約束の地 大統領回顧録 Ⅰ 下 (約束の地 大統領回顧録 Ⅰ)

  • 集英社 (2021年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784087861341

作品紹介・あらすじ

北米で発売初日89万部! 空前の売れ行きを達成したベストセラー
信念に燃え、あらゆる難局に全力で立ち向かった日々が再現される

政界の駆け引き、根回し、裏切り。厳しい現実と直面しながら
何とか自分の思いを法案として実現させようとするが……


アメリカ中からの期待を背負い、世界から注目されてスタートしたオバマ政権だが、政治の世界は厳しかった。「オバマのだす法案は全てつぶし、任期を前半の4年で終わらせる」ことに使命感を持ったミッチー・マコーネル共和党幹部はあらゆる法案にNOをつきつけてきた。
何とか票を取り込み画期的な法案が通過させても、その意義が国民に伝わらず、メディアは自分に否定的な記事を流し続け、就任直後の圧倒的な人気は、急速に衰えていく。

外交デビュー後は「世界のリーダー」として各国の首脳との会談が始まる。老獪で利己的なトップたちに翻弄される一方、ドイツのアンゲラ・メルケルには深い共感を覚え、ロシアのドミトリー・メドヴェージェフとは、国同士の複雑な利害関係を超えて本音のやり取りが実現する。

メキシコ湾原油流出事故、数々の障害を乗り越え通過させた医療保険法案(オバマケア)、アフガニスタン増派など、難局が続く。そんな中、ノーベル平和賞を受賞。スウェーデンでの授賞式と晩餐会の後、宿泊したホテルの外にはろうそくをもった人々が集まっていた。平和賞受賞者に称賛の意を示す恒例の光景だった。「私は、揺れ動くろうそくの灯りのなかに、ほかのものを見ていた。……世界じゅうの人々の魂だった。カンダハルの駐屯地に詰める米兵、娘に字の読み方を教えるイランの母親、来るべきデモに向けて勇気を奮い起こすロシアの民主化運動家――今より暮らしがよくなるという希望を諦めない人たち。どれだけ危険や困難があっても、自分には果たすべき役割があると信じて疑わないすべての人たちの魂だ」

市井の人々の誠実さ、純粋な思いに、かつての自分の姿を重ね、複雑にからみ合う政治の中で信念を失わないように、自分を奮い立たせる日々。やがて、大統領就任時から決意が揺るがなかったオサマ・ビン・ラデイン暗殺計画が具体的になる……。

(原題「A Promised Land」)

感想・レビュー・書評

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  • 下巻では大統領になってから、ビン・ラディン殺害(2011.5.2)までを記す。

    大統領の職務とは殺人指令をだすことだ、との記述もある。

    日本が出てくるところ。

    2009.11.13来日
    まずはシンガポールでのアセアン会議に出席するため、日本と韓国への訪問も入れた。これは対中国戦略のため。
    鳩山首相の時で、会談では「経済危機、北朝鮮問題、沖縄の米海兵隊基地の移転案について協議。話し上手で感じのいい鳩山は、日本でここ3年足らずのあいだで4人目の首相であり、私が就任してからは2人目だった」とあった。

    その後天皇、皇后(現上皇・上皇后)陛下とも会う。
    「お会いしたのは短い時間だったが、印象は強く残った。2人とも完璧な英語で挨拶してくれ、私は敬意を表して深くお辞儀をした。・・最後に皇后は自らが作曲したピアノ曲を送ってくれて、孤独に襲われるときがあっても愛する音楽と詩のおかげで乗り越えられたのだと、驚くほど率直に語ってくれた。」・・天皇、皇后の人生も調べて分かっているようで、象徴的な存在と、皇后の人生に思いを馳せたようだ。

    対外的にはリビアでの記述のところで、
    それにアメリカは、イラクとアフガニスタンでの戦争にまだかかりきりだった。太平洋地域の米軍には、日本を手助けして、福島を襲った津波による原発事故に対処するよう指示したばかりだった。

