世界が仏教であふれだす

  • 集英社 (2020年12月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784087880502

作品紹介・あらすじ

コロナ禍、推しの卒業、会社辞めたい……人生はしんどい。
平成生まれの新型僧侶・稲田ズイキが説く「生きるって無理ゲー」との向き合い方。
世界一敷居の低い仏教本、爆誕!

【目次】
はじめに
「仏教のすべて」と言っても過言ではない四つの教え 〜四法印〜

第1章 この世界で“仏教"を見つける
1縁起 自分らしさって、結局あんの? ないの?
2諸行無常 ジワジワと「死」に近づいていくアイドル
3色即是空 ギャルはギャルだが、ギャルはギャルのままじゃない
4煩悩 我がために除夜の鐘は鳴る
5四苦 サラリーマンはしんどい(仕事篇)
6八苦 サラリーマンはしんどい(日常篇)
7中道 世田谷区生まれのボンボン息子、サウナーになる
8念仏 ライブで名前を叫んだとき感じる、あのエモさについて
9布施 ほかでもない、徳のためにお金を使いたいんだ
10自灯明 法灯明 コロナ禍に噛み締めたい、ブッダ最期の言葉

第2章 仏教の“友達"と仲良くなる
11読経 それは呪文ではなく必殺技名の叫び
12般若心経 そのスゴさはアイドルにたとえて初めてわかる
13お坊さん 時代はダイ坊主シティへ
14日常用語 身近すぎて伝わらない仏教
15トレンド 流行りそうな奴は大体友達
あとがきにかえて 「だから仏教はスゴイ!」

【著者紹介】
稲田ズイキ(いなだ・ずいき)
僧侶。1992年、京都久御山町の月仲山称名寺生まれで副住職。同志社大学を卒業、同大学院法学研究科を中退、その後デジタルエージェンシー企業インフォバーンに入社。2018年に独立し、文筆業のかたわら、お寺ミュージカル映画祭「テ・ラ・ランド」や失恋浄化バー「失恋供養」、ゼロからコンテナでお寺をつくる「七万寺」プロジェクトなど、時々家出をしながら、多方面にわたり活動中。フリーペーパー『フリースタイルな僧侶たち』の編集長。

感想・レビュー・書評

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  • 諸行無常

  • 今風に解説されていることで、初学者としては敷居が低く感じて入りやすかったです。デフディーバの存在をこの本で知り、完全に般若心経はデフディーバの認識になった。もう忘れないと思います。
    あとごきが、またよかった。沁み入るものがありました。この感覚を持って、また別の仏教の本へ旅立てそうです。ありがたかった。

  • めちゃくちゃわかりやすい仏教の本です。

    日本にいると仏教徒でなくても歴史で習ったり、行事などでなにかと仏教に触れることはありますが、結局のところどういうものなのかという本質はあまり理解できていない気がします。

    そういう部分をアイドルなどに例えて噛み砕けるだけ噛み砕いて教えてもらえる感じです。

    わたしはクリスチャンなのですが、仏教の思想というのは生きるうえでとても共感できる部分があるし、著者も書かれていましたが宗教というより哲学のようなものだと感じています。

    知っておいて損はない思想だと思うので、無宗教だという人やわたしのようにクリスチャンだと言う人にもおすすめです。

    特にこの本は読みやすいしおもしろいので、普段あまり本を読まない人にもいいと思います。

    うちの高校生の息子も本などほとんど読まないのですが、面白いからとすすめてみたら読んでいました。

  • 仏教について書かれているとは思えないくらい軽い。

    ラップのような語り口調の文章はその軽さをさらに増長させていく。

    でも、それがイイ。

    仏教を茶化しているという捉え方もされそうだが、仏教をこのぐらいかみ砕いて解説しているというのは凄いと思いました。

    ふざけているようでふざけていない仏教の本。

    面白いのでおすすめです。

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