美食探偵 明智五郎 (1) (マーガレットC)

  • 集英社 (2016年2月25日発売)
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本 ・マンガ (168ページ) / ISBN・EAN: 9784088455365

作品紹介・あらすじ

食にまつわる探偵奇譚!
事件のカゲには食があり食の裏にはナゾがある… 名探偵・明智五郎の華麗なる推理劇、幕開け!
読切版「美食探偵」も収録!
【収録作品】美食探偵

感想・レビュー・書評

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  • 東村アキコの作品を読むのはこれが初めて。

    ある主婦(後にマリアと名乗る)から夫の浮気調査を依頼される明智五郎。
    そして夫を殺し明智の前から姿を消したマリアは明智を自分の元へ導く為に犯行を重ねていく……

    タイトルから「喰いタン」か推理力は ずば抜けているのに探偵稼業には関心の無い美食家の明智小五郎の孫(もしくは曾孫)が警察にむりやり協力させられ事件を解決するというような物語だと思っていたのだが……

    正直このての内容は90年代のドラマでよく観られたのであまり目新しさを感じない。(個人的にはどことなく「沙粧妙子 最後の事件」を彷彿させる。)

    何故マリアは明智の存在に拘り(自分と明智をアダムとイブに準えているが)、犯行を重ねるのか?
    そして、明智も目の前に殺人犯(マリア)がいるのにも関わらず一夜を共にしようとしたり、事件解決よりもマリアの犯行をゲームと称して楽しんでいる辺り良識を疑うというか人物像がよく解らない。
    と、説明不足が気になりモヤモヤする。

    マリアの犯行動機はストーリーが進むにつれ(もしくは物語のラストに)明かされるのだろうが、せめて明智の人物像(性格)ぐらいは最初からきちんと説明してくれたら良かったのだが……

    取り合えず続刊は出たら買う予定。

  • 「探偵」というタイトルだと
    ついつい手を出してしまう、悪い癖(笑)

    支払いは常にカードの、謎のセレブ
    表参道の一等地で探偵を営む男、明智。
    今回彼のもとを訪れたのは夫の浮気を疑う妻。
    彼はしっかりと仕事をこなし
    依頼者に報告したのだが…。

    犯罪の陰に「食」ありってところが面白いね!
    最初の事件は単発の作品だったみたい。
    そこで司法の手を逃れた犯人が
    連載になってから黒幕のように姿を見せます。
    その理由がブラック~。
    軽いタッチのコメディミステリにみせかけて
    うずうずしちゃうわ。

    キッチンカーで明智の腹を満たす
    料理上手な助手の小林君(女子です)が
    巻き込まれていろいろ大変そう。

  • もっとギャグ寄りなのかと思ってた。東村先生の引き出しの多さにビックリする。
    気楽に1話完結で読む感じかと思いきや。
    マリアが黒蜥蜴的な感じなのかな。
    これは続きも気になります。

  • 無料公開されてたの読んで、これはおもしろい!とまんまと続きを借りてる。
    明智さんちょう好き。見た目も話し方も好き。
    マリアさんどんどん凄みを増していくなぁ。
    とりあえず4巻まで。

  • いつもの東村アキコ先生の作品に比べ、シリアスなシーンが多くて新鮮。

    「セックスはいずれ年をとればしなくなる、食事はもっと長く続く夫婦の営みなのに」「私は10年、味噌汁と焼き魚を作って出していた。でも夫はあの女の手料理を食べていたことが許せない」という台詞が印象的でした。

  • これも東村アキコ先生の作品。
    いやいや一体いくつ同時製作してるのん!?

    しかもどれもこれも面白いってどゆこと!?

    ファンには堪らんけどね~、好きな漫画家の漫画を同時に何作も追いかけられるのってw

    我が家でも現在3作品追いかけ中w

    アシスタントの数も多いけどね、アキコ先生。
    それにしたってネームを同時であげてくんだから
    もう頭の中でストーリーが湧いてきちゃうんだろうか、凄すぎるわ~。

    今回のは探偵ものなので、分かりやすく言うとコナンみたいな。
    事件が起きて、探偵が推理していく、って感じ。

    最初読んでいると、
    え?探偵もの向いてないんじゃない?そんなに面白くないよね、
    今回はハズレかぁー、、、

    と思ってたら

    思ってたら!!!


