花岡ちゃんの夏休み (りぼんマスコットC)

清原なつの

• 集英社 (1981年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sadaharu373さんの感想 · 2013年9月16日]

恋愛に振り回される女を軽蔑し勉強にいそしむ花岡ちゃん。
ある日出会った、法学部の変人・蓑島さんの知性に惹かれ、話をしに会いに行っていたのだと思っていたのに、何か変な感情に振り回される彼女は・・・それならばいっそ・・・と。

こういうシニカルな女の子描かせたらうまいな～(*^▽^*)。
今の少女マンガではこういう女の子は登場しない・・・気がするけど、私が子供の頃は、何のために大人になるのかとか、何のために恋するのかとか、本気で考えるヒロインがいたんだよねぇ(#^.^#)。

最後に収録されている「グッド・バイバイ」は清原先生には珍しく”死"を扱っていて新鮮でした。

「早春物語」「アップルグリーンのカラーインクで」「青葉若葉のにおう中」「グッド・バイバイ」収録。

[satch uminoさんの感想 · 2005年6月8日]

わたしが定義したい「少女まんが」っていやぁこれなんです。小学生でこれ読んじゃうと、もうアレですよ。そういう人になっちゃいます。
もちろん、これから初めて読んでも遅くないんですが。
きっちり復刊してもらいたいね。