    巻頭の写真で、最高裁判事に指名したソニア・ソトマイヨールとの握手の後ろにはルース・ギンズバーグの後ろ姿が写っている。


    2020発表
    2021.2.21第1刷 図書館

  • 毎年恒例、オバマ元大統領が2020年最も好きだった曲、映画、TV番組、書籍リストを発表。相変わらず誰よりクール (2020/12/21) 中村明美の「ニューヨーク通信」 |音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)
    https://rockinon.com/blog/nakamura/197071

    約束の地 大統領回顧録 1 下/バラク・オバマ/山田 文/三宅 康雄 | 集英社の本 公式
    https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-786134-1

  • あらゆる格差と分断を乗り越えて、“希望の地”アメリカを実現しようと奔走したオバマ政権の前半を克明に振り返った大統領回顧録。 

    大統領として、立ち向かった数々の困難や逆境。

    そして、オサマ・ビン・ラディンの殺害に成功するネプチューン・スピア作戦...

    読みごたえあり、非常に面白い!

  • いい社会の勉強になりました。当時よくわかっていなかった出来事も、事の発端とか時系列とか何があったのかがわかりやすく書かれているし、歴史の教科書よりよっぽど面白い。上下合わせて1000ページ超あるからボリューミーで大変だけど、それだけ抱えてたってことですよね。

    この本を読むと視座をぐんと上げてくれる。周りから一丁前に好き勝手口だけ挟まれるポジションの最骨頂だなw
    そしてそんな地位に就きながら、目線がなるべく多くの1人1人に向けられているのが随所から伝わってくる。

    よく日本ではムダな会議が多いといった話があるが、首脳会議ですらムダ会議の特徴が見られるんだなw
    最悪の予感を読んでも思ったことだが、世の中にはたくさんの組織があり、それぞれの真善美が掲げられているが、それが内実も伴っているのは希少なのかもしれない。
    外面だけ塗りたくって飾り上げて、実際に近づいた者だけが真実を知ることになって苦労する。そしてそれだけシステムをつくりあげるのは難しいもの。

    リーマンショック、油田事故、外交や派兵、ソマリア海賊、ギリシャ危機、医療保険問題、引き継がれた問題や今になって発覚する問題、自分が認識していた以上に、降りかかる問題の1つ1つが大きすぎてビックリした。
    すごいことをしてのけてるなぁと思うし、控えめに想像してもとてもじゃないが自分には到底できない話で、なりたがる気持ちがまったくわからないんだけど、でもそういう方々がいるおかげで生活できてるんだと改めて思いました。
    忌々しい問題も政府が許可してるんだよなぁ的な話もあり、民衆も責めてくるが、その監督を選んできたのは民衆なんだというのも忘れないようにしたい。
    解決できない、維持できないという世界線がある中で、被害を食い止めたり、国を維持できているという視点ももって、選びたいなと感じた。

    正しい側ってなんだろう。正しい方向ってなんだろう。
    言ってることはわかるし、考え方には共感するけど、その「正しい」って思っているであろう感覚が透けて見えて、抵抗を覚えることもあるんだろうな。

    アメリカって自家醸造OKなんだ。
    国際法とかあまり目を向けたことがなかったなぁ。

    翻訳者が多数いるからか、医療費負担適正化法(ACA)とか、略語などの説明の有無の順番がごちゃまぜな部分があると感じました。
    ACAといきなり出てきて、これは何だろうと思って調べたのに、ずいぶん後になって医療費負担適正化法(ACA)と表記されていて、その前の時にも書いておいてくれよと思っちゃいましたね。
    なんなら医療保険改革法案ってずっと書いていたのだから医療保険改革法のほうがわかりやすい気もw
    ほかにも先導者(ペイサー)と書かれていたとしたら、次からはペイサーと書かれ始めることがあるため、ルビを流し読みするとわけがわからなくなるのもたびたび苦労した。

