さいごの恋

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  • 集英社 (2024年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ) / ISBN・EAN: 9784087881141

作品紹介・あらすじ

累計23万部(紙・電子)のロングセラー『妻が口をきいてくれません』(第25回手塚治虫文化賞短編賞受賞)の著者が、独身中年女性の実像と心情に迫るコミック。

西村清美46歳、教師、結婚歴なしの独身。
忙しく仕事をするうちひとり暮らし歴を重ね、ろくに恋せず嫁がず産まずこの年齢に。
この先もひとりで生きていくのだろうと思っていたところ、長年同居していた愛猫は旅立ち、更年期を迎えて体調が不安定となり、孤独な将来に不安を覚え始める。
これまでひとりで一生懸命生きてきた自立した自分が好きだったけれど…。
私の人生、これでよかったのか。
これからも、このままでいいのか。
そして、誰かを好きになったり好きになられたりすることも、この先一切ないまま一生を終えるのだろうか。
ヨガ教室の知人は44歳で再婚し、ヨガの先生は高齢でも恋人の存在が。
恋も結婚も考えていなかったけれど、「マッチングアプリ」に登録したことから、清美の日常にさざ波が立ち始める。

以下、各20話タイトル。

第1話 44歳の再婚/第2話 枯れてる女/第3話 子なし孫なし/第4話 理想の男/第5話 いいね!のふたり/第6話 46歳の汗と涙/第7話 恋愛市場価値/第8話 人生詰んだ/第9話 遠くに行きたい/第10話 できるできない/第11話 試してみませんか?/第12話 ひとつの希望/第13話 その人、大丈夫?/第14話 必ず返すから/第15話 なにが残る?/第16話 これからもひとり/第17話 どこまでが本当?/第18話 このまま死んでもいい/第19話 大事なことは話してない/第20話 カツオじゃなくて

感想・レビュー・書評

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  • 歳を取りましたな。漫画を見て、ほろりとしてしまう。おいおい、ちょっとしたことにも感動か・・・。そうか、落語もすこし人情っぽい方が良いのかも。
    人の優しさに心が動かされる、この野原広子さんの本。図書館にもたくさんあるようなので、少しずつ借りてみようかと・・・。

  • よかった!
    絵がボヤッとしてるから期待してなかったけど、
    ストーリーが温かいから
    ほんわかした絵が
    逆に沁みた。
    年齢は歴史だから自信をもっていい。どうか
    きよちゃんと波平が幸せになりますように。

  • 縁がなかった。出会いがなかった。1人でよいと思った。齢を重ね、中高年。愛猫は旅立った。子育て中の先輩と再婚する後輩がいる。更年期を迎えた。自分の血はつなげない。このまま孤独で終わる人生、それでよいのか。後輩に勧められたマッチングアプリ。今からでも、もしかしたら。いいねがつく。やりとりする。待ち合わせする。相手が現れない。写真を送る。返信が来なくなる。やっと続けられる相手に出会う。会ってみる。理想とはかけ離れている。回を重ねる。それでもよいと思うようになる。…うるっときて、迎えるエンドは悲劇かハッピーか。

  • 本当にこの決断で良かったのだろうか、、、、?
    私だったらペット飼って一人で生きるが。

  • (一応)ハッピーエンドでよかった…

  • 大人の寂しさとほっと感とにきゅんとするお話

  • この時期は女性ホルモンの分泌が急激に減少する事でホルモンバランスが乱れ 私の使わなかった母性は何処に行くんだろう 全身全霊で泣き叫ぶ程必要とされた事有る? 私にお金を貸してという事は他に借りられる所が無いと言う事で

  • 電車移動中の暇つぶしに読もうとした私がバカでした。
    終盤は涙が止まらなくなりました。
    そして、夫と過ごすなんてことない普段の日々が、私にとって大切な時間、かけがいのない温かい時間だということを思い出させてくれました。

    キヨミの体のゆらぎは同年代だからよくわかるし、そこも気持ちに多少なりと影響することもわかります。
    私は既婚者だからキヨミとは方向性が少し違うかもしれないけど、ふと漠然とした寂しさや不安に押しつぶされそうになるのもよくわかります。

    そんな風に「キヨミ、わかるよ」を積みあげていってからの終盤の展開は…自分を勝手に重ね合わせるだけでなく、サトシに夫を重ねて(全然状況は違うけど)
    「私だったら、キヨミのようにサトシに寄り添える?」という問いをずっと突きつけられているような気持ちで読んでいました。
    とりわけ、一度詐欺かもと疑った後の行動力に圧倒されました。
    相手を思う気持ちが探し求めるバイタリティーにつながっていると思うと、自分は同じ立場になったらどうだろう…と考えさせられる展開でした。

    休みの日、部屋の日だまりで本を読み、一緒に食事をして、土手を散歩して。
    ありふれた言葉だけど、等身大の幸せが最適解なんだということをキヨミとサトシにここで教えられた気分です。
    どうか、これからもおだやかに、幸せに。
    サトシ、早く部屋を借りられるといいね。

  • グッときた。
    そう、マッチングアプリには私も恩恵感じてますw
    ひとりは楽しいが、誰かを大切に思う気持ちは人生の基礎でもありますな。

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著者プロフィール

イラストレーター、漫画家。著作に『消えたママ友』『ママ友がこわい 子どもが同学年という小さな絶望』『離婚してもいいですか?』『離婚してもいいですか?翔子の場合』(KADOKAWA)など。 http://ameblo.jp/nohahiro/『野原広子のブログ』

「2023年 『赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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