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本 ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088453439
作品紹介・あらすじ
有田神社の一人娘・いさ子は神社の跡継ぎ候補として再会した幼なじみの雲居遥と突然、同居をすることに。何かと世話を焼いてくる過保護な雲居に困惑するいさ子でしたが、彼女を理解してくれる雲居と過ごす内に、本当の自分と向き合い成長していくのでした…。ふみふみこが描く初の本格少女漫画! 男の娘も出てきます。
感想・レビュー・書評
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「おねがいしますかみさま どうかいさこのゆめをかなえてください おおきくなったらいさこは いさこのゆめはーーー」
神社の娘として生まれた櫻井いさ子はちょっと変わったところのある16歳の女子高生。でも本人は「どこにでもいる普通の女子高生」だと思っている。
ある日、将来の神主候補のイケメン幼なじみ・雲井遥と同居することになった。
遥はよくいさ子の世話を焼き、いさ子は少々持て余し気味。
それに嫉妬を覚えるいさ子を好きな巫女の男の娘(女装男子)・薫もからんできてーーー。
『女の穴』のふみふみこ先生が描く初の少女マンガ。
ほんわかかわいらしい画に油断しているとやられた、となります。
他の方も書かれているように、少女マンガの定石を少しずらした設定と展開。
冒頭で、パンをくわえて遅刻遅刻!をしているいさ子が、確実に成長したことが分かるラストの余韻がいい。
少女マンガというものは主人公のみならず、読者の少女たちにも精神的な成長を仕向けるものなのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふみふみこ先生がマーガレットコミックス?初の本格少女漫画?と思って買いました。
タイトルに引っかかりながら読み進めていくと、少女漫画っぽいことをひと通りやってくれる(!)けれど、しれっと男の娘がいるし、思わぬ展開を見せるし、ふみふみこ先生だなという感じです。どうしてこういうお話が描けるんだろうなぁ。
胸キュンするつもりで読んだらちょっとちがったけど、でも心がふるえて、やさしい気持ちになる漫画でした。
高校生って若くてかわいいけど、少しずつ大人に近づいてて、やっぱり面白いなと思います。 -
ふみふみこさん初の少女漫画ということで読ませていただきましたが最初の方は凄い少女漫画してるなーという印象でしたが後半になるにつれふみふみこさんの節が効いてきてとても楽しめとてもふみふみこさんらしい漫画で安心しました。
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青年漫画に導入された少女漫画的表現が素晴らしかったふみふみこが、少女漫画を描いたら果たして……?
きわめてベタな敷石をあえて踏むことによって脱構築していくのか、と、思いきや、なんと大きくはズレない。
ベタから2ミリ3ミリ程度ずらす(男の娘の存在)によって細かな細かな持ち味を出してくる。
ふーむとは思ったが、もっとガツンと強いものがほしい。
願わくは「そらいろのカニ」レベルの超弩級を。 -
少女漫画描いてもあんまり違和感ないな。読み返してみると、ほんのり百合。はるくんいいな。どんなかたちの「家族」になっていくんだろうか。そういう感じじゃなくてがんばってほしいんだけど。薫くんが男の娘なのは、いさ子の警戒心の無さを際立たせるためってこともあるのかな。
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えーそっちなんだ。
そっかぁ
著者プロフィール
ふみふみこの作品





