だった。
書籍の後半でヤンキーとオタクを対比させている部分があるが、ヤンキーに対するネガティブな言い回しが多いように感じて少し気になった。
その癖、最後はヤンキーもオタクもどっちも必要で、その橋渡しを出来るフラグセッター=おたやんにフォーカスしたまとめ方なのだが、ちょっとバランスを取ろうとしたけど、バランスが悪い流れに感じた。
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ビッグマウスなタイトルである。「ヤンキー」「オタク」をとりまとめて、チームづくりをしようという考え方には納得できるが、あくまでも架空の物語を題材に、自分たちの「持論」を展開しようとするもの。
「ヤンキー」、「オタク」の組み合わせが最強であることに『ONE PIECE』から気がついたことは素晴らしいと思うが、以前から経営学やリーダーシップにおいて、「シェアード・リーダーシップ」の概念が定着しており、ホンダの本田宗一郎と藤沢武夫、ソニーの井深大と森田昭夫のコンビネーションが企業を成功に導いて行ったことについては多く語られているので、あまり新鮮味は感じられない。
参考文献にチーム・ビルディングや組織論のものがなかったのは、残念だ。 -
ONE PIECE は好きだけど。
いや好きだからか。
この本の内容が全然しっくりこなかった。
ヤンキーとオタクの2極を作り、
両方を兼ね備えたオタヤンがバランスをとる。
そういう発想自体にムリがあるように感じる。
実際、麦わらの一味をこの型に入れようとしているが、
私には全然ハマっていないように感じた。
多様性を考えるには、あまりに貧弱なモデルだと思う。
というよりも、著者のような、
「自称バランサー」を私はどうしても信頼できない。
だからこの本がしっくりこないのかも。
全ての人は、自分の基準を持っていて、
自分と世界のバランスを取っているのが現実。
そこにきて、自分を世界の中心に配置し、
周りの人を「自分と比較して」タイプ分類すれば、
誰だってバランサーになっていることを意味する。
そこを知っている人は、
自分のことを「バランスがいい」ということが、
どれだけ自己チューかに気づくと思うんですよね。 -
10年来の友人・山内くんとマンガナイトの一味発行のワンピースのビジネス本。出版前から聞いてはいたけど中身は全く知らなかったので、読んでて新鮮でした。マンガナイトはとても個性的なグループで、それぞれが得意分野を持っているという意味では麦わらの一味と重なる部分もある。そしてそれをうまくまとめて一つの方向に持っていく考え方は、確かに今いろんなチームで必要とされている部分かもなぁと思いました。これをヤンキー組織に取り入れるには、あとは世代ごとの特徴をどう組み込むか、なのかなぁ。ふだんのマンガナイトでもこういう話の展開はよくあるので、いろんなマンガに当てはめながら学ぶのもおもしろそうだなと思いました。
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「オタク」「ヤンキー」の表現がいいかは別にして、フラグセッターの役割機能の必要性は同感。リーダーシップを自覚したコーディネーターというところでしょうか。
ただ、ルフィで例えるとチートすぎるので、どうしたらそういった存在が育つのか、その指標とかというところにもうちょっと説明割いて欲しかったなぁ。
良くも悪くも書き手の方の「オタク」らしさは文章から伝わってきます。
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