裸で外には出られない (マーガレットコミックス)

  • 集英社
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感想 : 156
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088468228

作品紹介・あらすじ

「オタクがばれない服が欲しい…」そんな決意をして幾星霜。みずからのコンプレックスと闘い、煩悩に敗北し、欲望に戸惑い、憧れを胸に抱く、前代未聞のファッションエッセイ!読み切り3編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • ファッション黒歴史、共感しすぎる。
    ヤマシタさんの漫画は割合クールな印象だけど、ご本人は可愛らしいな。

    メンズに着てほしいファッションも共感する。
    短編漫画も良い。

  • 「萌え」と「共感」と「煩悩」にあふれたファッションエッセイコミック。まったくもって帯の文句通りだね!!!すみずみまでツボでございました!!!
    何がツボって、
    ・「黒歴史服」、そりゃあります。黒すぎて振り返れません(笑)
    ・女優さん達に普段着やらヨレッとした服を着せた「俺の○○」シリーズがお見事。この着せ替えキャスティング、サイコーです。
    ・OLさんが着る服ってのが、齢40目前の私にもよくわかりません。今後日常的に着る機会ってのもおそらくないと思われるので、OLコスプレ飲み会してみたいっす。
    ・ヨーロッパの地方豪族の娘のファッションが憧れだ、から始まった一連の妄想劇場に激しく萌え萌え!!
    ・かわいい部屋着、存在しません。仕事からの帰宅後、でろっとした恰好で弛緩しているときに宅配便のピンポン…必死で差しつかえない程度に身辺整え、荷物受け取り後、再び弛緩して崩れ落ちる。自分かと思いました。
    などなど…決しておしゃれの指南書ではないのに、ヤマシタさんとお仲間の、迷走しつつの試行錯誤エピソードの中から思いがけないヒントを見つけたり。
    とりあえずOLっぽくなるには太ベルトがマストですか。
    そして、この本を知るきっかけともなった、某通販会社のヤマシタさん考案のキャミソールも着てみたいぞ。マンガを読んだ後だと尚更そそられるわ。
    自意識、着心地、実用性、憧れ…煩悶しながらもオシャレとは何ぞやと模索しつづけるんだろうな、自分も。

  • 洋服エッセイと書いてあったので購入したんですが、正直微妙…。
    ファッション雑誌とかにある「こんな可愛い服着た女の子見ました」とか「こんな服が着てみたい」とか絵がバーンとあってメモみたいなのでちょこちょこ書いてあるってのの漫画verみたいな印象の漫画。
    と言えば聞こえはいい(?)けど、正直漫画としてもかなり微妙…。

    お、面白い??
    エッセイって、なんかこう笑えたり共感できたり自分の知らない事を知って感動したりするものだと思ってるんですが、私にはこのエッセイに面白さをひとつも感じられなかった。
    というか、共感できるところがひとつもなかった…。
    ファッションエッセイなら番子さんのが絶対に上手。
    なんか内輪ネタだけで楽しんでるものを見せつけられた感じでした。

    私には向いてないエッセイでした。

  • コミックエッセイにして相当クオリティが高い作品。
    読む人が読めばすごく面白いのだ。
    ただ私はどうも、ヤマシタトモコさんの世界観(のようなもの)が合わないようだ。
    絵がかなり好きだし、好きな感じの作風を取り扱っている作家さんだから、かなり期待をしていたのだが・・・!
    違うヤマシタ作品もたくさん読んでみようと思ったのであった。

  • 前半はファッションに明るくない人あるあるのエッセイと短編が3つ収録されている。

    ファッションエッセイというと何か誤解を生みそうな作品である。

    確かに「ファッション」のことなんですが自意識の問題だったり、自分の理想像に服は着せられるが自意識が…とかうん。あとは作者さんの周辺で見たファッションに関するあれこれなどが描かれている。

    綺麗な人が汚い格好しているのは萌えなんだがなら作者や私がしていることはなんだという迷宮に。

    間違ってもこれをオシャレの教科書にして擬態デビュー♡♡とかはできない。そういうものではない。

    ファッションで「痛い」経験をした方なら胸に矢が刺さりつつも楽しめるのではないでしょうか。私は矢が刺さりすぎて落武者です。

    「あなたカレー」

    彼氏が浮気している家に帰ってきてカレーを作る話。

    「美青年」

    綺麗とは言えない少女と、美しかった母、叔父、義父の話。綺麗でないことの特権。

    「縞々々」

    痩せ型長身の女性が丸い体型の女性の同僚の三段腹をきっかけにどんどん気になっていく話。

    特に好きなのは「縞々々」。女性が女性のことを性的に見るようになる過程なので百合作品と言えなくもない。

    ヤマシタトモコさんの作品で上手いなと思うのは語り部が全く恋愛対象でなかった人を恋愛対象で見るようになるまでの過程がいい。特に肉欲が先立つ場合、ストレートだからこそ同性という壁があっても腑に落ちる。その戸惑いつつも受け入れざるを得ない気持ちを描いて吹っ切れて相手にアプローチしていく、そこが私は好きだ。

  • この人の萌えの深さはすごい。もはや深淵

    美しい人が着るダサい服論とかかなり面白かった

    服っていうのはその人の人柄が出る。どこで買ったか、誰が買ったか、どんな風に選んだか、その人を取り巻く様々な要因が絡み合って、その人のファッションになっている。だからこそそれがその人の個性になっているわけで、没個性なファッションであればそれもある意味その人を表しているわけだし、個性的ならばよりその服装からその人の性格や人柄が浮き彫りになる。なるほどという感じ。面白い

  • 黒歴史。わかります。オシャレってどうしたらいいのかわかんないです、はい。
    かっこよくやったらいいのか、かわいくやったらいいのか…。
    あとは、修羅場のお話は怖かった。怒らない女って怖いわぁ、私もそうなりそうだけど(笑)。

  • ヤマシタさんの作品が好きなので、エッセイも買ってみた。
    「ストロボスコープ」同様、エッセイと漫画が一緒になってる・・・
    漫画もエッセイも好きなんだけど、一緒になってるのが微妙だと思うのは私だけなのかなぁ・・・まぁ、エッセイも漫画も面白かったんだけども。

    とりあえず、ブラにカレーが衝撃的過ぎたw

  • ヤマシタトモコのしてるコーデがかなり好みだった件。

  • ファッションに関するエッセイと短編がいくつか。
    エッセイも面白いのだけど、特に良いのは短編。
    カレーのインパクトがすごい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「外には出られない」
      たりめーじゃんって思うけど、、、
      だからファッションんのお話に繋がる訳?
      「外には出られない」
      たりめーじゃんって思うけど、、、
      だからファッションんのお話に繋がる訳?
      2012/12/14
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著者プロフィール

1981年5月9日生まれ。 2005年のデビュー後、すぐに「ねこぜの夜明け前」で講談社「アフタヌーン」主催の四季賞、夏・四季賞を受賞。 19年には「違国日記」がマンガ大賞4位に入賞する。主な作品に『BUTTER !!! 』『ひばりの朝』『さんかく窓の外側は夜』(本書原作コミック)『花井沢町公民館便り』などがあり、幅広い層の支持を得ている。

「2020年 『さんかく窓の外側は夜  映画版ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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