余計なことはやめなさい! ガトーショコラだけで年商3億円を実現するシェフのスゴイやり方

著者 :
  • 集英社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087861051

作品紹介・あらすじ

倒産寸前の赤字レストランが、
余計なことをやめるたびに業績がぐんぐんUP!
食べログ「全国チョコレート店ランキング」第1位、
1本3000円、究極のガトーショコラだけを販売して超人気、
ケンズカフェ東京オーナーシェフ、驚きの成功メソッド!

【こんなことを「やめて」みました!】
★ディナーをやめたら、倒産回避!
★ランチとカフェをやめてガトーショコラ専門店にシフトしたら年商4700万円!
★ネット通販をやめたら、年商1億500万円!
★シェフ業をやめて店の経営に専念したら、年商3億円!

余計なことをやめるたびに、事業も収益もどんどんUP!
いったい何をやめるのか? やめ方、やめどき、
やめる代わりに「強化すべきこと」、
実践してうまくいったノウハウを、本書ですべて明かします!
あなたも、まず何か1つ、捨ててみませんか?


【目次】
序 章 忙しすぎて、儲けることをおろそかにしていませんか?
第1章 余計なことをやめるたびに、会社が大きくなった
第2章 余計なことをやめたら、こんなにいいことがあった
第3章 「余計なことをやめる」代わりに、ますます強化すべきこと
第4章 「余計なことのやめ方」にはコツとタイミングがある
第5章 ブランドは、余計なものを捨てた先にある
終 章 人の役に立とう

【著者プロフィール】
氏家健治(うじいえ けんじ)
「ケンズカフェ東京」オーナーシェフ。
1968年東京生まれ。ホテルオークラ東京、赤坂アークヒルズクラブ、
レストランマエストロ等、高級店で研鑽を重ね、
調理および製菓・製パンの技術を体得する。
1998年、東京・新宿御苑前に「ケンズカフェ東京」を開店。
現在はファミリーマートのスイーツ監修をはじめ
ライセンスビジネスも展開する。
また経営者・起業家向けのビジネス講演会も
日本全国で多数おこなっている。
著書に『1つ3000円のガトーショコラが飛ぶように売れるワケ』(SB新書) 。

感想・レビュー・書評

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  • この戦略・戦術は、中小企業ならではの発想と言えるだろう。
    逆に大手企業にはこれがなかなか真似できない。
    もちろん、大手・中小との戦い方は異なる訳だから、それでも問題はない。
    しかし、我々が生きていく上では大変に参考になる話だ。
    つまりは、個人レベルのことでも、プロデュース能力がないと生き残れないという話。
    この著者にとって、このガドーショコラ(&お店)は本人の人格そのものと言ってもいい。
    ここまで昇華されていると、商品・店を売ることは、自分を売ることと同義になっているから、成り立つ話とも言える。
    ある程度大きな組織の場合は、ある仕事が人格とイコールになってはいけない事だ。
    ある仕事が人格にまでなることは、仕事の属人化を意味する。
    大きな組織では「属人化」は悪であるから、逆の方向「誰でも代替可能な平均化」に働くのだ。
    まさにここに中小の生きる道があると言える。
    この著者はそれを見抜いていて、大組織には不可能な、中小企業ならではの戦い方をしている。
    この本を読むとなおさら感じる。
    フラット化する世界の中で、今までの大組織の平均化された働き方でいいのか、という疑問だ。
    フラット化とはまさにマッチングコストの超低価格化だ。
    専門的な仕事を依頼したい時、誰でもスマホ1つで、その得意なプロにダイレクトに発注できてしまう。
    大組織で働く人には「誰でも代替可能な平均化」を求めるのに、社会全体では「誰でも代替可能な平均的な仕事はロボット(AI)に代替えする」の流れになっている。
    つまり個人的に生き残りたければ、大組織で働こうとも、この著者のような戦略・戦術を実践しなければいけないということなのだ。
    プロとして生きていけるべく力をつけること。
    そしてそれだけでは足らず、きちんとしたセルフプロデュース(宣伝・販促の手法含めて)の能力を身に付ける必要性があるということ。
    改めて一点集中のために断捨離の断行。
    「集中」と「選択」で勝つ。
    意識していかねばと思った。
    (2019/7/29)

