アオハライド 3 (マーガレットコミックス)

著者 :
  • 集英社
4.13
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本棚登録 : 2163
感想 : 76
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088467313

感想・レビュー・書評

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  • 合宿後から中間試験後くらいまで。

    悠里の気持ちに困りつつ、
    友達として精一杯向き合おうとする双葉に、すげーなと思ったり。
    よっぽどじゃないとここまで思わないよね。
    言わなきゃ丸刈り、ってルールに双葉の男らしさを感じてしまいました。笑

    洸の抱えている何かはなんだろうか。
    危うくないといいけど。。

    あーもー、洸の態度がわからん!
    やきもきしてんじゃないのか、洸よ⁉
    こっちまでドキドキする。。

  • 友達と好きな人が被ったら絶対気まずくなってしまうと思うのに、どっちが成功しても恨みっこなしだよ、となれる友達は素敵だと思う。
    自分の好きな人を告白するのは勇気がいることだけど、自分の気持ちを隠さず伝えることって大切なんだなと思った。
    修子ちゃんいいキャラしてる!田中先生いつになくかわいい。

  • 既刊3巻の中でいちばんおもしろかった!

    やっぱりこの人の描く少女マンガは見事。
    「本を開いてる間は目の前で起こってるできごと」「キャラが動かされてない、実在してる」「人物が魅力的」「感情・心情(の変化)、行動の動機が筋道だっていて矛盾がない」 わたしにとってのこの『おもしろいマンガの条件』を文句なく満たしてる。
    咲坂さんは少女マンガ家の中でも間違いなく特別な人。
    (そして妄想漫画家タイプでなく自身が学生時代リア充だったタイプでしょう。。まちがいなく。)

    ●アオハライドについて。
    タイトルいいですね。ストロボエッジといいセンスありますね。
    タイトル下の英文も好き。「洸」の漢字は、水(さんずい)と光で、この文の「雨上がりの後に見た光」のイメージにぴったり。素敵。
    (双葉って名前はわたしはべつにかなー。)

    ○ストロボエッジより良いところは、洸が天然小悪魔タイプとゆうか自分から行動起こしてくる+行動が読めないたいぷだから、蓮くんに比べて不意打ちで主人公をどきどきさせるそのドキドキが大きい&多い。んだよね。これは大きな長所!
    双葉と(特に)洸は、仁菜子ちゃんと蓮くんほどは(良い意味で)純粋ではないから あんまり純愛にしすぎなくても済むし、キス程度じゃなくもちょっとせくしゃるな展開になるといいなー♡←ただの個人的希望)

    あとはストロボは初恋を描いてるっていっても蓮くんにとっては初恋じゃないんだよね~。それが結構ネックだった。から、今回は双葉にとっても洸にとってもお互い「初恋」(しかも中1のとき♡♡♡)(そして高校で再会♡♡♡)っていうのがかなりきゅんきゅん度アップ♡
    1巻の最初の1話は素晴らしかったです。ただ中学のときの双葉と田中くんがとっても良い(魅力的)あまりに、高校生になった2人の魅力が中学の2人に劣ってるかんじがどうしてもしちゃったのは少し残念。ただそれはのちのち(特に3巻で)だんだん改善されてるし双葉はかわいく、洸はかっこよくなってきたから良いでしょう。ただちょっとキャラ変わりすぎ感・違和感はあったかな。ちょっとだけね。

    ○逆にストロボのが良かったところ。ストロボは本当にどのキャラも好きになれるのがすごいな素晴らしいなってかんじてた。安堂くんはもちろん、さゆちゃんはとってもかわいいし他のともだち3人も好きだしがっちゃんゆうくんも良い。すごい。(それぞれのサイドストーリーもとっても良くて、つかさちゃんのんちゃん環ちゃんのお話も読みたくなっちゃったくらい。)
    それに比べるとアオハライドは、1・2巻の時点で悠里も村尾さんも小湊くんも田中先生もそこまで魅力ないし好きになれなくて正直がっかりだったな。。(ストロボで良いキャラのタイプ使い果たしちゃったのかな。。かぶっても良いのに。)ただ3巻で悠里・村尾さん・小湊くんは割と好きになれたから良しとしよう。村尾さんの「私ね 高校に入ってからこんなふうに 誰かと寄り道したの初めて」は泣けた。すき。

