美食探偵 明智五郎 (3) (マーガレットC)

  • 集英社 (2017年4月25日発売)
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本 ・マンガ (176ページ) / ISBN・EAN: 9784088457543

作品紹介・あらすじ

キッチンは私のお城。土足で踏み込んだのは、だあれ?
料理が好きな桐谷みどりは、夫の和宏にいろいろな料理を振舞いたいと思っているのに、和宏は実家の母親が送ってくる煮物ばかりを好んで食べていた。思い描いた結婚生活との落差に不満を抱えていたみどりは、インターネットのお悩み相談に現状を投稿。すると、MARIA MAGDALAと名乗る人物から励ましの回答と、連絡先が…。一方、同窓会の幹事を任された私立探偵の明智五郎は、仲のいい友人の桐谷和宏が無断で欠席したことにいやな予感がして…?
【収録作品】美食探偵助手 小林苺

感想・レビュー・書評

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  • 今回は犯人の犯行やその後にとった行動など、1~2巻を上回って後味が悪い内容(誉め言葉です)になりました。それほど追い詰められていたという心境が伝わってくるようだった。主人公・明智五郎と彼に執着するマリアの関係はどのような形で決着がつくのかが想像つかない。

  • セレブ探偵・明智のシリーズは
    倒叙ものでいくつもりかしら。
    今回もまずは
    「あ〜こりゃ殺しちゃうよね〜」的な
    犯人側からのアプローチで開幕。

    しかし、美食の真反対ですがな…
    グロい…(T w T)

    そんな本編とうって変わった
    巻末についている
    小林君の日常がかわいくって
    キュンキュンするっす!

  • 怖いもの見たさで、どんどん読んでしまった。
    最後の苺のマンガは本編のおどろおどろしさを払拭するようなポップな感じであった。

  • 読了:2018/2/11

    初めて読んだのがこの巻だった。

    「毎日毎日真っ黒なゴミ食べさせられて」「ここがあなたのお墓です」「頭捨ててきました」「パタン…」
    うぉー、少女漫画のはずなのに、東村さんなのにこのダークさ、何事?と思ったので一から読み始めた。
    絵がいつもよりリアル志向な気がする。こっちの方がこの漫画には合ってると思う。今度は飽きないうちに完結させてーー、と切に願う。

  • やっとでたのがうれしい。
    いろんな作品を同時進行してるので仕方ないけど、この漫画だけはがんばって出してほしい。
    よくある探偵キャラですが、王道だからこその楽しさを堪能できます。

  • 完敗、完全敗北、そして、完膚なきまでの惨敗
    それが、この『美食探偵 明智五郎』(3)の一言感想
    読んでいない人にとっちゃ、「何の事?」だろうが、読んだ人間ならば確実に伝わる、と直感している。信じている、ってレベルではなく、確信がある
    探偵にとっての敗北、それは一つしかない
    犯人を取り逃がしてしまう事だ、しかも、決して手が届かない場所に逃げられてしまう事だけだ
    この(3)で、明智五郎は反論の余地もない、清々しさすらない、無様な負け犬となってしまう
    この事態は、ショックを通り越し、呆然とするしかない
    いくら神経の太い明智でも、この黒星は消化しきれまい。果たして、次巻、彼は再び、探偵としての矜持を取り戻せるんだろうか。いや、取り戻さなきゃいけないんだろうけど、その復活の鍵を握っているのは、(半ば強制的に任命された)助手の小林苺だと思う
    彼女の何も考えていないからこそ、真っ直ぐなキモチは、明智の闘志に火を点けてくれるはずだ
    しかし、ほんと、この(3)の事件はえげつなかった。(1)、(2)も少女漫画ってジャンルに入れちゃならんレベルの殺人事件だったが、今回の殺しは私も、さすがに血の気が引いた
    こう言っちゃなんだが、東村先生の息子さん、母親がこういう漫画を描いている事に対し、何か思う事があるんだろうか・・・
    こんだけ、心に来る漫画を描ける人間が母親だったら、私は人生の誇りになるとは思うが、それでも、今巻を読んだら、ちょっとだけ母親に対し、恐怖が芽生えるかも知れないなぁ
    あんまり想像したくないけど、確実に何人かはいると思う。今回の加害者の衝動に共感できる読み手が。これまでの犯人像もリアルだったけど、今回の殺人者の個性と、その動機に宿っている現実感は厚みが違う
    全員とは思いたくないが、きっと、読み手の一、いや、二割くらいは、似たような境遇に耐え、ストレスを溜め込み、爆罰寸前まで追い詰められているような気がする
    この『美食探偵 明智五郎』は女性向けだろうけど、この(3)に関しちゃ、むしろ、男、いや、世の旦那が読むべきだな
    内容を鼻で笑い飛ばせる旦那は、果たして、何人いるやら
    母親を大事にするって心意気はいいが、惚れた女を蔑ろにしてちゃ、男として失格もんだ
    改めて、ドラマ化してほしいって気持ちが強まった
    明智五郎は、やっぱり、ディーン・フジオカが適任だろう。小林苺はパッと浮かばないが、少なくとも、AKB48などのアイドルは採用しないでほしいな
    “シェフ”は『仮面ライダーゴースト』で深海マコトをクールに熱く演じた山本涼介さんがアリだろう。
    妖艶で極悪、普通の人間の心に悪の種を埋め、毒花を咲かせ、闇の果実を味わうマリアは、壇蜜さん、もしくは、橋本マナミさんがピッタリじゃないだろうか
    この台詞を引用に選んだのは、ご尤も、と同意してしまったので。殺人は、ちょっと例えとして不適ではあるが、自分の意志で始めた事、もしくは、衝動的に起こしてしまった行動ならば、自分で終わりまで事を成すべきだ。責任って、そういう事じゃないだろうか

  • やっと出た!
    2巻からえらい長かったな〜
    それにしてもこの漫画、いったいどこを着地点にするんやろう…

  • ギャグはそれなりに面白いのですが、後味が悪い結末でした。ディスポーザーを使うの話を以前に何か別の漫画で読みました。それが何だったか思い出せなくてもやもやします。

  • キッチンハラスメント。
    今巻も面白い事件だったけれど、わりとグロい。
    ラストは予想もしていなかっただけに、胸が苦しくなった。
    苺の読み切り、可愛いしなんだか元気が出る。

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著者プロフィール

日本一筆が速い漫画家。その活躍分野は少女マンガから青年漫画まで、恋愛マンガからギャグ漫画まで多岐にわたる。

「2017年 『東村アキコ完全プロデュース 超速!! 漫画ポーズ集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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