  • カットしたガトーショコラを『切り身』と呼ぶことを知った。

    『ジャンプする前にはしゃがむ必要がある』『ビジネスにおいて「凡庸は悪」』『「ありがとう」の反対は「当たり前」』以上心に残る名言。

    確かに初めて新宿御苑前駅で下車したときに見た広告のインパクトはすごかったなーという記憶がまだ自分にあるので、著者の戦略は成功している。無駄をそぎ落とし本質を見極める姿勢と、且つ、数多あるミニマル思考本においてシミズが1番気になること、つまり各章読んでいるうちに主張している内容に矛盾が生じる部分(もちろん各本において決められたページ数および著者の文章力・シミズの読解力の限界もあって本来は矛盾していない描写かもしれない)の回答をちゃんと書かれていることで、「さすがお客さま目線や!」と感心しました↓

    『本書の冒頭でケンズカフェ東京のこの20年間の快進撃を披露しておきながら、「足るを知る」とか「ほどほどでいい」とか、言ってることとやってることが違うではないかと指摘を受けそうですが、私のベースにあるのは、いつもこの思いです。(中略)本質を見極めて、きちんと捨てるべきものを捨てながら進めば、どんな会社や店であろうと事業を伸ばせる、それが私の言いたいことなのです』

    つまりこうです。『大切なのは「真実に向かおうとする意志」だと思っている。向かおうとする意志さえあればたとえ今回は売り上げが落ちたとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな……違うかい?』(第5部より)というかユリシーズですけどあえて。

  • 商売の「常識」を捨てたら、好循環が始まった!
    倒産危機だったレストランが「たった1つの商品」で、年商3億円!!
    食べログ「全国チョコレート店ランキング」第1位の店の成功メソッド。

  • ガトーショコラ1本かー!
    すげーな!

  • 「余計なことはやめなさい!」
    ケンズカフェ東京 氏家健治さん

    ファミマとコラボしているのでご存知のかたもいると思いますが、
    1本3000円のガトーショコラだけで年商3億円を実現しているシェフの氏家さんの著書

    ランチもディナーもやっていたところから余計なことを削りに削っていって、改良を加えての結果なのですが、よくそこまで削ぎ落とせるなーーという決断力と勇気がすごいです!!

    学びが非常に多かったので、以下で簡単にまとめたいと思います。

    1.余計なことはやめなさい
    タイトルの通りであるが、余計なこと、とはいったいどのようなものか。
    ~~~
    余計なこととは「本質」ではないこと
    本質とは本当に必要なもの実現したいこと
    ~~~
    つまりは、私たちが本当に実現したいと望むもの以外が、余計なものであり、そこに時間を割いたり、意識を向けることは”余計だ”といっている。

    ~~~
    余計なことに煩わされなければ本質に立ち返ることができる。
    いったん手放すべきものを手放すと視界がクリアになり、自分の立ち位置
    やるべきことの優先順位をつかめるようになります
    ~~~
    色々な仕事に追われていると、目の前の忙しさに翻弄され、本当に大切なものが見えなくなる。
    だからこそ、仕事に”追われる”ような状況ではなく、自分でやるべきことの優先順位を決めて仕事を”追う”ような状況を作っていくのがいい。

    その際には、本書の言葉を借りると、
    ~~~
    自分にしかできない仕事が増えていないか?
    ~~~
    を問いかけてみるのもいいだろう。自分一人でなんでもできる天才でない限り、一人でやることには限界があるし、一人でできているということは一人でできるくらいの仕事でしかない、ということもできると思っている。確かに、最近ではIT技術が進み、以前に比べれば一人一人ができる仕事の範囲や量も増えている。
    それでもやはり、大きな事業に取り組もう、会社を拡張していこう、となると仲間の力が必要であり、そのときに自分にしかできない仕事ばかりだと、良かれと思ってやっていても自分がボトルネックになってしまうことになる。