    読み進めるうちにくっそ面白くなってきた@w@www


    テーマがあるんですね。
    タイトル通り、探偵はグルメなんですけど
    関わっていく事件も「食」を通じたものばかりで
    それが一冊読み終わると点が繋がっていって非常に面白い仕上がりになっています。

    タラレバ娘もそうだし、雪花の虎もそうだし、今回の美食探偵もそうだけど
    ほんと女性心理を描くのうまいよね。
    まぁ女性漫画家だから当然っちゃ当然だけど
    それが男も読める仕様になってるのが凄いと思う。

    健蔵なんかあんまり小難しいの好きじゃないし
    バトル系じゃないと読まないんだけど
    そのタイプの男が面白いって言って読んでるんだからねw

    ルーティンにこだわる旦那に、
    ただただ毎日同じ料理を作り続けていた妻。
    それが他の女が作った変わった手料理を毎日食べていたと知った時の感じとか、

    遠距離恋愛で応援の為に実家の林檎でジャムを作って送っていた
    そのジャムを浮気相手がオシャレにクラッカーに乗せて食べてるSNSを見た時の感じとか。

    浮気=性行為って図式だけどさ
    この漫画ではそういう描写やそこに焦点を置くのではなくて、
    「食」を通じて、どれだけ精神のつながりがあるかに重点を置いてるのね。

    そこがね、、、分かっちゃうんだよね~!!!

    そこが、面白いんだわー!

    一人目のその他の女の手料理を毎日食べてた、っていうのだって
    実際不倫かどうかって言ったら不倫とは呼べないかもしれないんですよ。
    肉体関係はないのですからね。

    ただ、妻には毎日同じ料理を作らせて
    その若い女には夢を応援するっていう名目でいろんな料理を食べてあげてたんですよ。

    奥さんは私だって色んな調味料をそろえて、色んな料理作ってみたかったって。


    いや分かるでしょ!!!!

    もう肉体関係だとかどうとかじゃないよね。
    私も許せん!!!!!!!!


    という具合に、感情移入させられるというか
    すごく共感してしまう、アキコ先生の本はw

    同じ料理を作らされてなくても腹立つと思うよ、私はw


    もしも健蔵が、仕事場でほかの女に弁当作ってきてもらって
    それを美味しい美味しいと食べてたら

    正直私は許せないねw
    そこに肉体関係はなくても、だよ。

    そりゃマンガみたいに殺しはしないけどwww
    もう二度と、こいつの為に料理はしねぇ、と私なら思うw
    一生そのばばぁの飯でも食ってろ、このくそ鼻毛!って感じかな@w@


    人間の三大欲求の1つだからね。
    性欲と並んで、食欲も本能的に大事だと感じるのだろうな、って
    この漫画読んで思ったよ。

  • あらためて一気に10巻まで読んで思ったのは、東村アキコ作品はドラマにしちゃだめだね。
    漫画に描かれた表情やセリフ、ト書きに共感できるのだから、映像では再現できないと思う。
    ドラマだと軽さばかりが強調される。

  • めちゃめちゃ面白かったです。
    上遠野さんの登場の仕方とか、物語の進行とか、読者に飽きさせないところとか、あらゆる面で東村先生は神だなーと思いました。

  • キャラが立っていて、ギャグよりに見えるが
    推理モノとしても楽しめる。

    設定は今の所そこまで重く見えるものがなく
    本格的なサスペンスという雰囲気ではないので、
    さくさく読める。

  • 中村倫也さん主演ドラマ化で注目!
    事件のカゲには食があり食の裏にはナゾがある… 名探偵・明智五郎の華麗なる推理劇、幕開け!

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著者プロフィール

日本一筆が速い漫画家。その活躍分野は少女マンガから青年漫画まで、恋愛マンガからギャグ漫画まで多岐にわたる。

「2017年 『東村アキコ完全プロデュース 超速!! 漫画ポーズ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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