野良犬イギー

  • 集英社 (2022年5月19日発売)
3.30
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784087900736

作品紹介・あらすじ

ジョン・F・ケネディ空港から見えたNYは黄砂に覆われている。
私―モハメド・アヴドゥル―の目的は、マンハッタン島にひそむという、一匹の野良犬を捕獲することだった。ある"恐ろしい男"より先に。
野良犬は、珈琲味のチューインガムが好物らしく、不思議な力で盗みを働く。犬種はボストンテリア。その犬の名は『イギー』……。間違いなくスタンド使いだ。
『ジョジョの奇妙な冒険』第三部の前日譚を乙一が小説化!! イギーとアヴドゥルの出会いが描かれる!!
イギーの好物であるチューインガムを模した装丁にも注目!

感想・レビュー・書評

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  • 野良犬のイギー(ボストンテリア)による被害が多数報告されて、捕獲することになった。
    誰にも捕まえることのできないイギーにアヴドゥルが挑む。

    珈琲味のチューインガムが好きなイギーは、特殊な力を持っている。
    人間を見下し、自由に生きようとするイギーとどうやって意思疎通を図るのか?
    イギーの育った環境を振り返ると人間を受け入れない気持ちもわかるが、果たしてアヴドゥルは…。

    サクサクと読めて不思議な世界観を存分に楽しめる。

  • 「ジョジョの奇妙な冒険 − スターダスト クルセイダーズ−」のスピンオフ。

     後に、エジプトで空条承太郎たちと行動をともにし、ディオの部下と壮絶な戦いを繰り広げるスタンド使い犬・イギーが、野良犬時代を経てスピードワゴン財団に保護されるまでを描く。

    なお物語は、モハメド・アヴドゥルの視点で描かれる。
              ◇
     その日、ムスリムファッションに身を包んだ1人の男が、ジョン・F・ケネディ空港に降りたった。
     男の名はモハメド・アヴドゥルという。占い師だ。彼の目的は、このマンハッタン島で一匹の野良犬を捕獲することだった。
               ( 第1章 ) ※全5章。

          * * * * *

     シリーズ第3部『スターダストクルセイダース』中もっとも好きなキャラクターが主人公とあって、読んでみました。 ( 好きなのはアヴドゥルです。イギーではありません。)

     アヴドゥル視点で進行していくため、彼の誠実で礼儀正しい為人やスタンド能力が作品を通して楽しめます。これは、アヴドゥルファンの私にはとてもうれしい。

     だけど、やはり少し物足りない。
     最大の見せ場となるのはアヴドゥルとイギーの戦闘シーンです。マジシャンズ・レッド 対 ザ・フール というスタンド同士の激突なのですが、読んでいてイマイチ沸き立つものがありません。
     もちろん、アヴドゥルの方には最初からイギーの命を奪う気がなかったということがあるのでしょうが、何か消化不良感が残りました。

     そつのない乙一さんらしく原作をうまく取り込んで齟齬がないように仕上げてくれていましたが、物語として読ませるなら、ジョセフ・ジョースターとアヴドゥルが親交を結ぶに至ったいきさつの方がよかったような気がします。

     同じスピンオフでも、荒木飛呂彦さん自ら創作された『岸辺露伴』シリーズは十分な読み応えがあることを考えれば、他の作家さんにはどうしても遠慮というか、踏み込んで描くまではできないのかも。そんな印象を持ちました。 ( もちろん荒木飛呂彦さんのチェックは入っているのでしょうが。)

  • 菓子屋から珈琲チューインガムを強奪するボストンテリア・・・
    そのボストンテリア捕まえるために野犬狩りが始まる・・・

    ジョジョと言えば、僕の中では第三部が一番好きな物語です。
    アヴドゥルとイギーの出会いが描かれていなかったので、楽しみでありました。

    比較的読みやすくジョジョの不思議な世界観を味わえました。
    なぜ、珈琲チューインガムが好きなのか、イギーの過去など知れて面白かったです。

  • クチャクチャクチャ…
    クチャクチャクチャ…
    クチャクチャクチャ…
    イギーだぁw ⊂゚U┬───┬~

    ほん3さんのレビューをみて、ジャケットのイギーも気になって借りちゃいました(^^)


