プリンシパル 3 (マーガレットコミックス)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 802
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088467337

感想・レビュー・書評

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  • 今年もいくえみ綾の刊行物がたくさん発行されました。このペースでこのクオリティ…どれも素晴らしかった。みなさま少女漫画はいくえみ綾から始めようね。
    最新作のプリンシパルも三巻目です。
    概要は「親の再婚により一つ屋根の下で暮らすことになるヒロインと男の子」というなんともわかりやすい「ママレードボーイ」形式なんだけど「ハイハイこうなるんでしょ?」と思っていると「そうはならない」。
    「え!まさかそこが両想いなんですか…」これでは完全にヒロインが蚊帳の外になるけど、この後いったいどうなるんだろうね?続巻待つ…!
    人も展開も捻れていて、予想もタイミングも裏切ってくる、少女漫画的なご都合主義な展開がない。だけどトキメク!だけど切ない!思わぬ地味なシーンで胸を打たれて涙する!
    それが、いくえみ綾の漫画です。
    ほんと「ちはやふる」とかどうでもいい。

  • 待ちにまった最新刊。

    1巻あたりは微妙かな~って思ってたけど
    じわじわハマってきた。

    意外なとこが両想いだし。

    この先どうなるのかな~

  • 糸真(しま)は母親の再婚を機会に東京から北海道の父親のもとへやってきた。
    和央(わお)と弦という男子二人に出会い、同級生、そして家が近所であることから親しくなる。
    そして、和央に恋をしてしまう。
    しかし、以前クラスメイトとうまくいかなかった経験のある糸真は「近付くと女子に無視される」と噂の人気者の二人のそばにいることにヒヤヒヤ。
    でも、気になるものは仕方ない!

    *****

    “いくえみ男子”と2巻の帯にもありましたが、本当、いくえみさんの描く男子はカッコイイ。
    今回は一見とっつきづらいけれど面倒見の良い弦といつも笑顔だけれど少し影のある和央。
    いつもニコイチの二人と一緒に過ごすうちに糸真は和央のことが気になってくる。
    前の学校で女子とうまくゆかなくなり、北海道へ逃げるように転校した経緯のある糸真は今回は失敗したくないと気が気ではない。
    幸い仲良くなったクラスメイトも励ましてくれるし…と健気に和央を想うのであったが、実はその仲良しの晴歌(はるか)が「ハブる主犯格」だったという。
    うっわー、こわーと思うが、それを機会に腹を割った仲になると、その意地悪な女子はなかなか素敵な性格の女子であった。
    いいキャラ。
    主人公の糸真ちゃんももちろん喜怒哀楽がしっかりしていて上がったり下がったり忙しい女子も共感できるし、一生懸命な様がかわいい。
    3巻で晴歌が和央に「色でゆうなら弦は白キャラあんたは黒キャラ」と言ってのけるシーンがあり、確かにそうかも、と。
    和央の方が腹の内が何気に見えなくて扱いにくいタイプかも、と。
    弦は好き嫌いがはっきりしている分、分かりやすい。
    私からすると、どっちもどう扱っていいか分からないけれど(笑)どちらもきゅん、とくるところがちょこちょこあって、やっぱりいくえみ男子はいいなぁと思うのでした。

  • わりとあっさり和央と家族やれてる糸真。これは和央との恋愛進展なさそうだなぁ。これで進展してったらなんか複雑だし義姉弟ものは苦手だし。和央と弦の2人はまったく口をきかなくなったと。もうどうしたらいいかわからないとボヤく弦にバシッと喝入れる糸真良かったな。でも和央がキレたところのが面白かった。机に突っ伏す和央に黒キャラだって言えちゃう晴歌すごい。うける。それにしても弦は晴歌が自分のこと好きなの知ってたんだね。びっくりした。和央と弓先生が両思いだと。だから先生ちょこちょこ和央に会いにいったりしてたのか。それは認めろよだな。糸真失恋かぁ。晴歌タイミングのいいときに告白するって言ってたけどまさかそのタイミングとは。わからん。弦と晴歌、和央と先生ってなったら糸真どうするんだ。主人公じゃないんかね。

  • なんだかな、もやっとする。誰も悪いわけじゃないんだけど、解っているけど、弓がキライ。そして弓に一途な和央がキライ。これは糸真にすっかり共感してしまっているせいなのか。和央の気があるのを知りながら突き放すそぶりで、何かと理由をつけて愛犬をあずけたり、お土産を渡しにいったりとその愛を隠しきれない彼女。身を引き忍ぶ女性のようでそうでもない心情と行動が空恐ろしくてすっきりしない、応援できない。彼女が歌ったラフマニノフのヴォカリーズを聴きながら、漂う重い空気に堪えつつ記入。まるで未練たらたらの弓の心の歌のよう。

  • 弓ちゃんいいこ。

  • 弦は短髪のほうが似合うよ。さて、和央と弓ちゃん、どーなるの?年の差いくつだ?

  • 和央がキレたシーン面白かった

    弓さんにも闇があるのかな

    和央と両想いなんだなー
    ちょっと意外な展開だ。

  • 和央と弦の共依存っぽさが解消してしまった…ああー、って思っちゃうのがBL読みの悪い癖だよ(笑)

  • ちょっとは気になっていたお姉さんの動向。そして弦の気持ち。
    主人公、大丈夫なのかしら。

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著者プロフィール

いくえみ綾(いくえみ りょう)
1964年生まれ、北海道名寄市出身。ペンネームは、くらもちふさこ作品『小さな炎』『白いアイドル』『糸のきらめき』三作、各登場人物の名前に由来する。
1979年、14歳のとき『別冊マーガレット』「マギー」でデビュー。2000年『バラ色の明日』で第46回小学館漫画賞、2009年『潔く柔く』で第33回講談社漫画賞少女部門を受賞。
代表作はのきなみ映画・ドラマ化されている。実写映画化された作品として、2013年に長澤まさみ・岡田将生主演の『潔く柔く』、2018年に小瀧望(ジャニーズWEST)と黒島結菜主演の『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』。テレビドラマ化された作品としては『あなたのことはそれほど』があり、2017年ドラマ化。内容と、主演の波瑠、助演の東出昌大が高い評価を受けた。
愛猫家としても知られ、コミックエッセイ作も描く。『彼の手も声も』における青い水着・白のタンクトップのワンカットが、渡辺満里奈の写真集の衣装をモデルにしていたことで話題になった。

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