ふたりの明日香

和田慎二

• 集英社 (1992年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[緑の驢馬さんの感想 · 2019年3月6日]

かなり小さな頃に読んだのですが、表題作よりも同時収録の短編『朱雀の紋章』が強烈に印象に残っており、未だに忘れられません。読んでから何十年も経っているというのに場面や台詞の幾つかを今でもはっきりと思い出せます。この著者の作品を全て読んだわけではありませんが、代表作の『スケバン刑事』を遙かに凌ぐ傑作だと思います。他には再録されていないようなのですが、倫理的な問題で難しいのでしょうか。

[mari-rinaさんの感想 · 2013年5月15日]

同時収録作品
朱雀の紋章

[楊業さんの感想 · 2025年2月25日]

読了

著者プロフィール

1950年4月19日生まれ、広島県呉市出身。
71年、東海大学在学時に「別冊マーガレット」8月号の〈まんがスクール投稿作〉で第39回金賞受賞。同年、同誌9月号に『パパ!』を発表してデビューする。以後「別冊マーガレット」でサスペンス作品を中心に少女マンガを数多く発表。76年より、「花とゆめ」で7年間にわたり連載された『スケバン刑事』は、テレビドラマや映画となってブームを巻き起こす。さらに「超少女明日香」や「あさぎ色の伝説」などのシリーズ作品、巨編ファンタジー『ピグマリオ』などを発表。少女マンガに、大胆なアクション描写と重厚なストーリーを導入し、その裾野を広げている。2011年7月5日逝去、享年61歳。「ミステリーボニータ」で連載中の『傀儡師リン』が遺作となった。そのほか「忍者飛翔」のシリーズや『怪盗アマリリス』、『少女鮫』など多数の代表作がある。

「2022年 『和田慎二ARTWORKS』 で使われていた紹介文から引用しています。」