  • 各国の首脳とあった感想や、どのような攻防があったのか、政治の裏側を見られて興味深い。
    世界をリードする国の大統領に求められる役割や、戦争が現在進行系という事実に、日本の平和を感じます。

  • 上下巻読了。アメリカ大統領とは世界でもっとも注目されてもっともタフなポジションであることが良くわかる。その注目のされ方もアメリカ国内から、中国から、ロシアから、アフガニスタンからなど国によっても全く違うし、常に重大な決断が求められる。その決断も世界中から感謝もされれば恨まれもする。
    その当人が何を思考し、世界を動かしてきたかほんの僅かだけ触れることができた気がした。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00627088

    北米で発売初日89万部! 空前の売れ行きを達成したベストセラー
    信念に燃え、あらゆる難局に全力で立ち向かった日々が再現される

    政界の駆け引き、根回し、裏切り。厳しい現実と直面しながら
    何とか自分の思いを法案として実現させようとするが……


    アメリカ中からの期待を背負い、世界から注目されてスタートしたオバマ政権だが、政治の世界は厳しかった。「オバマのだす法案は全てつぶし、任期を前半の4年で終わらせる」ことに使命感を持ったミッチー・マコーネル共和党幹部はあらゆる法案にNOをつきつけてきた。
    何とか票を取り込み画期的な法案が通過させても、その意義が国民に伝わらず、メディアは自分に否定的な記事を流し続け、就任直後の圧倒的な人気は、急速に衰えていく。

    外交デビュー後は「世界のリーダー」として各国の首脳との会談が始まる。老獪で利己的なトップたちに翻弄される一方、ドイツのアンゲラ・メルケルには深い共感を覚え、ロシアのドミトリー・メドヴェージェフとは、国同士の複雑な利害関係を超えて本音のやり取りが実現する。

    メキシコ湾原油流出事故、数々の障害を乗り越え通過させた医療保険法案(オバマケア)、アフガニスタン増派など、難局が続く。そんな中、ノーベル平和賞を受賞。スウェーデンでの授賞式と晩餐会の後、宿泊したホテルの外にはろうそくをもった人々が集まっていた。平和賞受賞者に称賛の意を示す恒例の光景だった。「私は、揺れ動くろうそくの灯りのなかに、ほかのものを見ていた。……世界じゅうの人々の魂だった。カンダハルの駐屯地に詰める米兵、娘に字の読み方を教えるイランの母親、来るべきデモに向けて勇気を奮い起こすロシアの民主化運動家――今より暮らしがよくなるという希望を諦めない人たち。どれだけ危険や困難があっても、自分には果たすべき役割があると信じて疑わないすべての人たちの魂だ」

    市井の人々の誠実さ、純粋な思いに、かつての自分の姿を重ね、複雑にからみ合う政治の中で信念を失わないように、自分を奮い立たせる日々。やがて、大統領就任時から決意が揺るがなかったオサマ・ビン・ラデイン暗殺計画が具体的になる……。

    (原題「A Promised Land」)

    (出版社HPより)

  • ふむ

  • 前半よりは面白い。文書は同じく長ったらしい。

  • 購入した本。世界最高峰のリーダーシップとアメリカ合衆国という国を理解したいと思い読了。


    「私たちの歴史は常に、個々の人間が行なってきた選択と行動の総体である」。このカイロでの演説の言葉は深く沁み入った。歴史と聞くと途方もなく大きな存在に感じてしまうが、本質的には一人一人の選択と行動によるもの。自分の日々の選択と行動は結果として大事につながっていく。そう考えながら生活していきたい。


    「成功の80%を決めるのは顔を見せること」この格言を大切にしているそうで、これは営業にも通じる話だと思う。積極的に顔を見せていきたい。

    平成天皇両陛下とのエピソードには驚いた。やはりプレッシャーもあるそうで、そんなときには音楽と詩で乗り越えられてきたそう。

    政治は国民への印象付けが1番大事。良い事をしても悪い事をしても印象によって大きく変わる。また、注目などを集める事なく、誇りを持って行動して地道な日々の活動が大事。

