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Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ) / ISBN・EAN: 9784087920062
作品紹介・あらすじ
行き交う言葉、たゆたう思い、めくるめく色彩──
言葉の色が見えるという老(少)女・キノ。空気の読めない美少女・鳩子。色弱の画学生・音羽。大蛇丸・由良ノ介兄弟、ヒルコと双子らをめぐる優しく穏やかな日常は、ある日──。はみだす者たちへのエール。──
感想・レビュー・書評
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下巻に入って上巻よりぐっと面白くなった感じ。キャラが増えてきたから?
老人たちがカッコイイのがいいなあ。キノさんもじいちゃんもかっこよかった。そしてメインの3人より、脇のニチカさんや椿ちゃんのほうが好きだった。あと子供たち。
双子の番外編は端午のイケメン成長っぷりにびっくり(笑)この双子の続編があったら読みたいな。 -
再読(今回、『裏』はスキップしたので、下巻に感想を登録)
発売当時のときと同じ印象で、やっぱり線に大分安らぎが出てきてるように感じる。
個人的には神経質なまでの張り詰めた昔の楠本さんの線が大好きだったが、今、大分力が抜けて作者さん本人、幸せそうだなあ(多分)と感じたので、これはこれで良かったなと。
内容は『kissxxxx』を少し継承した感のある”何もない日常”。
その中でも、作者の伝えたいこと、社会的メッセージは潜ませているので、まんま平和な『kissxxx』の世界(作風)とはやっぱりちょっと違う。
ここで既に『裏』の楠本まきさんの方向性が垣間見えていたんだなあと振り返って思う。 -
上下巻一気に読みました。
なんでもない日常の風景のひとつひとつが胸に刺さって。
悩みながらも自分に嘘をつかずに生きる彼ら、彼女らがとても愛おしかった。
他人と違ったっていいんだと思える作品です。 -
優しくて少し刺さる。
Kの葬列や、乾からびた胎児の頃の絵柄よりシンプルになっているのが、よりこの作品に似合っている。 -
大切に読もうと思っていたら随分経ってしまった。ので上巻からもう一度噛み締めながら読みました。
まき先生の世界は大好きなのだけど、憧れすぎてふと我に返った時の自分との落差に凹むことも無きにしもあらずなのだけど、そこににちかちゃんがいることでどれだけ代弁者となってくれることか…。
ちょうど『ゼロワン(若木未生・著)』の感想を書いたばかりだから、そことちょっとリンクさせると、グラハーの苦悩はヒルコの苦悩を見る感覚で、ゼロワンの苦悩はにちかちゃんの苦悩を見る感覚。
誰もが同じようでいて同じではない。同じでないようだけれど同じである。言ってしまえばそれまでで、わかっているようでもふともう一度自分に問うてみる。
そして苦悩も悲しみも幸せも大小かかわらず全てを飲み込んで時間は否応なく流れていく。
毎日を意識して、それでも疲れたら休んで、時間と自分とうまく付き合って生きたいと思う。
ああまきさん…これからもまきさんの作品が読みたいです…。 -
見えている世界、見えない世界があるってことか。
(購入) -
2015.5.24
悲しいがなちょっとだけ進む。
満足。
著者プロフィール
楠本まきの作品
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