    遊び心満載のマンガのような小説
    ▪イギーの好物であるチューインガムを模した装丁
    ▪表紙を開けば早速イギーがよだれを垂らしてクチ    ャクチャとw
    ▪目次もよだれとクチャクチャのみw  
    ▪あちこちにイラストもありジョジョでお馴染みの『ドアオオオー』『ゴオオオオオー』『ズゴゴーン』『ガッシイィィン』など独特の擬音も

    内容は『ジョジョの奇妙な冒険』第三部の前日譚でイギーとアヴドゥルの出会いが描かれている
    イギーのスタンド愚者(ザ・フール)とアヴドゥルのスタンド魔術師の赤(マジシャンズレッド)の戦いも小説ならではの迫力!

    ジョジョ好きの方はぜひ読んでみては!

    • 1Q84O1さん
      ほん3さん

      読みましたよ♪
      ほんとマンガみたいで内容も読みやすかったです(^^)

      ジョジョ好きでしたよ(過去形になってるw)
      昔はマンガ...
      ほん3さん

      読みましたよ♪
      ほんとマンガみたいで内容も読みやすかったです(^^)

      ジョジョ好きでしたよ(過去形になってるw)
      昔はマンガもよく読んでました
      最近のはちょっと読んでないですが…

      『The book』ですねφ(..)メモメモ
      またオススメの一冊を紹介してもらっちゃいました!
      ありがとうございますm(_ _)m

      そうだ!
      ほん3さん質問なんですが、お持ちの『野良犬イギー』のジャケットってどんなんですか?
      本棚に登録してあるのと同じですか?
      私が図書館で借りたのはイギーの表情が少し違って、ジャケット全体が銀色なんです( ゚д゚)!
      何種類かあるんですかね?
      2023/01/14
    • 1Q84O1さん
      ほん3さん確認ありがとうございますm(_ _)m
      疑問解消スッキリです!
      私が借りた本は太い帯が外されていたみたいですw
      口から舌をはみ出さ...
      ほん3さん確認ありがとうございますm(_ _)m
      疑問解消スッキリです!
      私が借りた本は太い帯が外されていたみたいですw
      口から舌をはみ出させたイギー、同じですw
      2023/01/15
  • 75冊目『野良犬イギー』(乙一 著、荒木飛呂彦 original concept、2022年5月、集英社)
    人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のノベライズ。第3部の登場キャラクター、アブドゥルとイギーの出会いが描かれたSFバトル小説。
    原作の世界観をきっちりと守った優等生的な作品。その分驚きや意外性は少なく、読み応えが薄い。著者はホラーやミステリーの大家なのだから、もっと自分のカラーを出しても良かったと思う。

    〈最近、この国では『Walk Like an Egyptian』って曲が流行ってるんですよ〉

  • 珈琲味のチューインガムが好きな野良犬イギー。砂を操るイギーと炎を操るモハメド・アヴドゥル、スタンド使いの激闘。最後まで諦めの悪いイギーの姿がキュート。

  • 知ってる人にしか楽しめないこの本。コーヒー味のチューインガムの匂いが漂ってきそう。そう、主役はザ・フールのスタンド使いイギー。ジョジョ第三部、途中から承太郎たちの仲間になるボストンテリア、犬である。今作はその前日譚でアヴドゥルとの出会いの物語。ニューヨークで野良犬のボス的な存在だったイギー。自由気ままに生きていたところに現れたアブドゥル。紆余曲折あり捕獲される。当時キャラやスタンド名の由来となるアーティストを色々聞いていた。イギー・ポップのアルバムを買って聞いた時の衝撃たるや。イメージと違った。(笑)