    2.お客様に何を提供しているのか
    私自身、最初価値あるものを数多く選択肢を持たせて提供することがいいことだ、と思っていた。
    もちろん、それも大切なことではあるのだが、氏家さんの話は新しい視点をあたえてくれる。
    ~~~
    お客様にちょうどいい選択肢を提供していますか?
    選択肢を多くしすぎて迷わず選びたいという人の需要を逃していないか?
    ~~~
    確かに、選択肢が多すぎて迷う、という悩みも聞く。モノがあふれ、様々な効率化がすすむ現代では、手間をかけることを嫌う人も増えてきた。
    ものの画一化も進み、何が違うのか、が昔よりは明確でなくなって来たということも理由の一つであろう。
    そんな現代では、確かに「ちょうどいい選択肢」というもの自体をお客様が望んでいる、需要がある、という考えはかなりハッとさせられ、今後の事業に生かしていきたいと思う。

    また、「価値」については以下のようにも述べています。
    ~~~
    価格は商品に対する作り手の自信の表れ

    安価は自分や自社の価値をおとすことになる

    前向きに創造的に仕事をするためには、不当に扱われることを我慢してはいけないのです。

    人の声に従うことで、なんとなく担保をえたような気がするだけで、それは本当の担保ではない。
    耳を傾けるべきなのは自分の声であり、目指す方向性です。

    出る杭は打たれるが、出すぎた杭は打たれない
    ~~~
    自分の提供価値を安売りせずに、自分で決めた提供価値を信じて進んでいく。
    他の人の声に従ったとして、たいていの場合、その人はあなたがどうなろうが責任は取ってくれません。
    自分で決めて行く必要がありますし、自分で決めるからこそ面白いのだと今は思います。

    中途半端にやるのではなく、思い切って振り切りましょう!
    もし人の目や過去の自分の目を気にして、どっちつかずにやってしまうこともあると思います。
    しかし、私の経験からも言えますが、中途半端にやっているよりも、振り切ってしまうほうが実は楽だし、楽しいものです。


    3.物事がうまくいかない理由
    ~~~
    何か間違ったことをしたか?
    何か間違った状態を放置したか?

    余計なことは見栄と気遣いから生まれる
    かっこいい人やいい人になろうとしていないか
    ~~~
    自分で振り返りをする習慣はありますか。
    経験を学びに変え、行動することを意識していますか。
    その際に、また”余計なこと”と出てきましたが、見栄や気遣いによって自分が求めるものをブラせてしまっていませんか。

    ~~~
    ビジネスでは先にリスクを取ることが、事業を推進させます。
    必要以上の慎重さは停滞を招きがち

    大事なのは変化を恐れないこと
    変化に貪欲であること
    警戒すべきは変化ではなく停滞です

    変化するものだけが生き残る
    ~~~
    氏家氏は、というようにも話しています。
    慎重になることは失敗しないためには必要なことではありますが、必要以上に慎重になりすぎると、そこには変化は生まれません。
    高度成長期のように、市場が勝手に伸びるような時代であれば何も考えずに同じことを継続するだけで売り上げも伸びるということになったでしょう。
    しかし、現代は情報伝達の速度が急激に上がったことで、より変化が激しい時代となっていきます。

    そんな中で必要なのは、変化を継続すること(変化し続けること、順応していくこと)だと私は考えます。
    本当に自分が求めるものは何なのか?を明確にし、”余計なことはやめ”、必要なものに対して自分を変化させていこう、というのが、本書から私が受け取ったものです。

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著者プロフィール

1968年東京生まれ。「ケンズカフェ東京」オーナーシェフ。ホテルオークラ東京、赤坂アークヒルズクラブ、レストランマエストロ等、高級店で修業を重ね、調理および製菓・製パンの技術を体得する。98年29歳で独立。新宿御苑前にケンズカフェ東京を開店。テレビや専門誌等で、調理指導や料理解説をするほか、プロ向けの講習会・講演会も日本全国で多数行っている。

「2014年 『1つ3000円のガトーショコラが飛ぶように売れるワケ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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