    ○それからストロボとアオハライドに共通して言える良いところは、「主人公にとって嫌なできごとを無駄に・いたずらに起こさない」ところ。ここはすごく良いし、わかってるなあって感心する部分。
    例えば悠里と同じ人すきになっちゃったあたりの流れとかですね。無駄にぎすぎすさせない。
    「とりあえずアクシデントとか起こして主人公を悩み苦しませてハラハラさせる」ことがイコール「話を盛り上げる」ことと甚だしい勘違いをしてる漫画家がなんと多いことか(´=ω=)そんなの読者が疲れるだけ。その点咲坂さんのマンガはアクシデントにもちゃんと全て意味がある。結果読者を楽しませるためにある。
    ちょっと話違うけど、ストロボで2年生になって友達グループみんな同じクラスになれたのとかも良かったな。現実ならそんなのありえないけど、そういうとこ無駄にリアリティ追求しなくていいんだよ。そこはフィクションの特権使っていいんだよだって読者が楽しいうれしいんだから。
    こういうとこちゃんとわかってる咲坂さん良いですね。

    ○他に2作品を比べてちょっとなーと思ったのが、男の子を「いいなと思って好きになってくきっかけ」が似ちゃってる。相手に気づかせないように優しくする蓮くん。と、本当は優しいのにそれを意地悪で隠す洸。まあちょっと違うんだけど、やっぱ似てるよね。同じパターン。
    ただまあ、「似ちゃってもしょうがないかー」って許せるくらい、これ 男の子を好きになる過程として感心するほどすっごく説得力ある描き方なんだよね。しょうがないかー。



    ●3巻について。
    まずときめきポイント。
    シャンプーのとこの2人それぞれのセリフが良いですね♡きゅん♡(引用。)
    放課後居残りしてからの、帰るとこいいですね。待っててくれたり忘れ物一緒に戻ろうとしてくれたり体調心配してくれたり。優しいかっこいい。(もうこの時点で双葉を特別扱いしてますね。本人気づいてないだろけど゚*。:*)
    「あと――― ドロケーのときな」←これずるいよねー。何気なくあの頃のこと話にだすって…洸にとってもあの頃と今とはやっぱ連続した時間なんじゃんって。
    「恋してる」双葉の化粧をぬぐって「似合わない」もいいですね♡
    勉強会で小湊くんと双葉の間に入るのも。

    ただ双葉を襲うフリ(ってことにしたのかな)したとこはべつにどきどきしなかったなー。ふーんてかんじで。(物理的?身体的?には一番接近したのにね…やっぱトキメキの要素は事実より感情なんだな。)(ていうかなんか双葉もリアクションがズレてるとゆうかとぼけてるとゆうか…笑 ふつうの乙女モードとちょっとずれてるよね。かわいいよね。洸にはそれもあぶなっかしく見えるだろうな。双葉もあるいみちょっとだけ天然小悪魔系だな。その調子で洸をどんどん振り回してください♡)

    「恋してる」双葉の化粧をぬぐって「似合わない」、勉強会で小湊くんと双葉の間に入る、双葉の隠れ巨乳指摘にキレる
    ↑このヤキモチ系とか、
    あとシャンプー変えたの・化粧してるのに気づいたり。
    3巻にして洸の双葉への気持ちが見えてきましたね。今このくらいがちょうどいいな。双葉に無関心もやだし、既に双葉を完全に好きになっちゃうと後の楽しみが減るし。良いペースだと。

