営繕かるかや怪異譚 (愛蔵版)

  • 集英社 (2022年11月4日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (376ページ) / ISBN・EAN: 9784087926019

作品紹介・あらすじ

小野不由美原作の大人気小説を『青の祓魔師』の加藤和恵が漫画化! 住居に纏わる怪異を営繕屋・尾端がいとも鮮やかに解決に導く。怖く、そして優しい至極のホラー短編を全六話収録!

感想・レビュー・書評

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  • ちょーっと怖いわねぇ。
    ホラーまではいかないけど、結局なんだったのよって怪奇現象のお話が多いから、ちょーっと怖いわ。
    でもね、あったかい感じはするのよ。
    受け入れてあげる方向に持っていくといいますか。
    でもやっぱり怖いー。
    なんかゾワってするー。

  • 怖い。
    小説も怖すぎて途中で止まったままなのを思い出した。

  • 「青の祓魔師」の作者による「営繕かるかや怪異譚」の
    コミカライズ化。原作の文章の怖さを漫画で丁寧に描く。
    第一話 奥庭より    第二話 屋根裏に
    第三話 雨の鈴     第四話 異形のひと
    第五話 潮満ちの井戸  第六話 檻の外

    原作者のファンで、コミカライズ企画をお願いしただけあって、
    「営繕かるかや怪異譚」の世界観を丁寧に、漫画化。
    書店で手に取ったとき、その書籍としての装丁と厚さに
    驚きましたが、読んで納得、日常の中でごく普通の人々が
    じわじわと味わう恐怖を、漫画で詳細に再現しています。
    特に、各話のラストに漂う穏やかな余韻が良かったです。
    あと、建物の平面図や周囲の状況、一部の部屋の姿等が
    最後のページに掲載されていたのが有難い。
    方向音痴の自分は空想の中で迷い、建物の内外や道で
    ぐるぐるしていましたから。

  • 奥庭より/屋根裏に/雨の鈴/異形のひと/潮満ちの井戸/檻の外。
    加藤和恵による原作1作目をまるまるコミカライズ。これはいいコラボ!
    キャラクターデザインはいいし、化物は怖いし、漫画としても読みごたえがある。
    巻末に平面図や簡単な地図もあるのでより分かりやすかった。
    青の祓魔師の先も楽しみだが、また何かの折には続編をコミカライズして欲しい。
    堂原とおやじさんかっこいい。

  • 原作読まずにコミカライズを見ましたが
    なんとなく静謐なタッチの絵柄が
    この怪異譚の雰囲気にピッタリです!

    6つのお話が入っていて
    どれも少しだけ、やさしい温かさのある結末。
    「営繕」綻びを繕う、なんだよね。
    それをなす尾端くんの心構えもいいけど
    彼と怪異にあった人々を結びつける
    工務店の親方も、いい味出してて好きです。

    巻末の平面図が萌える〜。

  • 大好きな『営繕かるかや怪異譚』が漫画に❗
    これは読まないわけにはいきませんヽ(*´▽)ノ♪
    視覚的なものがかえって恐怖を薄めるところもありますが、原作を読んでイメージしたものを答え合わせするような気軽さで読めて、これはこれでありです

  • 小説の方も読み話は頭に入っていましたが、漫画になって絵になると怖さが増します。
    頭の中にイメージはありましたが、目に見える形になると雰囲気も倍に感じることができノンストップで楽しめました。

    なるほどあの場面が、と小説を再度読むきっかけになります。
    分厚くて、自立できるほどとは思ってなかったです。

  • 発売日に買ったのをようやく読むことができました!!
    小野先生の身近に遭遇しそうな緻密な恐怖を、加藤和恵先生が見事に描いてくださってます。
    装丁も豪華なので、ぜひ紙で手にとって欲しいです。

  • 思っていたより数段レベルが高くて、有名作の人だと知って納得。ボリュームも多い。

  • 小野不由美さんと 加藤和恵さん
    面白く無いわけないと 即購入。
    基本 ホラーは大の苦手ですが
    大丈夫な範囲でした(笑)
    何回も読んでしまいます。

