吉岡里帆写真集 里帆採取 by Asami Kiyokawa

  • 集英社 (2020年11月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784087900194

作品紹介・あらすじ

多数のCMに起用され、次世代CM女王の呼び声高い人気女優・吉岡里帆さんの2年ぶりのセカンド写真集です。
プロデュースはアーティストの清川あさみ氏。
シチュエーション設定、絵コンテ、衣装監修に至るまで、作品全体のクリエイティブディレクションを担当し、「ファッション」「本質」「舞台」「水」などさまざまな切り口で、女優として、女性としての吉岡さんの魅力を「採取」、表現しています。
2人の出会いは2017年、清川氏の代表作『美女採集』にて。
以来、吉岡さんと公私ともに親交を深めた清川氏のプロデュースで、2019年12月に発売された『週刊プレイボーイ』のグラビアでもセッションが実現。
今作ではさらにグラビア界の大御所・熊谷貫氏、女性ファッション誌を中心に活躍する若手実力派・三瓶康友氏というタイプの異なる2名のフォトグラファーを起用し、女性の外見だけでなく内面の美しさをも引き出す清川氏が吉岡さんの新たな一面を一冊にまとめました。

●吉岡里帆さんコメント
「最高のチームで、最高の形で撮影ができて、見ごたえのある作品になったと思います。清川さんとタッグを組んで、今までに見たことのないような写真が撮れているはず。期待して待っていてください。」

●プロフィール
吉岡里帆 Yoshioka Riho
1993年1月15日生まれ、京都府出身。
ドラマでは連続テレビ小説『あさが来た』(NHK)、『ゆとりですがなにか』(日本テレビ)、『カルテット』(TBS)、『きみが心に棲みついた』(TBS)、『健康で文化的な最低限度の生活』(関西テレビ)、『時効警察はじめました』(テレビ朝日)など、映画では『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだ!!』、声の出演をした『空の青さを知る人よ』など代表作多数。
主演映画『見えない目撃者』と『パラレルワールド・ラブストーリー』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
2020年9月13日(日)より公演が始まるケラリーノ・サンドロヴィッチ氏演出舞台『ベイジルタウンの女神』に出演のほか、11月20日(金)より出演映画『泣く子はいねぇが』が全国公開予定。

清川あさみ Kiyokawa Asami
2001年に初個展。2003年より写真に刺繍を施す手法を用いた作品制作を開始し話題を集める。
水戸芸術館をはじめ国内外の美術館・ギャラリーにて個展、展覧会を多数開催。
代表作に女優やアーティストをアートにした『美女採集』シリーズ、『銀河鉄道の夜』など絵本のヒット作も多数。数々の広告、空間、映像のクリエイティブディレクターとしても活躍中。

感想・レビュー・書評

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  • 「Show Must Go On!!!不安は壇上では呑み込む、女優のリアルは極限のコントラストにある!」
    京都府出身、芸能事務所A-team所属の女優、吉岡里帆さんの通算2作目となる写真集です。販売元は集英社、撮影は熊谷貫さん、三瓶康友さん、プロデュースは清川あさみさんです。

    ボーナス商戦迎えるに相応しいビッグタイトル登場。平成最後の清純派女優、再びグラビアの土を踏む。オタク的には小言のひとつも言わずにおれぬどんぎつね…じゃなかったDIC岡里帆…いや違う吉岡里帆(大好きじゃねーか)、生涯2度目のアット・バットであります。

    まとめサイトにまで拡散されちゃったグラビア時代回顧の言。最早不要とも思われるグラビアへここに来ての回帰、それも正真正銘の「グラビア」で…。女の敵とも囁かれるあざとい彼女の、男前なまでに背筋の伸びた生き様。
    表現する事に真摯な態度はグラビアに対してもブレは無い。正面切って演るぞの姿勢はタブー視する向きを打ち消して余りある実直さ。今回の写真集で彼女のイメージは大きく書き換えられましたよ。壇上で生きる「勝負師」へと…。

    人物を対象としたアート作家の清川あさみ氏をお供に迎えた今回は3つのChapterから成るコラボレーション作品。巻末のインタビューで明かされていますがモデルからインスピレーションを得た複数のテーマが下地となっています。
    3つのChapterと言っても全てが明確に分かれているようでいてどこかぼんやりと繋がっていて、モデルの精神性が起点である為か読後には女優・吉岡里帆のリアルな内面が胸の中に去来する…、そんな印象を覚えました。

    「自然」がテーマのFirst Chapterでは深緑の映える渓谷にてピクニックに興じるひと幕。ビキニ以上に破壊力を感じる白ニットに目を奪われつつ谷のド真ん中にテント張りオフモードなスマイル。グラビアンを全うする姿にただひと言「楽しそうやな…」。

    Second Chapterではスタジオへと移り趣が一変、プレーンな幕を背景に花をあしらう主枝のイメージで色を盛る「ファッション」。光を焚きスタイリッシュなラメの明暗、生い茂る土色に寝転ぶ滑らかな肌色、口唇へと乗るベージュ・ボルドー・くすみ色…。色彩が舞うアーティスティック・セクション。

    終幕Third Chapterでは銀河劇場にて交差する吉岡里帆の「光と影」。舞台上で誰よりも鮮やかに微笑む彼女の、奥に潜める影の側面。

    蕾ほころぶワンピース着て客席へ、壇上を見据える目は何の惑いも伺えぬ「まっすぐ」。開演を待ち望む我々も恐らく同じ表情をしているだろう。演者の腐心など思いも寄らずに。

    厳かなドレス着て壇上へ、下りた幕の所為で「まっすぐ」な目を避ける女優の何と憂わしげな事か。客席からは届かない場所にこそ女優のリアルが存在するのだと深く、深く得心する。



    そして「影」と「光」は同居して初めてその色合いに気づくことができる。



    幕が、上がる。不安は全て、呑み込む。

    いつもの彼女が遂に現れる。よく知るえくぼが花開く。

    目も眩む程の「光」。

    すぐ側に潜む「影」。

    危ういまでの極限のコントラスト。触れたリアルに息を飲む。



    肖像を超えた「気づき」を与える写真集。稀に見る傑作です。

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著者プロフィール

1993年1月15日生まれ。京都府出身。連続テレビ小説「あさが来た」(2015年)に出演し注目を集める。2019年公開の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』、主演映画『見えない目撃者』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。主な近作にドラマ「レンアイ漫画家」(2021年)、「華麗なる一族」(2021年)、「しずかちゃんとパパ」(2022年)、映画『泣く子はいねぇが』(2020年)、『ホリック xxxHOLiC』(2022年)、『ハケンアニメ!』(2022年)、出演映画『島守の塔』(2022年)など。12月28日からディズニープラスで配信開始のドラマ「ガンニバル」に出演。

「2023年 『吉岡里帆 Wアニバーサリー写真集「日日」 スペシャルBOX版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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