hisakosatoさんの感想
2016年12月12日
これは、りぼんの別冊付録として発表された作品だったかと思います。小学生の時にこの付録を手に入れて持っていた記憶があります。田渕先生は主人公が大学生設定が多いのですが、りぼんはやはり小学生ターゲットですから、キャラクターの年齢が大学生で比較的高めになっているところ、悲恋という恋の結末。少し読んでいる側も背伸びしている気がしたものです。 内容も両親の事故死からはじまり、恋人との出会い。順調な交際に見えていたけど…結局溝は埋められず…という流れ。見ていて切なかったなあ。早稲田出身の田渕先生らしく、大学生活がきれい描かれているところもいいですね。また読みたくなりました。
1954年生まれ。高校時代に『りぼんコミック』で漫画家デビュー。早稲田大学文学部卒業。1970年代から1985年頃まで『りぼん』の看板作家として活躍。「おとめちっく」で一世を風靡した。 「2021年 『田渕由美子ベストセレクション すてきなボーイフレンド編』 で使われていた紹介文から引用しています。」