  • 原作が好きで、コミカライズの加藤先生も大好きだから発売日に買ってもう何度も読み返した作品。
    ブ厚いし表紙が固いから持ちにくいけど愛蔵版だから仕方ながないのかな。手が小さいので結構、一気読みするにはシンドい。それを差し引いても買う価値は十二分にある!
    心霊系の怖いも人怖も内包し、加藤先生が丁寧に読み込み極力原作を削らず書き上げたのでイメージそのまま、キャラクターが動いている訳ですよ。しかも主人公穏やかなイケメンだし。
    是非色んな人に読んでもらいたい。人の身勝手さがシンドいわ~。

  • 加藤先生がオファーした企画だったんですね!怖いけど面白かった!加藤先生はやっぱりキャラの表情の描写が好き!!原作も気になった〜!

  • どのお話もふわっと終わるのが良かったような、歯切れが悪いような。ちょっと不思議な読後感。
    絵がうめえ……!って驚嘆しながら読んでいたんですが、巻末の間取りでも度肝を抜かれた。圧倒的画力。すごいなあ。
    ズバッと切り込んでくるような衝撃はありませんでしたが、じわっと残る良い本でした。装丁も素敵。

  • 現代の陰陽師だなあ

  • すべての話にちゃんと救いがあっていいね。
    救いがなかったら、眠れなくなっちゃいそう。

    雨の鈴の話だけは、あの後もいずれ犠牲者が出るんじゃないかと怖いけど。今住んでる家が突き当たりじゃなくて良かったし、これからも突き当たりには住まないぞ。

    青エク繋がりでたまたま手に取った漫画でしたが、原作も読んでみたいなぁと思える作品でした。

  • 人気作『青の祓魔師』著者のリクエストにより実現したコミカライズ。肝心の『青の祓魔師』未読なのだけど(汗)、非常に作品の雰囲気に合った絵柄で流石の緻密な描写。原作の小説では詳細不明だった各話の間取りを建築家と図面を起こして作画する気合いの入り方はほんとすごい。(巻末付録にそれらの図面が全て掲載されてます)
    装丁も豪華で、ぜひとも紙の本で残しておきたい作品。
    内容は「家」にまつわる心温まるホラーで、怖さもあるものの不思議さのほうが勝つ感じ。静謐な雰囲気の話が多い。結末ははっきり描かれる話とぶつ切りで終わって読者の想像に任せるパターンがあります。
    ちなみに主人公(といっていいのか……とにかく表紙にババーンと描かれた人物)謎の営繕屋、尾端は毎回ほとんど出ませんwww
    その割にスーパーマンすぎるけど、もしかして結末がちゃんと描かれてない話は失敗してる?(とか考えてみるのも面白いかも)

  • 夜読むには怖い。でも面白い。最後はほっこりしたりする。京都の古くからある長屋や街並みが出て好きな人は好きかも。作中の間取り図もあり楽しめました。

  • 小説で描かれていた町屋や武家屋敷の間取りがしっかりわかるのがありがたい!

  • 電子と紙とどっちで買おうか迷っていたんですが、本屋で見つけた瞬間、完全に紙に傾きました。ハードカバーの漫画買ったの初めて。値段もそれなりですが、内容・絵柄・雰囲気どれも最高でした。

  • 小説は全て既読でしたが、漫画版は、平面図が載っているとどこかで読んだので、さっそく購入しました。
    話がわかっていても、絵で見ると、また怖さが違いますね。
    また、平面図、すごくいいですね!
    特に、「雨の鈴」の小路は、私も漫画家さんと同じようなグルグル周る道を想像してしまい、そうだったのかーと、スッキリ!
    他の家も平面図で全体像が見えて、図面を見ながらあれこれ想像を膨らませて見るのが楽しいです。
    他の作品でも見たいので、連載続けて欲しいです。

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