飛鳥昔語り (りぼんマスコットコミックス 181 清原なつの傑作集 2)

  • 集英社 (1980年7月20日発売)
4.17
  • (3)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784088531816

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大化の改新の時代に散って行った悲劇の皇子・有馬皇子が主人公です。
    中大兄とは従兄弟に当たるこの皇子、やはり粛清の対象になり蘇我赤兄の罠にかかり処刑される。
    私はこの皇子様好きです。
    一度は気のふれたふりをしながらも立ち上がろうとする・・・そこには様々な葛藤があったろうなぁ・・・と。
    この本ではライトタッチに描かれていますが、中大兄皇子の大局を見るあまり庶民を見ぬ政策についても触れていたり、作者の歴史への造詣の深さがうかがえます。
    しかし・・・ラストがああなるとは・・・さすが理系漫画家!
    驚きでした(*^▽^*)。

    そしてもう一つ書いておきたいのが、同収の「チゴイネルワイゼン」という作品。
    りぼん新人漫画賞の佳作を取った作品なのですが、漫画賞に応募する作品で、好きな漫画を描くことと商業漫画を描くことの苦悩を描いてたりするところが、感心してしまいました。
    やっぱり清原先生はただものではないなぁ。

  • 表題の作品は、まさに珠玉の単品。三十年以上を経て尚、一番大切な作品。

全3件中 1 - 3件を表示

清原なつのの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×