    悩みながらも懸命に、冷静に取り組んでいるオバマ大統領を知ることができて良い機会であった。今後の活動にも注視していきたい。

  • 2021I120 312.53/O2
    配架場所:A5 新着図書

  • 回顧録だから私的な思い出話も長いけどしょうがないか。でも、現代史と米国政治を学ぶ良い教材です。それにしても米国社会そして政治がここまで分裂・劣化しているとは!トランプ以降、米国なんか変?と思っていたが、もうずっと前から。それもかなり根深い。相手を攻撃することしかしない政治。それで大丈夫?じゃないですよね。もう民主主義のリーダーなんて偉そうに言えないのではないか?虎視眈々と長期的なビジョンで取り組んでる国もあるのに。我が国も他山の石とないといけませんね。

  • 背景理解してないと読むのはタフ

  • 上下共に言えるが、本書をまともに楽しめるのはアメリカ政治によほど興味がある人だろう。とはいえ、リーマンショック、オバマケア、メキシコ湾原油流出などのトピックスは興味深い。オバマといえども回想録の最後をヒロイックなビン・ラディン殺害計画で締めくくりたかったのか。
    メルケル首相やサルコジ大統領、潘基文元国連事務総長など、何人もの人物評価をコメントしているが日本の首相はほぼスルー、天皇・皇后(当時)はおじぎ問題があったこともあるが印象に残ったと書いている。
    最後には、オバマが米国生まれではないというデマを流した人物としてトランプも登場する。テレビでさんざん露出し大衆が面白がっているうちに知名度が上がりとうとう選挙で勝つという構図の怖さ。

  • オバマ政権の一般的な評価は日本の国益から見るとあまり喜ばしいものでは無かった先入観で読み込んでいたが、実際にオバマ政権がアメリカに何を果たしたのか実績や、大統領の決断の重さ・感情の揺れが当事者目線で描かれており、大統領も1人の人間なんだと感じた。
    また、前巻から引き続き民主党と共和党の争いが描かれていて、両党の関係性や登場人物を調べての読者となり、アメリカ政治における知見を深める為の勉強にもなった。

  •  オバマ元・大統領の回顧録。下巻の最終章を読んだ読後感は、「やっぱり、すごいなぁ~」でした。

     ミシェル夫人に、「あなたはサーカスの人みたいね。棒の先で次々とお皿を回している」と言われたそうですが、まさにそのとおり。公約を実現しようとする一方で、次々と起こる世界中の出来事にも対応しなければならず、並大抵の人にはできない役職と理解できました(知力・胆力のみならず、説明力や思いやりなどが総合的に問われる)。

     大統領選への出馬にあたってテッド・ケネディ議員に相談した際、人を鼓舞する才能を見抜かれたそうです。確かに、オバマ氏は「言葉の魔術師」。勿論、その言葉を使うにあたって、読書に裏打ちされた思考の軸があるのですが、これらが垣間見れて参考になりました。また、専門家の言うことを鵜呑みにせず、ほかの予算や世論への影響を考えて結論を出すなど、いまのコロナ禍ではどうなのだろうと思いました。

     1期目でのさまざまな出来事の記述も面白いのですが、圧巻は、最終章のビン・ラディン襲撃の場面。次期大統領を狙うトランプという人物が、オバマ氏の出生(ケニア生まれのイスラム教徒)を騒ぎ立てるなか、各種外交をソツなくこなしつつ、米国・特殊部隊によるビン・ラディン襲撃を計画しますが、実行場面では「邦人奪還」を彷彿させます。実行後、911でお父さんを亡くした14歳の子どもからのメールがジーンときます。

