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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784088497600
感想・レビュー・書評
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槙村さとる
2編からなるサスペンスラブ。
‐シンパシー‐
桃子は田舎から出てきてメイクアップアーティストの見習いをしている明るい女の子。
モデルのケンと出逢ったことで封印されていた能力(人の心が読めてしまう)が戻ってしまって…。
‐お荷物小荷物‐
ある夜動物病院にケガをした男が現れ治療しろと脅してきた。
そのケガは銃に因るもので、彼も持っていたが目覚めた時は記憶を失っていて…。
1991年の出版らしい。
槙村先生懐かしい。綺麗で読みやすい絵が好きだった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
幼い頃からこんな力があったら本人も周りも辛いんだろうなぁ・・・
急展開で終わってしまった・・・ -
少女マンガには、よく芸能界をモチーフにした漫画がある。
槇村さとるもよくそのシチュエーションを使う。
しかしながら槇村さとるのソレは、決して華やかではなく、寧ろ「人間の陰を描くため」のツールでしかない。
彼女の作品はいつもしなやかである。
恐怖や不思議を操りながら、澱んだ暗部を切り取りながら、そのどれもを抽出するがごとくシンプルに紡ぎあげて、やわらかく読者に投げかける。
同時収録の「ダブルヴィジョン」も含め、甘ったるくも重くもなく、ストレートな愛が伝わる作品。
ただ素直に生きることは、難しいことだけれど、大事なことなのだ。
著者プロフィール
槇村さとるの作品





