太陽が見ている(かもしれないから) 8 (マーガレットコミックス)

  • 集英社 (2018年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ) / ISBN・EAN: 9784088440699

作品紹介・あらすじ

楡との別れを受けいれた日帆は、家に引きこもってしまう。そんな日帆を思いやり、楡に「ばいばい」と告げる岬。それを聞いた楡が、動き出す…!? 岬、楡、日帆、それぞれが向かう道は!? 完結巻!!
【収録作品】〆切その後エッセイ

感想・レビュー・書評

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  • 不吉な人を書くのが好きなのかな

  • ほんとにずっと不安な気持ちで読んでた
    ずっと同じ感情になるのすごい
    やっぱいくえみすごすぎる

  • なんかずっとずっと息苦しい展開で次のページをめくるのが苦しかったけど、最後は大大円で終わってくれて良かった。けどけど、なんとなく駆け足的な感じが否めなかった。幸せになってからの展開も観たいなー。たまには底抜けハッピーなのも良いんじゃない?

  • 何年も前から1番大好きな漫画。8巻まで全部そろえて家にある。どの話も大好き。

    岬も楡も日帆もみんな強くて素直で本当に愛しい〜、わたしにはない部分や似ていて重なる部分が沢山見つかって、読んでいくうちに一緒に葛藤したり悩んだり嬉しくなったりする。みんなに幸せで居てほしいなと思う、みんなのよい思いやりと愛とときには悲しみが日々を作っている感じがまっすぐ伝わってきて本当に素敵。

    あがいてそれでもダメで失恋して喧嘩して泣いて沈んで、そんな中でやっと見えてくる一縷の光が何かを変えてくれたりする、人生だと辛くてたまらない時間をそのままの苦しさに美しさを加えて描いてくれている。ハッとさせられるシーンや、こんなふうに生きてみたいなあと憧れるシーンもあって、全巻通して好きだなあ、これからも読み返す。

  • 辛い…辛すぎるラスト…。
    結局主人公二人がくっついた(言い方)のは良かったのだろうけれど、やっぱ三角関係っていうのは、最終的に一人がはじき出される結果になりがちだから、どうにも辛いよね…。
    いやあ、きっとだいたいみんな幸せになれる着地点なのかもしれないし、この年齢にしてはみんないい選択ができたと思うんだけど…。
    どう転んでも全員が納得できるわけではない状況だったから、そっかこうなったか、としんみりした。

  • 潔柔でもそうだったけど、
    過去に囚われ過ぎというか、
    言葉にし難い仄暗さを抱え過ぎというか、
    長年いくえみ綾作品の大ファンだけど、
    そこの解釈というか価値観?が違って、
    そこまで入り込めなかった、かなあ…
    でもやっぱり面白いんだけどね。
    最後楡と岬がくっついて日帆は南の島、て、
    なんだか随分都合の良い(岬にとって?)感じかなと。

  • 世の中完全な悪とかすべてが嫌な人とか実はそんなにいなくって、良いところとか弱さとかも見えるから、ぞんざいに扱われても同じ扱いを返すのは難しくなる。
    自分の気持ちを後回しにしたり我慢したりしてそれでドツボにはまったり、しなかったらしなかったで罪悪感があったりで生きづらいことこの上ない。
    中途半端に良い面もある奴でいられると困るんだよな。

    良い人ばかりの世界っていうのも決して天国ではないよな〜と考えさせられる。
    そんな中でもそれぞれ前向きに、自分に正直に次へ次へ進んで行けたら本当に健全で、ある種の天国なのかもしれない。

    自分の無駄遣いをしないようにすることが周りの人のためになることも多いよなとかも思う。
    日帆は最後のひとり本を読む姿が一番可愛かった。
    今年は小難しく考えすぎないで、とにかく次へ次へ行けるようにしたい。周りだけじゃなくて自分にもアンテナを張りながら。

  • 最終巻。楡と日帆が別れてから。最初に思うのは飯島いいやつだなーってこと。楡に自分も楡を太陽だと思ってることを伝えてばいばいっていう岬可愛かった。そこからの楡ね。やっと気持ちに正直になっていいってなってからすごい。抱き締めたり離れ難いとか言ったりキスしたり不安だって言葉にしたり。また一緒に暮らしたいな?って。ママさんきっとずっと楡の中の岬に気付いてたんだろうな〜だからずっと楡って呼んであげなかったんだろうなって自己中解釈かな。すごく面白かった。なんか既視感あったけど。高校生大学生だからこんな感じだけど、大学生社会人でこれやってると結婚とか絡んできて一生気持ち押し殺すことになるよね。感じたことのある感情を第三者の目で見れてなんか複雑な感覚。あと、強いて言うなら楡が岬のことでもう少し必死になってるとこ見たかったな。常連の野村にグイグイ押されてる岬を見て焦ればよかったのに。あ、あと最後のフラットハウスで片寄せ会う2人、いいシーンなんだけど楡は半ズボンでいてほしくなかった。笑

  • 180929

  • 日帆と楡が別れたところから。

    暗いなぁー重いなぁーと思ってあまり好きではなかったのですが、最後まで読んでみたらハッピーエンドで良かったです。
    通して読み返してみたら好きになるかもしれないなぁ、と思いました。

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著者プロフィール

いくえみ綾(いくえみ りょう)
1964年生まれ、北海道名寄市出身。ペンネームは、くらもちふさこ作品『小さな炎』『白いアイドル』『糸のきらめき』三作、各登場人物の名前に由来する。
1979年、14歳のとき『別冊マーガレット』「マギー」でデビュー。2000年『バラ色の明日』で第46回小学館漫画賞、2009年『潔く柔く』で第33回講談社漫画賞少女部門を受賞。
代表作はのきなみ映画・ドラマ化されている。実写映画化された作品として、2013年に長澤まさみ・岡田将生主演の『潔く柔く』、2018年に小瀧望(ジャニーズWEST)と黒島結菜主演の『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』。テレビドラマ化された作品としては『あなたのことはそれほど』があり、2017年ドラマ化。内容と、主演の波瑠、助演の東出昌大が高い評価を受けた。
愛猫家としても知られ、コミックエッセイ作も描く。『彼の手も声も』における青い水着・白のタンクトップのワンカットが、渡辺満里奈の写真集の衣装をモデルにしていたことで話題になった。

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