日に流れて橋に行く 1 (愛蔵版コミックス)

  • 集英社 (2017年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ) / ISBN・EAN: 9784087920253

作品紹介・あらすじ

時は明治末。さびれた老舗呉服店に新風を巻き起こす、男たちの物語──。
かつて大きな賑わいを見せていた、老舗呉服店「三つ星」。その三男・星乃虎三郎が、三年ぶりに英国から帰国した。新しい「三つ星」を作ろうと意気込むものの、店の者からはまったく歓迎されず、変わらず優しいのは、長兄の存寅だけ。一方、虎三郎を知っているらしき、謎の男・鷹頭も、「三つ星」再建のため、独自に動いており…。

感想・レビュー・書評

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  • 初めて読む作家さんです。
    絵が上手い。とにかく上手い。

    洋装も和装もずっと見てられるなあ。
    男性書き分けすごいなあ。
    キャラクターの髪の毛がまた綺麗で
    毛の流れの描き方がうまくて見惚れてしまった。

    お話は、少しずつ動き出し、これからってところ。

    面接のシーンが好きです!

  • 書評見て試しに手を出してみました。
    大正解ですわ。
    『あきない正伝』の明治版で
    オトコ多め…みたいな(笑)
    なにより主人公が気持ちのいい青年で
    ぼんぼんらしい面もあるけど
    根がまっすぐで応援したくなるわ〜。

    ダメダメ長男がダメになった理由も
    なぜか次男坊の影がない理由も
    これから明らかになっていくのかな。
    後半に登場した女子ふたりも
    それぞれにキャラ強そうなので
    活躍が楽しみです。

  • line漫画で読み始めたが止まらない。兄さんどうしたんだ

  • 主人公は虎三郎と時子。
    物語の根幹は二人の成長譚。
    三男の末っ子であるが故に、自由に育ち道楽三昧だった虎三郎がイギリス留学を機に鷹頭と出会い、一人前の百貨店の経営者となっていく。
    高身長で流行りの着物が似合わず、ファッションカタログばかり眺めて家に引きこもっていた時子は、やはり鷹頭と出会い、洋装ファッションコーディネーターとなっていく。
    似て非なる二人が、明治末のアパレルファッション業界をどう牽引していくのか。
    ひじょーに目が離せない。

  • 非常に面白いです!朝ドラを観ているようでした!

  • 明治時代、名門呉服店の三男坊が、なかなか古いやり方を変えられないお店を現代風に改革していく話(らしい)第1巻。面白い〜〜。長男の行動が謎過ぎるが。先が楽しみ。

  • 面白かった!一般なのに面白かった!ストーリーテラーとしての日高さんを実感させるお話でした。キャラもそれぞれ立場の違う人たちがいろんな気持ちや思惑を主人公に持っていて、それも面白かったなあ…。ああ、続きが気になる。
    ☆が5つじゃないのは、これがまだ1巻だから。早く!続きが!読みたいです!

  • これからだね。
    どんな展開になるのか・・・

    お兄ちゃんが不幸でなければよいのだが。

    しかし鷹頭、格好良過ぎで超横暴野郎だ。
    金があるってステキ!とおもってしまう(笑)

    大番頭さん、ぐふふ好きだわ~、クワセモノ感満載!

  • 近代的な百貨店に生まれ変わろうとしている日本橋の呉服店の舞台裏を描く。こういう設定の話を待っていた。

    百貨店史を少し調べたことがあるので、百貨店としてどういったビジネスを展開していくのかは、何となく推し量れるが、人間模様がどうなっていくのかも気になるところ。

  • 面白くて続きを一気に買ってしまった。こういう時代の移り変わりモノは楽しい。

  • 明治が舞台。
    老舗の呉服屋だが経営難に陥っている三つ星を、
    英国で色々学んで帰国した三男・星乃虎三郎が立て直しを図る物語。
    絵も綺麗だし、単純にのし上がっていくのではなく苦労や人間関係の描写も丁寧でとても良い。

    現代から見れば、折角の建物をなんでかんでも洋風にすれば良いわけではないので
    建て直しはやめて欲しいと思ってしまうところではあるが。

    初めは虎三郎よりで読んでいたが、確かに大変な時期にいなかった人間がいきなり帰ってきても
    受け入れられないのはそれはそうだ。
    だが「たかが手代が星乃家の者に軽口を叩くな」というのも正しい。

    鷹頭が説明もしてくれないのは困るが
    そうしてでもやりたいことをやる、迷う前に動く、
    立ち止まらないというのは、ビジネスパートナーとしては有り難い存在だ。
    必要な女性店員の候補を集めておいてくれる有能さは勿論のこと、
    「選ぶのは俺で決めるのはお前だ」という台詞も痺れる。

    そういう時代とは言え、卯ノ原さんが女学校を出ていて背も高くて
    頭も小さくて、頭が良くスタイルも良いということだろうに、
    着物が寸足らずで嫁の貰い手もない変な娘扱いされるのは心が痛む。

    女の癖に役者をやったり店員をやったり出しゃばり、
    と男性陣が休憩中話しているのもうんざりだ。
    時代のせいかと言うと、現代でも目立つ女を生意気、でしゃばりという男はたくさんいる。

    存寅さんがいなくなるという衝撃の事態にも
    「手間が省けた」と言う鷹頭が流石だった。

    どんな展開になっていくのか、非常に楽しみ。

  • 私、日高ショーコさんBLよりこっちの方が好きかも…
    ぐいぐい読める!

  • 2017-10-28

  • 微妙な表情で登場人物の性質まで描き分ける達者振り健在、凄いなぁ…長男と三男の虎三郎、って事は、次男はどこに?と言うワクワク感増し、続刊が楽しみだ!!

  • めっちゃ面白かった〜〜。早く続きが読みたい。

  • これはBLかとおもっていたら、違うんですね。
    先生の作品はなかなかそんな感じにならないシリーズが多いので、最後まで完結して「あー、よかった」となる。それを期待して、今後が楽しみ。色恋沙汰は置いといて。
    デパートの骨格を作っていく話なわけですよね?社会情勢と併せて進む話になるはずで、どこまで広げていくのかな?

  • 面白かった!とても面白かったです。

    BL作家さんの一般作って微妙なことが多いけど、元々がBLでも萌えで突き進むのではなく話を柱に描かれる方なので、納得の面白さでした。話として、漫画として、面白かった。
    まぁ表紙2人がくっつけばなぁとか思ってはしまいますが…(笑)可能性があった作家さんなので、そう思ってしまうのは許して欲しい。ないのは分かってます!

  • 肉厚な時代描写は流石。BLではないですが相変わらず面白いです。

  • BLかと思ってたら、どうも雑誌が違うくさいぞ…と思ったら違いましたね。知らんかった。
    相変わらず面白かったです。日高さんの仕事絡めた話って結構熱い展開があったりして、それだけで面白いなあ、と思うのですが、今回はガッツリお仕事物語ですね。呉服店の話。今巻の最後の急展開にはびっくりしましたけど、これは次巻が楽しみになるやつ…。
    いやあ、日高さんが二人だったのは本当にびっくりしました(あとがきより)。

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著者プロフィール

日高ショーコ
東京出身の女性漫画家。
同人活動を経て、2004年『BE・BOY GOLD』(リブレ出版)にて、『リスタート』で商業誌デビュー。
代表作『花は咲くか』が2018年に実写映画化されている。

日高ショーコの作品

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