喋り屋いちろう

  • 集英社 (2023年7月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784087901108

作品紹介・あらすじ

著者初の実況小説!

猪木さんと僕と“馬鹿の一本道”。
アナウンサー青春物語、誕生。

「踊っている。文字が自ら立ち上がり踊っている。
僕は今までこんなにも奮い立ち踊り狂う文字の数々を読んだことがない」
(千原ジュニア)


アントニオ猪木さんが亡くなった。
その喪失感や悲しみを表す言葉を、
喋り屋の私ではあるが、持ち合わせてはいない。
猪木さんを送るすべは、実況しかない。
実況と実況を結ぶ物語。
「これは、世界初の挑戦的な実況文学だ」とか、
誰か誤解して評価してくれて、
芥川賞あたりをもらえないだろうか?
(プロローグより)


<著者略歴>
古舘伊知郎 ICHIRO FURUTACHI
1954年12月7日生まれ、東京都北区滝野川出身。立教大学を卒業後、1977(昭和52)年、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。
「古舘節」と形容されたプロレス実況は絶大な人気を誇り、フリーとなった後、F1などでもムーブメントを巻き起こし「実況=古舘」のイメージを確立する。
一方、3年連続で『NHK紅白歌合戦』の司会を務めるなど、司会者としても異彩を放ち、NHK+民放全局でレギュラー番組の看板を担った。
その後、『報道ステーション』(テレビ朝日)で12年間キャスターを務め、現在、再び自由なしゃべり手となる。

感想・レビュー・書評

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  • 実況と実況を結ぶ物語、作者も世界も初の実況文学との惹句は言い得て妙であり、いかに実況することが作者≒主人公のいちろうにとって大切であって、それが己の全てであり唯一の武器のようにすがってそれで人生が変わって進んでいくんだということが作品中の展開と共に軽快だがしっかりと伝わってくる。作者を知る読者であればあの声と速射砲の如き勢いで放たれる実況が脳内で再生されその臨場感はものすごい。

    ただし内容はエピソードの羅列でそれを実況が繋げているので何とか小説としての体裁は保たれているが、文学的要素に富んだ小説とは呼べずタレントの連載ブログをまとめたもののようでしかない。

    作者の新人アナウンサー時代からプロレス実況で頭角を現すも、悩みもがき苦しみながら色々な人に支えてもらって独立していく、ある種青春時代の代えがたい想い出を虚実ないまぜの小説として物し、永遠のものとして残したかったのではないか。

  • 最初のプロレス中継の文章には引いた
    ただ思いがけず、筆者が吃りがあること
    あんなに饒舌なのに驚き
    プロレス中継から売れて独立するまでの
    人脈、アントニオ猪木との交流など
    途中から面白く笑っている自分に気がついた
    もっと驚いたのは彼が1954年生まれ
    ほぼ同時期を生きてきたんだ
    だからストーリーが分かりやすかったのか?

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著者プロフィール

1954年東京都生まれ。立教大学卒業後、77年テレビ朝日にアナウンサーとして入社。以来「ワールドプロレスリング」などの番組を担当。プロレス実況において、その鋭敏な語彙センス、ボルテージの高い過激さで、独特の“古舘節”を確立。84年テレビ朝日を退社し、フリーとなる。2004年4月から2016年3月までの12年間「報道ステーション」のメインキャスターを務めた。

「2016年 『喋らなければ負けだよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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