プレイボール (22) (ジャンプC)

  • 集英社 (1992年3月1日発売)
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本 ・マンガ / ISBN・EAN: 9784088527727

感想・レビュー・書評

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  •  高校に入学した谷口が主人公で野球をしていないことに驚いたのだけど、中学時代の激闘で指が曲がったままになっていた。しかも医者にも行っておらず、70年代当時の医療体制などが偲ばれる。谷口の自宅は屋根が板張りで、石を重しとして置いている。『ど根性ガエル』のヒロシの家もそんなだった。漫画的な貧困家庭の家なのか、実際にそんな家があったのか不明だ。当時の記憶では新潟にはそんな家は存在していない。東京にはあったのだろうか。

     谷口の同級生が、谷口を心底恐れておびえているのが面白い。実際、谷口の存在により墨田高校がどんどん強くなっていくのがとても気持ちがいい。

     丸井が唐突に墨田高校にいて、練習時間を短縮して勉強していて、強豪校ととの練習試合をしたと思ったら終わってしまった。間違って19巻と20巻を読む前に21巻と22巻を読んでしまっていた。歯切れの悪さはあるのだけど、日常に根差した雰囲気で終わりを迎えて今もどこかでシニア世代になった谷口や丸井、五十嵐が草野球をしているような気持ちになる。

     

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著者プロフィール

1943年生まれ。『サブとチビ』(なかよし)でデビュー。『キャプテン』(月刊少年ジャンプ)、『プレイボール』(週刊少年ジャンプ)で第22回小学館漫画賞を受賞。野球マンガの新境地を開いた。1984年没。

「2021年 『キャプテン めざせ夢の甲子園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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