    ただ。双葉がナンパされそうになるのをオトして止めようとしたまで良いけど、ただ「自分の友達にそういうの言われんの マジ引くわ」のセリフはかっこよくないなー納得いかないなー。
    あのくらいの下ネタ普通だし、ふつうなら怒るとこじゃないわけじゃん。でも怒るってことは自分の「友達に」言われたからじゃなくて「気になるコに」言われたからでしょ?それを認めないくせに棚にあげて「マジ引くわ」この責め方 かっこよくなーい恥ずかしーい。笑
    「そういうの やめてくんね?」とか…せめて「自分の友達にそういうの言われんの なんか不快なんだけど」とか?わかんないけどそんなんがいいな。
    (たぶんまだ読者に「洸が双葉をハッキリと好き」なところを見せたくないんだろうなー。だから「友達」って言葉使わせたんだろうな。洸が双葉だから特別扱いしてるのかどうかをまだあいまいにしておきたいんだろうな。)
    それにしても双葉が顔かわいい上隠れ巨乳って設定はすばらしいですね。

    あと、ちょっとだけ気になるのが洸いきなり優しくなってね?ってことね。1巻では双葉がちょっと怖がるくらい冷たかったりしたあたり読み返すとその変化にちょこっと違和感。
    2巻の最後上着貸してくれたあたりからかなー。でも3巻で双葉が「洸は優しい」って気づいた気持ちと連動してるのかもしれないからまあいいか。一応書きとめ。


    そして一番言いたいこと。
    なによりね~~ 「悩みを抱えてる」洸がめんどくさい。読んでて面倒くさい!
    家族の何に悩んでるか知らないけど(それがなかなか明らかにされないこともまたじれったくてやなんだけど)、うじうじすんなよって思う。情けないなあ。誰かを大事にするのも何かに全力になるのも怖がって、力抜いてるような男の子がかっこいいわけないんだよね。ヒーローとしてさっさと解決してくれと。
    夜ひとりでふらふら出歩いてるのとかも面倒くさいし。学校やめるとか言うのほんとやめてほしいし。
    とにかく、悠里の件が終わったら、次はぜったい洸の悩みエピソードに移って、さっさと事情明らかにして当然双葉が介入してなんだかんだ解決して、さらに洸と双葉の絆が深まる&洸の双葉への気持ちも深まる の流れをこなしてほしい。もったいぶって先延ばしにするとかぜったいやめてくださいと言いたい。これだけは!
    そもそもこれ解決して洸の「大事なものつくらない」観念変えないと双葉との恋進まないし。はーやーくー。

    ついでに言っちゃえば、洸のあのこなれた感じにちょっとむかつく。笑 2巻で友達とのやりとりとかディスカッションの発表を卒なくこなせてたのハナについた。もうちょっと不器用なくらいがいいな。。
    それから1巻で双葉の友達ごっこを指摘してたけどおまえのほうがよっぽど。。って話ですよ。自分はそんな薄っぺらな友情築いてないみたいな言い方だったのに1巻と3巻でキャラに矛盾があるなと。まあ「自分を見てるみたいでイライラした、自分はそうでも双葉にはそうなってほしくなかった」みたいに解釈すればなんとか納得いくのでいいか。。

    とかいろいろ言ったけどそれ以外は洸のことだいすきです。かっこいいよ!かっこいいよ!やっぱり。もちろん。

    次。悠里について。
    悠里の洸への気持ちとか行動はむかついたりしないしむしろ(望み薄すぎて)ちょっと気の毒(笑)なくらいだからいいんだけど、洸が悠里に特別な言動するのは1ミリたりとも嫌だな。いじわるく「ド~~ジ」なんて言ったり「足痛くしなかった?」とかは双葉だけに特別にしてほしいし、意味ありげに見つめあったりしないでほしい。4巻気になるな~~><ありえないだろうけど万が一そういう展開だったらガンギレしますね。
    まあどう見ても悠里はぜんぜん洸のタイプじゃなさそうだし全く似合わないけどね。←ほらやっぱかわいそう。笑


