シンパシー 失われたささやき (マーガレットコミックス)

  • 集英社 (1991年1月1日発売)
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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088497600

感想・レビュー・書評

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  • 槙村さとる
    2編からなるサスペンスラブ。

    ‐シンパシー‐
    桃子は田舎から出てきてメイクアップアーティストの見習いをしている明るい女の子。
    モデルのケンと出逢ったことで封印されていた能力(人の心が読めてしまう)が戻ってしまって…。

    ‐お荷物小荷物‐
    ある夜動物病院にケガをした男が現れ治療しろと脅してきた。
    そのケガは銃に因るもので、彼も持っていたが目覚めた時は記憶を失っていて…。


    1991年の出版らしい。
    槙村先生懐かしい。綺麗で読みやすい絵が好きだった。

  • 幼い頃からこんな力があったら本人も周りも辛いんだろうなぁ・・・
    急展開で終わってしまった・・・

  • 少女マンガには、よく芸能界をモチーフにした漫画がある。
    槇村さとるもよくそのシチュエーションを使う。
    しかしながら槇村さとるのソレは、決して華やかではなく、寧ろ「人間の陰を描くため」のツールでしかない。

    彼女の作品はいつもしなやかである。
    恐怖や不思議を操りながら、澱んだ暗部を切り取りながら、そのどれもを抽出するがごとくシンプルに紡ぎあげて、やわらかく読者に投げかける。

    同時収録の「ダブルヴィジョン」も含め、甘ったるくも重くもなく、ストレートな愛が伝わる作品。

    ただ素直に生きることは、難しいことだけれど、大事なことなのだ。

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著者プロフィール

1990年代には『ヤングユー』(集英社)など、大人の女性向け漫画誌に活動の舞台を移す。他に代表作として、テレビドラマ化された『イマジン』『おいしい関係』『Real Clothes』など。父親から受けた虐待のトラウマを35歳で克服し、その経験を綴った自伝的エッセイ『イマジンノート』を2002年に出版[2]。選択的夫婦別姓制度導入がなされないため、42歳で性人類学者のキム・ミョンガンと事実婚。愛知淑徳大学にて非常勤講師として年1回教鞭をとっている。

「2015年 『ホルモンがわかると一生楽しい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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