- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088468488
感想・レビュー・書評
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相変わらずお見事ですくらもち先生!
かわいい制服に憧れて入学した高校。不器用でオタクっぽいが優しい、藤吉という彼氏(というか、友達以上恋人未満?)のいるすずこ(リン)だが、入学当時の野暮ったかった自分を「あのね、かわいかった。」と照れながら言ってくれた同じクラスの仁多が気になるように。
その仁多の彼女は、制服をかっこよく着こなし、リンが「自分を変えたい」と思うきっかけとなった憧れの存在・えり。
藤吉が夢中のハピランドというネットコミュニティに仁多もハマっていると知り、ネット初心者のリンもおそるおそる登録してみるのだが…。
現実×ネットの入り混じり具合が何とも絶妙。くらもちさんの描くアバターがとってもかわいい!不慣れながらもコミュニティを楽しみ始め、他人との距離の縮め方がわかってくるリン。思わず本心を吐露したり…現実では肩肘張って無理していた自分があぶり出されてくる。
仁多に惹かれていくリン。それを危惧する藤吉。えりもひそかに絡み、恋模様は現実とネットを複雑に行き来して絡まったりほどけかけたり、また絡まったり。
もぅ~仁多にはキュンキュンです。さわやかでそつがなくて気が利いて、なんつっても入学当初の素のままのリンを「かわいかった」と言ってくれるなんて、たまらんでしょ!(藤吉プロデュースの、アイドル風ツインテールのリンもかわいいのだけどさ)
藤吉のオタク的めんどくささには時々辟易するんだけど、どこか憎めない、ほっとけない存在なのだ。こんな彼にも後半にはキュン場面が。とにかく、くらもちさんの男性キャラは皆魅力的!
正直、ストーリーは一読しただけではわかりにくい。くらもち作品は年々、複雑な方程式のようになってきて、この解釈でいいか時々不安になる。が、読むたび新たな発見もあり、仕掛けの斬新さや新鮮さには圧倒される。いくらネットをテーマにしてるといえど、この発想・展開はベテランだからこそ。一歩間違えばストーリーが破綻しかねないところを抜群のバランス感覚で着地させる力量!作品ごとに新しい面を打ち出しながらも、やっぱりくらもち作品と感じさせるいくつものトキメキ場面。ホントすごいなぁ。
個人的に好きなキャラは、「ハピランド」内の「島村」さん。川柳が趣味で、会話もバンバン五・七・五なところが(笑) -
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くらもちふさこ作品は初めて。他にどのような作品を描く人なのかわからないですが、この作品については少しわかりずらかった。
リアルと仮想世界の中では大体性格が一致しないというか、みんなに見せていない自分の一部分が出ている気がするんで、SNSでリアル知り合いを見つけると動揺してしまう自分。
だからか、同級生を見つけようとするリン達に共感できなかったのかも。 -
電脳仮想空間のアバターと現実世界の恋愛がまるで探偵小説のように交錯する。清涼院流水がこんなテイストの話書いてたっけ、とかうろ覚え。
この漫画で使われていた「ハピ」(ピグみたいなもん)やってみたいな、と思った。 -
くらもちさんの漫画にハズレがないのはどういうことなんだろう。毎回、新しい試みをしようとしている。それがわかる。非常に高度な展開をするけれど、それは漫画としての高度さっていうよりかは、また別の意味で。とてもよい。ていうか、花染町シリーズはどうしたんだろうか。(13/5/19)
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時代の流れに乗ってる作品。
リアルな今時高校生の学校生活・恋愛ってこんな感じなんだろうな。
だから、昭和生まれの私にはよくわからない話。
天然コケッコーみたいな田舎のお話の方が好きだ。
作風が幅広くてすごいなー。
これはストーリー的にも楽しそうですね、すごく読んでみたくなりました。
これはストーリー的にも楽しそうですね、すごく読んでみたくなりました。