  • イギーが仲間になるまでの話。アブドゥル視点で話が進むのだけれど、イギー視点でこの顛末をどう捉えていたのかを、別の話として読みたいところ。本編でのイギーは、やるときはやる、かっこいい姿が印象的だったな(本書の表紙の絵はこんなだけど)。本文中にイラストが結構多くて、3部のときのコマに加えて、あとになってから描かれたものもあるようで(とびらのカラーイラストとか)、混ざっていてテイスト若干違うけれど、違和感はない。本書の髪の色が「コーヒー味のチューインガム」色なのがナイス。

  • イギー好きだー

  • イギーが大好きなので本の表紙買いしてしまった感がある

  • イギーやアヴドゥルの話が出てきて面白いです

  • 犬の夢はパンくず。

  • 「The Book」に続く、乙一氏のジョジョ作品であった。本作も乙一氏からジョジョに対する尊敬と愛を感じとれる描写や言い回しが多数であった。
    漫画では描かれていない部分を知ることができ、ジョジョを知っている人なら懐かしさを感じながら読める作品で、非常に満足した。

  • アヴドゥルの語り口調で進行する本。
    良くも悪くも乙一先生ェ!って感じの流れだったので、正直なところ乙一先生の本が苦手な方は内容が入ってこない気がする(私は苦手とまではいかないけど、The BOOKで「この人の文章ひたすら目が滑るな……」と思った)

    3部原作開始直前にアヴドゥルがイギーを捕まえる話inニューヨーク。「原作開始前にこんなことあったんだね。ふーん。」というのが感想の全てって感じ。
    個人的にはアヴドゥルの両親の話が出てくるところと、イギー捕獲後に害獣駆除業者と仲良くビール飲んでるシーンが良かったなと思いました。

  • 第3部開幕前、イギーが野良犬としてマンハッタンを謳歌している頃のお話。

    最後のアヴドゥルとイギーの決戦が魅力的だったぐらいで、他に新たな発見があったかというと、そこまでのものはなかったのかな、という感想か。
    イギーのお話ではあるけど、語り手はアヴドゥルなのでイギーの心情は見られないのが残念でした。
    まあ、イギーの精神というのは、エジプトでペットショップと戦ったことで変化していったと思うので、マンハッタンの頃に新たに見るものはなかったのかもしれない。
    イギーの黄金の精神は、ペットショップ戦後ですからね。

    「野良犬イギー」後にヴァニラ・アイス戦を読むと、己の身を犠牲にすることで勝利を得ようとした彼の覚悟の強さが、より強く響くのかもしれない。
    独立不羈を己の信条としつつも、仲間の為に命を投げ出すことも厭わないという精神性を持つに至ったイギー。
    アヴドゥルに捕まらずにいたら、彼の人生がどうなっていたかはわからないけども、死に様が生き様という言説に従うならば、覚悟と誇りの人生は歩まなかっただろうな、と思います。

  • アブドゥルとイギーの戦いの描写が迫力満点でよかった。アブドゥルの一人称視点で書かれていたので高潔さがひしひしと伝わってくる良質なノベライズになっていた。

  • ジョジョはあまり見ていないが、知らなくても楽しめた。犬と人、鰐との戦い。スタンドを使ってだが、それぞれの特質を活かした戦略が魅力。全く可愛げのない犬なので飼いたいとは思わないけど。

  • 913/オ/

  • 原作の隙間を小説で埋める。
    乙一さんは、その先駆けでTHE BOOKSも良かった。今回は3部、イギーとアブドゥルの馴れ初め、いずれも死闘のすえ死んでゆくことをわかってるが故に、コミカルなシーンも泣けてくる。
    よくぞ、この隙間を埋めくれたと、乙一さんに感謝。

  • アヴドゥルの両親のこと、ジョセフとアヴドゥルの出会い、ジョセフの能力発現の仕方、イギーが飼い犬だった時代の話 を知ることができる。

    自分をカモにしようとした運転手のタバコに火をつけるアヴドゥル、ドレス姿で寒がっている女性たちのために薪を暖炉に焚べるジョセフ、アヴドゥルの足に噛みついたまま気絶するイギーの描写が特に彼ららしくて好きだった!

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