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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784087880762
作品紹介・あらすじ
B.LEAGUEはバスケで地方創生を目指す!
「クラブが成長するから地域が支えられる、地域に支えられるからクラブも成長する。各地域で悪戦苦闘しているステークホルダーやクラブ、選手全員の悩みを解決するような、双方向で希望のある未来をつくっていくつもりです。」(第1章より)
2016年の開幕から、コロナ禍でも売上があがるなど成長を続けるB.LEAGUE。その秘密と「バスケで日本を元気にする」未来へのビジョンとは?
現B.LEAGUEチェアマンであり、元「千葉ジェッツ」社長としてクラブを、事業面、強化面ともにリーグトップに成長させた実績を持つ著者の「経営者」「ビジネスマン」「ファン」「スポンサー」「地方自治体」……すべての立場に役立つ、わかりやすいスポーツビジネスの教科書。リーグ一丸となって戦う現B1〜B3全51クラブ代表からのメッセージも収録!
<目次予定>
第1章 「2026年 新B.LEAGUE」へのビッグビジョン
第2章 「千葉ジェッツの奇跡」を生んだクラブ経営論
第3章 特色ある成功クラブの事例から学ぶ 【宇都宮ブレックス/シーホース三河/秋田ノーザンハピネッツ/千葉ジェッツ/川崎ブレイブサンダース/琉球ゴールデンキングス】
第4章 ビヨンド・コロナのB.LEAGUE
第5章 B.LEAGUEとスポーツクラブの未来 │
特別章 B1〜B3全51クラブ代表からの熱きメッセージ
(内容は変更になる場合があります)
【著者略歴】
島田 慎二
しまだ・しんじ●1970年、新潟県生まれ。日本大学卒業後、93年、株式会社マップインターナショナル(現・株式会社エイチ・アイ・エス)入社。96年、ウエストシップ設立。2001年、ハルインターナショナルを設立。10年に同社売却、同年リカオンを設立。12年、千葉ジェッツ代表取締役社長就任。17年、B.LEAGUEバイスチェアマン(副理事長)就任。19年、千葉ジェッツ代表取締役会長就任。20年、B.LEAGUEチェアマン就任(現任)。
感想・レビュー・書評
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Bリーグ発展の想いが詰まっていた。
アリーナ(競技場)が鍵である点に非常に共感した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スポーツと地域のセンターピンを見つける、動かす
クラブ経営者、リーグ経営者としてステークホルダーと自社組織の利益を最大化する考え方と行動を知る
■概要
ジェッツの社長時代の話(前著のまとめ)とリーグチェアマンとしての考え方がまとめられている。華やかなに見えるスポーツビジネスの世界で、地道にスポンサーを獲得し、集客につなげるミソと順序がよく分かる。
また各クラブのユニークな取り組み「how-to」が見てとれるのも面白い一方で、本質的な目的や論点は共通しているのも学びになる。宇都宮や琉球といった人気クラブ、DeNAのエッセンスと川崎市との協力関係を築く川崎、典型的な企業チームからホスピタリティ1位となった三河、課題先進県でオーナー企業もないながら存在感の強い秋田。どれもリーグをけん引するクラブであり、スポーツビジネスに関わる人に学びが多い。どうやらBMBと呼ばれるBリーグのクラブ間ナレッジシェアの取り組みがあるらしく、全体のパイを拡大させる取り組みの様である。
■解釈と所感
①ここを解決すれば!という解くべき問い、すなわちイシューを見つけて解を考えやり抜くのが経営者第一。
②どう考えても今のセンターピンでは次のステージに行けない時にセンターピンを動かす(別のピンを用意する)のも経営者の仕事
もちろん①②共に大切だし、まず①ができないとクラブは成長しない。一方で②ができる経営者こそ名経営者。"夢のアリーナなんてもっと後でいい"という声も分からなくもないが、今の"体育館"ではいずれ限界が来るという先見の明が素晴らしいと思う。
・特にアリーナ
アリーナは供用開始まで息が長く、長期的かつ不可逆的な観点が必要だし、現状の演出がいくら素晴らしくとも、クラブのスタッフの設営撤収の負荷を考えるとサスティナブルではない。また自由に日程が決められないと他のエンタメにも悪影響だし、他の地域スポーツや市民利用にも弊害あり。そこを早くから行政や民間のステークホルダーに訴えていくためにも、将来構想にアリーナ基準を設けたのには膝を打った。審判とチケットシステムも何とかしてほしい(これも一朝一夕ではない)し、やらない言い訳をしてはならないものの、アリーナの重要性を分かってない人はこの本を読むか地元のクラブ経営者にインタビューしてみるとよく分かると思う。
・地方創生のためのリーグとその仕組み
なぜ昇降格のないエクスパンション型リーグなのか?スポーツ好きだと昇降格のダイナミズムは残してほしくなる。ただ競技投資が過剰になるのはサスティナブルではない。また長い眼で選手を発掘、育成もできなくなる…
しっかりと各クラブで時間軸を設定して、競技も事業もやっていきましょう、という意味で競技成績による昇降格の廃止は納得できる。これも本質や意図を分からずに「ビッグクラブ有利、地方排他!」と叫ぶ人がいるが、よく本書や著者のnoteを読んでから反論した方が良いのではないか?と思う。そもそも今の競技成績による短年昇降格が果たして良いのか?むしろその方がビッグクラブ有利では?とも思うし。この辺は葦原さんや大河前チェアマンらの意見も聞きたいところ。
著者プロフィール
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