    今後の展開の希望。
    ・双葉は毎日化粧してきてほしいどんどんおしゃれして洸をやきもきさせてほしい。(双葉もっとかわいく描いていいと思うなー!さゆちゃんくらい。)
    ・あとは双葉がわけあって洸にそっけなく接したりして洸が焦る?おこる?展開きぼう。ストロボ学祭準備あたりの逆バージョンね。男の子にそっけなくされてこっちが悩むなんてありえない許せない。読者がたまらなく楽しいのは逆でしょう。「なんでオレを見ないんだよ!」ってゆうやつね♡♡
    ・それとストロボでいう安堂くん的ポジションの洸のライバル的キャラが登場してほしいなー!双葉を好きなあまりにやきもち焼いたり焦って必死になる洸が見たい。単純に。(無自覚な)双葉に振り回される洸が見たいの。
    わたしにとってここが少女マンガの醍醐味と言えます。「主人公を一途に夢中に想う(かっこいい)男の子」これですね。醍醐味。でこの「男の子」がはじめはツレないキャラ(洸とかどんぴしゃですね)とか遠い存在(蓮くん)だったりして、「あの!」○○くんが!○○(主人公)を!こんなにも好きなんて!><><><ってとこがさらにこの醍醐味を盛り上げる設定なわけです。咲坂さんはその点でツボをしっかりおさえてる。立派です。期待してます。



    注意書。
    私の場合、どうしても批判の文が目立っちゃうのは本当にその作品が好きだからです。大好きだからこそ納得いかない数か所をぜんぶ指摘して記録しておきたくなるの。つまりここで指摘してる部分以外はすべて「良い」「好き」ってことで、大好きな部分のほうがもちろんずっと多いのです。

  • 中学の時の初々しい二人も可愛くていいけど、
    今のように自然体でいられて、言いたい事を
    言い合える二人が微笑ましい。
    美人の村尾さんの番外編も良かったです。
    一人でいる事を選んだ理由や田中先生を好きに
    なったきっかけが興味深かった。
    田中先生面白い。

  • ※1~3巻までの感想をまとめてこちらに。

    双葉と洸、中学生男女のぎこちなさ‥の描き方が秀逸。
    そんで、そうそう高校生になるとこんな風に変化するよね~っていうのが本当にリアルな感じ!ヽ(゚∀゚〃)ノ

    現時点の推しキャラは修子ちゃん♪
    進路調査票に“田中先生の嫁”とデカデカ書く潔さとか好き♥笑

  • <AO-HARU-RIDE>
      
    カバーデザイン/川谷康久

  • 側から見てると、「もう、お前ら付き合っちゃえよ」案件ですな。
    洸は、なんかもう駄々漏れてるよねー。

    友達と同じ人好きになるのは、私も経験ある。
    けど、仲良い友達なら男の好みがかぶるのも、まあ当たり前……みたいに今は思う。

  • 同じ人を好きになった時の言い出しにくさは、本当に類を見ないくらいハードルが高い。
    本当は先も後もないのにね。

  • 【あらすじ】
    過去の洸ではなく、16歳の今の洸を好きだと自覚した双葉。しかし大事な友達・悠里も洸の事が好きだと知らされ心は揺れる。双葉が選んだのは…? 修子の恋を描いた番外編「星の引力」も収録。 【収録作品】アオハライド〜星の引力〜

    【感想】

  • よかった

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著者プロフィール

咲坂 伊緒(さきさか いお)
日本の女性漫画家。東京都出身。
デビュー作は『サクラ、チル』。代表作は実写映画化された『ストロボ。エッジ』、テレビアニメ・実写映画化された『アオハライド』。2018年に『思い、思われ、ふり、ふられ』が第63回小学館漫画賞少女向け部門を受賞し、実写&アニメ映画化が決定。実写映画は2020年8月、アニメ映画版は同年5月に公開。

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