- 本 ・マンガ (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088513980
感想・レビュー・書評
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<メモ>
09年11月ブクログ企画『秋にぴったりなちょっと切ないおすすめ本・漫画』にて、私が1番紹介したいのはこちらです。
このMIND ASSASSINシリーズはもちろんのこと、かずはじめ先生の作品には『切なく優しい物語』が沢山あります。その中で特にオススメなのが単行本4巻(文庫本2巻)に収録されている『#28 夏のひと』です。
※以下、ネタバレあり。
この話は主人公・奥森かずいの過去エピソードになります。出来れば1巻からの本編を知った後に読んで頂きたいです。
ここでは、かずいが恋をした年上の女性・夕夏里(ゆかり)との出会いと別れが描かれています。不幸な巡り合わせで最悪の結末を迎えようとしている夕夏里に、かずいは自分の持つ特殊な能力<精神と記憶を破壊する力>で幸せをもたらします。
2人の行動はとても最良の選択だとは思えません。ですが、別れの瞬間にかずいが言った台詞「それでもボクは…あなたが好きでした…」と、現在の2人が浮かべる微笑みを見れば、この作品がとても切なく優しい物語だということが伝わると思います。
また、同じ4巻(文庫本3巻)に収録されている『#31 異国の雪降る町』もオススメです。ある意味で『夏のひと』の対極に位置する話かも。秋野(あきの)ちゃんの芯の強さが私は大好きです♪
以上、ここまで読んで下さって有難うございました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
週刊連載終了後発表された短編を4本収録。<br>夏のひとでは虎弥太が生意気な頃が見れます。(殴)<br>夏のひと、異国の雪降る町ではかずいさんがとてもセンチメンタルです。<br>少年の幸せに出てくる山口周くんは、もう。<br>追い詰められていく彼が愛しくてたまらないのは、<br>俺が真性の変態だからかもしれません。ごめんなさい。(死)
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若かりしころのかずい登場。短い髪もいいねー。
「少年の幸せ」という話が好きです。中学生のときに読んだからかなー。 -
春、桜を見るとこの本を思い出す。たぶんこの巻に載ってたと思うけど、ストーカーの話があるんですね。そのなかに桜の木が何回か出てくるのですが、おはなしのラストで、虎弥太が桜の木の下で、「桜の木の下で、こうやって目を細めてると、あったかい雪の中にいるみたいだよ」っていう台詞があるんですね。(って書いてますがうろ覚えなので間違えてるかもです。。。)今年、ナゼかふとそれを思い出して、私も目を細めてみました。いや、あったかかった。その日は快晴で、たしかにあったかかったけど、気分的にもあったかくて。そんなあったかい気持ちをわけてくれるこの本、私はとても好きなのです。
かずはじめの作品