     「何があろうと、父親がもういないという事実に変わりはない。だが、アメリカは父親のことを忘れてはいなかった。自分や家族にとってその事実がもつ意味は、計り知れないほど大きい。それを、この作戦に関係した大統領ほかすべての人々に知って欲しい。」

     2期目分がまた出版されるようですが、次も読んでみようと思います。

  • オバマ大統領の自伝の下巻。大統領になってから1期目終了前までについて書かれている。リーマンショック後の経済対策、アフガンでの対テロ戦争、中東問題、アラブの春など、様々な対応を迫られるのだが、根回しや決断の難しさをはじめ、常に共和党やメディアからの批判にさらされるなどの苦労が書かれていて、勉強になった。
    「(演説の原稿)国防総省やCIAにチェックのため草稿を提出するたびに、大量の修正を入れて戻された」p43
    「(サウジ国王)自分には妻が12人いるという。子どもは40人いて、孫もひ孫もさらに何十人もいるそうだ。(奥様とどうやって折り合いを取っているかの質問に対して)誰かが必ずほかの誰かに嫉妬する。中東政策よりも複雑だよ」p49
    「(アフガニスタン)選挙だけではうまく機能する民主主義は生まれない」p152
    「外国訪問の際にはホテルや宮殿の門を出て、ニュースで大きく報じられるような観光も日程に入れるようにした。イスタンブールのブルーモスクやホーチミンの地元の食堂に興味を示すことは、二国間会議や記者会見における話よりも、トルコやベトナムの多くの人々にとってはるかに長く記憶に残ることがわかっていたからだ」p178
    「(人間は動物と変わらない)自分の知らないものが怖いの。ほかの人を恐れ、危険を感じれば、たやすく戦争みたいな愚かなことをしてしまう」p207
    「(中華思想)相手からの抵抗がなければ、自国の利益を追い続ける」p225
    「(環境問題)飢餓などの差し迫った問題に比べれば汚染問題はかすんで見えた。発展途上国で苦しい生活を送る多くの村人にとって、石炭火力発電所や煙を吐き出す工場が1つでも増えることは、むしろ収入が増えてきつい労働から解放される最大のチャンスでもあったのだ。彼らからすれば、自然の原風景や珍しい野生生物の保護は、西洋人だけが心配する、いわば贅沢な悩みだった」p232
    「悪い話はいつまでも取りざたされるもので、そこから支持率が低下する。政敵は今がチャンスだとばかり攻勢を強め、味方の助けも追いつかなくなる。メディアは政権内部にほかにも問題がないかと探りはじめ、大統領はすっかり窮地に陥っているという印象を与えようとする」p274
    「テレビに出ないことで、私は万全を期していると思われるどころか問題を放置しているという印象を与えてしまい、ただちに政界のあちこちからバッシングを受けた」p276
    「不愉快な経験もいくつかあったが、ファーストファミリーという立場のおかげで多くの恩恵を得られたことは否定できない」p305

  • いやに詳しくテンポが遅いと思ってたら、これは回顧録ⅠでⅡどころかⅢもあるに違いない。オバマ時代の世界史の総ざらえ、もちろんアメリカ側から見たということではあるが、オバマ元大統領はやりたくなかったことも、やりたくても出来なかったことも、気持ちのままに書いているようで、臨場感があって興味深い。
    終わりの頃から登場しだしたトランプにも触れ、出てきたぞ!と腹立たしい。ビンラディン暗殺でⅠ巻は終わった。

  • 東2法経図・6F開架:312.53A/D28d/1(2)/K

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著者プロフィール

アメリカ合州国の第44代大統領。カンザス州生まれの母とケニア生まれの父の間に、ハワイで生まれる。本書のアイデアは、2人のむすめマリアとサーシャと過ごしているときに思いついた。その後大統領に選ばれ、現在は妻のミシェル、むすめたち、愛犬ボーといっしょに首都ワシントンにあるホワイトハウスで暮らしている。

「2011年 『きみたちにおくるうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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